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【レポート】Dynabook & Intel presents 俯瞰で捉えて理解するサッカー脳の鍛え方 with 家長昭博

【レポート】Dynabook & Intel presents 俯瞰で捉えて理解するサッカー脳の鍛え方 with 家長昭博

元サッカー日本代表で、現在は川崎フロンターレで活躍する家長昭博選手が生出演。PC版サッカーノートを活用しながら、グラウンドを俯瞰的に見た時の選手の動き方を解説してくれました。ここではその一部と、子どもたちが訊ねた質問の解答をピックアップ!

【解説】2018明治安田生命J1リーグ 第30節「川崎フロンターレ vs ヴィッセル神戸」
流れるようなパスワークからのゴール

「18番(エウシーニョ選手)が20番(知念選手)に縦にボールを出したことで、相手のディフェンスラインが下がってスペース(丸囲み部分)ができたんです。そこにボールがきた時に僕(41番)がピックアップ。色々な選択肢はあったのですが、10番(大島選手)が走り出すのが見えて…」

「瞬時に僕は10 番にパス。相手の2番(那須選手)はそれが意外だったはずです。2番が慌てて寄せてきたものの、10番がワンツーで振り切って2番の背後からゴールを決めました」

家長昭博

日頃の練習が発揮できたゴール

前の選手にボールが渡ったら後ろの選手はスペースに出ていく、小さいスペースを見つけて動いていくという日々の練習が発揮でき、みんなの連携が高まって生まれたゴール。僕が瞬時にベストな判断ができたのは、日頃から考えながら練習しているからです。サッカーは判断がむずかしいからこそ、いつどうするかを考えながらプレーすることが大事です。

【解説】2018明治安田生命J1リーグ 第30節「川崎フロンターレ vs ヴィッセル神戸」
空いたスペースで縦パスを受けてからのゴール

「試合中にこのスペース(丸囲み部分)がよく空くことがあり、ここでボールをもらえたらチャンスになるんですね。僕(41番)がこのあたりで待っていたら、14番(中村選手)からすごくいい縦パスがきたので、前を向いたんです」

「僕がボールを運び、この状況になった時、左にいた37番(齋藤選手)へパス。37番は得意なドリブルでゴールを決めてくれました」

家長昭博

選択肢がある時は選手の特長で判断

人数的に足りている状況になった時に考えるのは、各選手がどういう特長を持っているかということ。37番(齋藤選手) は、ドリブルが好きで得意なので、少しでも早くボールを渡したほうがプレーしやすいだろうと思って瞬時にパスしました。

【解説】2022明治安田生命J1リーグ 第21節 「川崎フロンターレ vs ガンバ大阪」
サイドのスペースに展開してからのゴール

「ディフェンスラインとGK の間を動くことで得点につながりやすいので、僕はこのエリア(丸囲み部分)へ走り込みました」

「その間、15番(佐々木選手)から23番(マルシーニョ選手)、そして14番(脇坂選手)にボールが渡りゴールへ。僕はボールに触っていないのですが、スペースを作るために動いたことで得点につながりました」

家長昭博

ボールを持たなくても、考えながら動くことが大事

ゴールを生み出すためには、ボールを持っていない時の動きこそ大事です。チームでは試合後、動画やPC版サッカーノートのような形で動きを振り返っています。パソコンを活用してプレーを確認するとわかりやすいので、僕が子どもの頃にもPC 版サッカーノートがあったらよかったなとつくづくと思いますね。

子どもたちが知りたい! 10問10答

Q1. 試合中、どのタイミングで周りを見ていますか?

A. 基本的にずっと見ています

自分にボールがきそうなタイミング以外は、チームメイトの動きやグラウンドのどこが空いているかなどを常に観察しています。

Q2.きれいなトラップをするコツは?

A. 力を抜いてボールを受け止めること

トラップをする時は体の力を抜いて落ち着いて受け止めることが1番大事。僕もたくさん練習をしました。

Q3.どうしたら体幹が強くなりますか?

A. 倒されないことにこだわってプレーしよう

僕自身、小学生の頃から相手に倒されないことにこだわってプレーしていたのが積み重なって体幹が強くなったように感じています。大きい相手でも「倒されない」「負けたくない」というマインドを持つことも大切。

Q4.どうしたらサッカーが上手くなりますか?

A.1人でボールを蹴って遊ぼう

1人で遊んでいると面白くないので工夫するようになるんです。だから、1人でボールを蹴って遊ぶことが大事。僕は小学生の頃、よく1人で公園に行き、壁に向かってボールを蹴って遊んでいました。

Q5.サイドで活躍するにはどうすればいいですか?

A. 得意なプレーを発揮しよう

サイドは試合に影響をもたらす重要なポジション。得意なプレーをたくさん出せるようになると、チームにも貢献できますよ!

Q6.サッカー以外のスポーツはしていました?

A.水泳とラグビー

小学生の時は水泳を、中学校の部活はラグビー部でした。遊びの中で、野球など色々なスポーツをすることも多かったですね。

Q7.学生時代、食生活で気をつけていたことは?

A. 野菜をたくさん食べていました!

祖母が農家だったこともあり、子どもの頃から野菜をたくさん食べることや残さず食べることが当たり前でした。体が丈夫なのも、そうした食生活のおかげだと思います。

Q8.試合中に平常心を保つコツは?

A.勝つためには何が必要なのかを考える

試合中に自分のプレーや相手のことを考え出すと感情的になりやすいもの。最終的にチームが試合に勝つためには何をすればいいのかに重きを置いて考えていると冷静になれると思います。

Q9.足元の技術を高める効果的な練習は?

A. 1番ボールが触れそうなポジションに立つ

どんな練習をする時も、常に他の選手よりもたくさんボールが触れるポジションに立つことが大事です。

Q10.ロングキックが上手くなるには?

A. たくさん蹴って体に覚えさす

ロングキックは体に染み込ませるための練習量が大事。多く蹴れば蹴るほど体が覚えて上手くなりますよ。

一番影響を受けたのは本田圭佑

彼(本田圭佑さん)とは中学の3年間、ガンバ大阪ジュニアユースで一緒だったんです。無邪気にサッカーを楽しむ中でも、彼はしっかり自分の考え方を持ち、夢に向かって突き進んでいくタイプ。向上心の塊のような選手が横にいることで、すごく影響を受けました。互いにプロになり、彼が活躍していく姿も刺激になりましたね。

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