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【レポート】俯瞰で捉えて理解する“サッカー脳”の鍛え方 with 相馬勇紀選手

【レポート】俯瞰で捉えて理解する“サッカー脳”の鍛え方 with 相馬勇紀選手

2月に開催した第6回サカママオンラインフェスタ。今年からポルトガルでプレーする相馬勇紀選手が生出演し、パソコンを活用しながらグラウンドを俯瞰で見た時の選手の動き方を解説してくれました。ここでは、相馬選手のトークと解説の一部をピックアップ!

オンラインイベントでは相馬勇紀選手がZoomで生出演
オンラインイベントでは相馬勇紀選手がZoomで生出演

高校3年生の時に、日本一になったことで自信がついた!

「サッカーを始めたのは幼稚園の頃。友達に誘われて三菱養和調布サッカースクールに入り、三菱養和のJrユース、ユースへと進みました。一番思い出に残っているのは、高校3年生の時に、日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会で優勝したことです。この大会で街クラブが優勝したのは31年ぶりだったので偉業を成し遂げられたかなと(笑)。日本一になったことは自信になりましたし、プロを意識するきっかけの一つになりました」

頭を使ってプレーすることが、重要だと実感

「僕が子どもの頃は、それほどサッカーで頭を使うことは意識していなかったですし、脳のトレーニングのような環境もなかったんです。でも、大人になってから頭を使ってプレーすることが一番大切だと実感しています。試合の中では、すべて考えながらプレーしているので、俯瞰で捉えて理解することは必要です。子どもたちは、俯瞰で捉えるためにJリーグの試合や自分たちの試合など、上空から撮った映像を見て学ぶといいと思います。ただ、ピッチに立つと視点が変わるので、それをイメージしながら見ることが大事です」

頭で考えながらプレーするのが、"感覚"になるためには振り返りが大切

「試合を繰り返す中で自分の得意な動きがわかってくると、試合中はそこまで考えなくても、感覚で動けるようになっていきます。頭で考えながらプレーするのが感覚になっていくためには、プレーの振り返りも大切です。その時に、パソコンを活用して戦術を振り返ると、より理解できると思います。映像を見ただけだと、その時は覚えていても忘れてしまうこともありますからね。自分のプレーの成功体験や失敗体験を、PC サッカーノート(パソコンを使ってサッカーノートをつける)のようなものに記しておけば、それがリンクした時に知識として入ってくると思います

頭で考えながらプレーするのが、感覚になるためには振り返りが大切

ポルトガルリーグで活躍し、次のステージを目指したい

「ポルトガルリーグを選んだ理由は、個人で戦うリーグなので、自分が優れるほど活躍でき、次のステージにも進めると思ったからです。ポルトガルリーグの中には、より強いチームもあるので、そういったチームでプレーできたら幸せなことですし、ここからさらにステップアップしていきたいですね」

諦めない気持ちを持ち続けていれば、誰もがプロになれる可能性がある!

「僕は小学生や中学生の頃は選抜にほとんど選ばれず、周囲からもプロサッカー選手になるとは思われていなかったんです。でも、諦めない強い気持ちをずっと持ち続けてプロになれました。だから、子どもたちは誰もがプロになる可能性があると思います。毎日の生活を楽しみながら、サッカーを頑張ってください!」

選手の動き方をパソコンを活用しながら解説してくれました!

2022年8月14日 Jリーグ25節サガン鳥栖 vs 名古屋グランパス

2022年8月14日 Jリーグ25節 サガン鳥栖vs名古屋グランパス

「相手のディフェンダーのラインがかなり高いので、42番の選手の背後を取るための駆け引きをしています。僕は丸山選手からパスをもらえる状況だったこともあり、わざと体を後ろに(丸山選手の方に)向けていました。42番の選手は僕が足元でボールを受けて、背後には走らないと思っていると予測して、ボールが出る瞬間に一気に体の向きを変えて裏に走り、背後のスペースを奪い取ることができてビッグチャンスになりました(丸山選手が裏に蹴ってくれることもわかっていました)」

advice体の向きを意識する

試合中は、どれだけ相手と駆け引きをして騙せるかが大切。体の向きで騙すことができたら、相手の動きは絶対に遅れるので、もし相手より足が遅かったとしても補えると思います。

体の向きを意識する

22022年11月17日 国際親善試合日本 vs カナダ

22022年11月17日 国際親善試合 日本vsカナダ

「柴崎選手と南野選手がパス交換をしている時に、僕が背後に走ってゴールを決めたシーンです。まず、僕をマークしていた 3番の選手が「4番の選手に任すべきか、それとも、自分がマークしなければいけないか」と迷う場所を狙ったのが1つ目のポイント。もう1つは、僕をマークしている選手ではなく、その内側の4番の選手の背後を取ることを意識したこと。というのも左サイドにボールがある(プレーしている)時、4番の選手は左に体も意識も向いているので、ボールを持った瞬間のタイミングは、右サイドにいる僕とボールを同時には見れないわけです。だから、4番の選手が柴崎選手を見た瞬間に走り出し、結果、背後に抜けてワンタッチでゴールを決めました」

advice相手選手の視覚から消える部分を狙う

自分がマークされている選手ではなく、味方選手をマークしている他の選手の背後(視覚から消える部分)を狙うこともサッカーでは大切です。

相手選手の視覚から消える部分を狙う

2022年7月27日 EAFF E-1サッカー選手権日本 vs 韓国

2022年7月27日EAFF E-1サッカー選手権日本vs韓国

 

「水沼選手と小池選手がパス交換を繰り返していたので、選手の意識は右サイドにいっています。その間に僕は、15番の選手と駆け引きをしているんです。そして、藤田選手にパスが入った瞬間、体の向きでボールが出てくると思ったので、15番の選手の後ろ側に下がって相手の視野から消えるように走りました。また、右サイドでボールを持っている時、左サイドの選手はボールと僕を同時に見ることができないことも、シュートを決めることができた要因です」

 

advice左右の理論を知っておこう

右サイドでプレーしている時、左サイドにいる選手は体も意識も右側に向いています。そのため対角のパスが出るタイミングの時は、ボールと相手を同時に見ることはできないので、相手の背後(裏)を狙うことを意識しよう。

左右の理論を知っておこう

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