卒団式ができなかった選手、チーム、サカママへ Jリーガーからのメッセージ
卒団式はサッカーを頑張ってきた子どもたちの一つの節目。でも、今年は残念ながら卒団式ができなかったチームも多いのではないでしょうか。そんな選手やチーム、そしてサカママにむけて現役選手たちがメッセージを送ってくれました!
[ガンバ大阪]
宇佐美貴史 選手
[名古屋グランパス]
相馬勇紀 選手
[サガン鳥栖]
原川 力 選手
[横浜F・マリノス]
仲川輝人 選手
[ベガルタ仙台]
道渕諒平 選手
[横浜FC]
斉藤光毅 選手
[湘南ベルマーレ]
齊藤未月 選手
[清水エスパルス]
竹内 涼 選手
卒団式はできなかったけど選手たちに伝えたかったこと
リスペクトの気持ちを忘れないで欲しい
今までサッカーをできたこと、これからもサッカーをできることは、協力してくれる両親、コーチ、サポートしてくれる方々がいるからこそです。中学生でもサッカーを続けるという選手が本当に多くてとても嬉しく、サッカーの楽しさを伝えることができた証だと思っています。コーチもサッカーを続けるのでいつか一緒にプレーしましょう!(足立智央さん)
鑓水サッカークラブ(東京都)
中学生になっても仲間です!
宮澤ミシェルさんに来ていただいた後の試合で初優勝した時の選手たちの嬉しそうな顔が、今でも焼き付いています。高学年になり、自分だけではなく、仲間の活躍や連携を考えたプレーも増え、仲間との勝利を意識する様に。全てが終息した後に、後輩達の元へボールを持って来てください。また一緒に楽しくサッカーしましょう(山口康世さん)。
若松エルフSC(千葉県)
明るい子どもたちに成長
試合では勝てない時期もありましたが、どんなときも最高の笑顔で頑張ったと思います。一生懸命指導してくれた監督やコーチ、いつも笑顔の元気なママ・パパたち、かわいい兄弟たちの応援……たくさんの人に支えられて卒部を迎えられたのです。この感謝を忘れず、これからの人生も笑顔で楽しく生きてください(保科裕子さん)。
美和台ジュニアサッカークラブ(福岡県)
これからも人との出会いを大切に
個が強かった子どもたちが、学年が上がるにつれてチーム力を強めていきました。サッカーは、一人ではできないことを学んだと思います。子どもたちのおかげで、親同士も仲良くなり、一緒に泣いたり笑ったりできました。たくさんのサポートがあって活動できていたこと、学んできたことを忘れず、これからも頑張ってほしいです(髙柳純子さん)。
江東フレンドリーSC(東京都)
元サッカー日本代表 名波 浩さんから中学年代になる選手&サカママへアドバイス!
選手も親御もオンザピッチの環境が変わることを理解すること
まずはご卒団おめでとうございます。勝利、自分自身のスキルアップ、そして仲間のために日々過ごせたでしょうか。中学年代は、ボールサイズが4号球から5号球に変わり、ピッチのサイズも大きくなります。そして8人制から11人制に変化する、本当のサッカーを感じる入り口です。いかに早く11人制を理解し、自分の特徴を出すかがポイントです。また、ボールスピードも明らかに速くなっていく中で、自分で考えながらプレーしていくことも大事になります。親御さんは先にあげたようなオンザピッチの環境が変わることをまずは理解することです。子どもたちは、これまでの楽しかったサッカーから、少しずつ組織化されたサッカーを覚えていきます。だからこそ決して「小学生の頃はできてたのに」とは言わないことです。「ポジションにこだわるのではなく、自分の特徴を出せばいいよ」――そんな抽象的なアドバイスでいいのです。