スポーツから学ぶ、社会で役立つチカラ!VOL.5
「スポーツ×教育」の観点から、育成、教育、マネジメントに関わるあらゆる大人たちに向け発信している「SPODUCATION」(https://spoducation.jp)。サッカー選手をはじめとしたアスリート、指導者、有識者たちによるセミナーを毎月オンラインで開催しています。連載「スポーツから学ぶ、社会で役立つチカラ!」では、過去の対談の中からサッカーキッズを育てるサカママに向け、厳選してダイジェストでお届けします!
名波 浩×福田正博×大山加奈「見守ってあげる」ことが子の選択肢を生む
日本を代表するプロスポーツ選手として活躍した3人の鼎談から、スポーツを通した子育てに活かしたいヒントを読み解きます。(※2020年9月に収録)
名波 浩(ななみ ひろし)
1972年、静岡県生まれ。サッカー元日本代表MF。フランスW杯で10番を背負うなど、長らく日本代表を支えた。現在は日本代表のコーチを務める。
福田 正博(ふくだ まさひろ)
1966年、神奈川県生まれ。日本人初のJリーグ得点王に輝くなど、Jリーグ通算228試合で93得点をマーク。現在はサッカー解説者として、メディアで活動をしている。
大山 加奈(おおやま かな)
1984年、東京都生まれ。高校在学中の2001年に日本代表に初選出された。2010年に現役を引退し、現在はバレーボールの発展に力を注いでいる。
対談の一部をダイジェスト紹介!
福田 うちの親のすごいところは、何も口を出さなかったところです。両親はサッカーをしていなかったから、ああしろ、こうしろ……とは何も言われなかったですね。それが僕の性格的にはよく合っていたんだと思います。
名波 福田さんご自身は娘さんがいらっしゃいますよね。
福田 一回だけ長女がテニスをやっていた時に観戦に行ったんです。気になったところを指摘したら、あんまりいい顔をしなくって。そこから、子どものスポーツを見に行っても、一切何も言わないって決めたんです。「(そのスポーツを)嫌いになったらいけない」と思って。
名波 長男がサッカーをやっているのですが、深いことは言いません。「もっとボールに関われ」「奪われたら奪い返せ」「ずっと声を出し続けろ」、この3つを小学生の頃からずっと言ってるだけです。
大山 私がバレーボールを続けてこられたのは、妹がいたからなんです。妹が先に試合に出るようになったのを見て「お姉ちゃんとしてしっかりしなきゃ。負けちゃダメだ」という思いが刺激になって。怪我で苦しんでいたときも、両親や妹などに相談したことで「何のためにバレーボールをしているのか」を思い出して、心が軽くなりました。
福田 親のスタンスとしては「何も言わない」というのが一つなんじゃないですかね。「見守っていてあげる」ことで安心感を与えるというか。親が忍耐強く見ていてあげることが大切だと思います。なんでも声をかけてあげることが全てじゃないと僕は思います。
大山 私の両親も何も言わなかったです。バレーに関して一切口に出さなかったですね。
明日から実践したい! 名言PICKS
●子どものスポーツを見に行っても、一切何も言わないと決めた(福田)
●親のスタンスは、子どもを見守って安心感を与えること(福田)
●子どもになんでも声をかけてあげることが全てじゃない(福田)
●長男がサッカーをやっているけれど、深いことは言わない(名波)
●競技を続けるか迷っていたときに、受け入れてくれる人がいたことで心が軽くなった(大山)
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