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【笑顔と涙の卒団式】東京BIGスポーツJr FCの卒団式をレポート!

【笑顔と涙の卒団式】東京BIGスポーツJr FCの卒団式をレポート!

3月といえば「卒業」のシーズン。そして、サカママ&サッカージュニアにとっては「卒団」のシーズンでもあります。
サカママWEBでは2年ぶりになる卒団式特集を全2回でお届け。第2回の今回は、先日お子さんが卒団を迎えた、サカママサポーターの猪又さんに卒団式の模様をレポートしてもらいます!

★今回協力してくれたサポーターはこちら

 

猪又さん
東京都在住の中3・小6・小3サッカー兄弟のママ。小学6年生の次男が卒団を迎えました。

今回レポートするのは、東京BIGスポーツJr FCの卒団式

 

今回レポートをお届けするチームは、東京都調布市のサッカークラブ「東京BIGスポーツJr FC」。「サッカーを通じて健全な身体、豊かな心を育んだ子どもたちの育成に貢献する」という理念のもと、1985年から活動しています。猪又さんのお子さんは、幼稚園の年少からお世話になったとのこと。

今年の卒団式は、3月20日(日)に狛江市民グラウンドで開催。選手、保護者、チーム関係者が集い、笑顔と涙の溢れる一日となったようです。では、早速その模様を猪又さんのレポートで見ていきましょう!

卒団式の前に「6年生お別れサッカー」を開催

 

例年お別れサッカーはグラウンド、卒団式はその後会場を変えてという形でしたが、今年はコロナ禍でもあり、またまん延防止措置期間中でもあったことから、卒団式もグラウンドで規模を縮小して行いました。
当日は天気にも恵まれ、卒団生は事前にチームから贈られた卒業記念の白のプラクティスシャツを着て参加。保護者も子どもたちのチームでの最後の雄姿を見ようとたくさん応援に来ました。

見どころ満載!6年生vs各学年

3面に分かれて同時に行われた6年生vs各学年の試合は、どの試合を見ようか悩んでしまうほどどれも見どころ満載!
対戦する学年が低くなるごとにハンディが多く、1年生10人vs 6年生2人(笑)など、人数やゴールの大きさ、審判も工夫を凝らしていただき、みんなで楽しめる試合になりました。

 
6年生がガリバーの様に小さな子たちに四苦八苦をしている姿は観客の笑いを誘いました。

また兄弟姉妹も多く所属するチームのため、異学年の兄弟対決は大盛り上がり。コーチの掛け声もユーモアに溢れ、普段見ることのできない場面に多くの歓声が上がりました。

 
兄弟対決では兄をマークする弟、弟を振り切る兄なんてシーンも。

真剣勝負の6年生vs5年生!

 

最後はガチの6年生vs5年生。コーチも本番さながらに審判の服に着替えて下さいました。

 
6年生最後の円陣!

4年生以下の在団生はずらっと並んで座って先輩の最後のプレーを見守ります。

 
先輩のプレーを見守る在団生。真剣勝負に見てるこちらもドキドキ。

両者なかなか譲らない試合が続いていましたが、結果は2-0で6年生の勝利。6年生、面目を保ちました。5年生も6年生も本当に楽しそうにプレーをしていたのが印象的でした。

 

6年生から一言&キャプテンマーク引き継ぎ

 

お別れサッカーの後は各学年グラウンドに整列をして、キャプテンと次期キャプテンが向かい合うように立ち、キャプテンから在団生に向けて挨拶、その後キャプテンマークの引き継ぎを行いました。大勢の人の前で緊張したようですが、堂々と挨拶をした姿はさすがです。

 
キャプテンによる挨拶。堂々して立派な姿が見られました。
 
キャプテンマークを次期キャプテンの腕に巻いた時は大きな拍手がわきました。

その後、在団生からプレゼントが卒団生に渡され、5年生以下はここで解散となりました。

卒団式は卒団生、保護者、コーチ達と

 

卒団式は卒団生と保護者、コーチ達のみでささやかに開催されました。保護者が進行表や担当などある程度用意はしましたが、卒団生主導の下でチームやコーチの皆さんにお礼を伝える会となりました。

 

卒団生とコーチやお世話になった方が向かい合うように並び、まずチームの代表の挨拶をいただいた後に卒団生からチームに記念品を贈呈。

 
卒団生からチームへは簡易ゴールが贈られました。

次に、コーチ達に花束を贈呈した後、コーチ一人一人からメッセージをいただきました。長い人で9年間お世話になったコーチの言葉はどれも重く胸に響くものでしたし、またコーチが途中言葉を詰まらせて涙を見せた時には、周りの保護者ももらい泣きをしていました。

 
涙するコーチには保護者ももらい泣き…。

その後、保護者から卒団生へのプレゼントとして、背番号とチーム名入りキーホルダーを贈呈。ユニフォームを忠実に再現したキーホルダーに選手たちも大喜び!

 
こちらがそのキーホルダー。

全員で記念写真を撮った後は、時間もおしていたので一旦グラウンドの外に移動し、そこでコーチ作成の動画を鑑賞しました。モニターの前にぐるっと囲むように座り、コーチならではの視点の動画を楽しみました。

 

最後は9年間かけて取得したトロフィーや賞状の配布です。チームの方で事前にアンケートをとり、被ったらじゃんけんや在チーム歴などで誰がどれをもらうか決めました。

 

1人2~4個くらい受け取ったのではないでしょうか。それでもコロナの影響でたくさんの試合が中止になり、本来だったらもっと多かっただろうとコーチがおっしゃっていました。その後、挨拶をしてつきない名残を惜しみながらの解散となりました。

 
お別れサッカーと卒団式で盛り沢山の一日でした。
 

徹夜で作成した保護者作成動画には「感動した!」の声

例年、卒団式で上映している保護者作成動画ですが、今年は縮小開催ということもあり、後日配信して各自自宅で鑑賞という形になりました。

実は今年の動画は主人が作成。数週間ほぼ徹夜をして作成した3本立ての大作(本編、選手紹介編、ボツ編)でした。昨年秋からチームの保護者に呼びかけて動画や写真を共有ボックスに保存してもらい、年明けから制作と時間は充分確保…したはずでしたが、9年分の思い出の写真や動画は膨大で選ぶのが難しく、また全員を均等に網羅するのが大変でした。

 
たくさんの写真と共に9年間の日々が思い出されます。
 
ムービー後半はエンドロール風の編集。

本来なら皆で集まって一緒に鑑賞して、笑いや涙を共有したかったのですが、動画を見た保護者やコーチから次々と「感動した!」「何度も見て泣きました」という声をたくさんいただき、きっと主人も寝不足の日々が報われたかと思います(笑)。

 

卒団式、ジュニア年代を終えて思うことは?

レポートいかがでしたでしょうか? 写真も盛りだくさんで、当日の楽しく、温かい雰囲気が伝わる内容だったかと思います。長いジュニア年代を終え、お子さんが次のステップと上がる猪又さんに、卒団式で印象に残っていることとジュニア年代を終えて思うことを聞いてみました。

卒団式で一番印象に残っていることは?

シンプルにグラウンドにいる全員がこの時間を楽しみたいという思いが伝わってきたハートフルなお別れサッカーと卒団式で、卒団生全員のやり切った感のある笑顔が一番印象的でした。できることならばこのままずっと一緒にいたいとみんなが思っていたと思います。終始笑顔で(そして時々涙で)過ごすことができました。

ジュニア年代の活動を終えて思うことを教えてください!

 

習い事の域だった幼稚園時代から、だんだんと本格的になり、正直こちらがついていけない時期がありました。毎週末の試合に送迎、お弁当作り、他の兄弟への負担など、ポジティブに考えられず、またそれを当然の様に思っていた次男と何度も衝突しました。

けれどもコロナ禍になり、試合も練習も中止、毎日のように会っていた大好きな仲間と会えなくなり、当たり前だと思っていたことが当たり前ではなかったと気づいた時、次男と私も考え方が変わったと思います。今ある環境で今しかできないことを感謝しようと意識が変わってから、私も応援するのが楽しくなり、また次男も(たまに笑)感謝の言葉を口にするようになりました。

また、ジュニア時代は手がかかる分、親の関わりも多く、保護者の皆さんと助け合いながらでなければ乗り越えられませんでした。 送迎や差し入れ、またコロナ後応援人数に制限があった時は、試合に行った保護者がライブ配信をする等、年月が経つにつれて自然に分担しながら、雨の日も風の日も一緒に応援してきました。かけがえのない仲間ですし、チームの子たちはみんな自分の子どものようでした。毎週末グラウンドに行けば会っていたのに、もう会えないなんてまだまだ信じられない気持ちです。

 
保護者作成のピアス。保護者の方々とサポートに奮闘した日々も思い出の一つ。

気がつけば、次男のサッカーがこんなに自分の中を大きく占めていて、それが今次のステップに踏み出そうとしていること。まだBIGロスで気持ちの整理がつかないな…と思っている矢先、「明日って練習あるんだっけ?」と卒団した次の日に次男(笑)。家族全員に「昨日卒団しただろ~!」と突っ込まれていましたが、卒団したくないのは私だけではないのだなぁ、とちょっと安心しました。とても幸せなジュニア時代の9年間、母子共に成長させていただき、今は感謝しかありません

 
長いジュニア年代。一緒にサッカーに励んだ日々は忘れない思い出になります。​​​​​

卒団式は子どもにとっても、親にとっても特別なもの

全2回でお届けした卒団式特集、他のチームの卒団式の模様や卒団式に参加したママたちの感想からは、卒団式が子どもだけではなく、親にとっても特別なものであることが伝わったのではないでしょうか。

特にジュニア年代は他の年代に比べて期間も長く、親のサポートがまだ多く必要な年代です。日々の送迎やお弁当作りなど、様々なサポートもこの年代だからこそ。頭を悩ませることもあるかもしれませんが、今しかないこの時間を楽しんでもらえればと思います。
そして、卒団式の感動はサッカーを続けたからこそ味わえるものでもあります。ここまでサッカーを続けたお子さんの頑張りも、ぜひ褒めてあげてくださいね。

卒団式特集第1回「卒団式、何やってる?気になるあれこれをサカママに聞いてみた!」

2年ぶりになる卒団式特集を全2回でお届けしました。第1回では、卒団式に参加したことがあるサカママサポーターにお話を伺って、卒団式の気になるあれこれを聞いて、まとめていますので、合わせてチェックしてくださいね。

卒団式、何やってる?気になるあれこれをサカママに聞いてみた!
卒団式特集第1回はこちら