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サッカーについて詳しくないと、サカママ失格?

こんにちは。マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー/TCS認定コーチのNanaです。

小1から本格的にサッカーを始めた息子も、もうクラブを卒業する時期になってしまいました。長かったような、あっという間だったような…。特に最後の1年はコロナ禍で合宿もなく、最後の大会も今の時点では延期なのか中止なのかさえ分からない状況です。
その中でも、可能な範囲で子どもたちが楽しめるという視点で夏のイベントを企画してくれたり、自主練に付き合ってくれたり、とても良い監督・コーチや仲間たちに恵まれた6年間でした。(個人的には、最近はできていないママ飲みが楽しかったです。笑)

サカママならサッカーに詳しくないとダメ?

 

さて、息子のサッカー歴と共に私もサカママ歴6年ということになるのですが…。今日は思い切って、あることを書きたいと思います。

実は…サッカーのルールが全部理解できておりません!!

コーナーキックとゴールキックの違いは、なんとなく分かりますが…オフサイドはうまく説明する自信がありません。むしろ、子どもの頃に父とよくテレビで見ていた野球の方が詳しいかも…。サッカーを観るのが大好きなサカママさんには怒られてしまいそうですね。

「子どもが頑張っているんだから、母としてもサッカーについて知らなきゃ!」
「試合を一緒に振り返って詳しくアドバイスしてあげたい!」

こんな風に思うサカママさんも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「サッカーをする子どもを応援する母として、サッカーに詳しくないといけないのか?」というテーマをコーチングの視点から考えてみたいと思います。

「ママと子ども」の関係を「コーチとクライアント」で考えてみる

 

マザーズコーチングスクールの講座でお伝えしているコーチングは、ひとことで言うと「目標達成に向かう大切な人を応援するためのコミュニケーション技術」です。ママがお子さんにコーチング的な関わりをしながら応援できたら、お子さんは安心して頑張れそうだと思いませんか。

今回は「ママ」と「子ども」の関係を、サッカーを教えるコーチではなく、コーチングでいう「コーチ」と「クライアント(コーチングを受ける相手)」の関係で考えてみましょう。「サッカーのルールを知っていなくてはいけない」は、「コーチがクライアントの仕事内容を細かく把握できていないといけない」ということに近いといえるのではないでしょうか。

私たちマザーズティーチャーは、講座の開催のほか、コーチとしてのセッションも行っているのですが、自分が経験したことのない職業のクライアントさんをコーチングすることもあります。そんな時、クライアントの仕事内容をすべて把握していないとコーチングができないか…といえば、答えはNO。コーチングが最初に広まったアメリカでは、経営者の7割がコーチをつけているといわれていますが、そのコーチたちも経営者と同じような経験があるわけではありません。

それでもコーチングが成り立つのは、どうしてでしょうか? それは、すべての答えは本人の中にあり、会話をしていく中でその人自身の中にある答えを引き出し、目標達成に向けて進んでいくのがコーチングだからです。

少しかたい話になってきてしまいましたが、話題を「ママと子ども」の関係に戻してみましょう。ママ自身が仮にサッカーのルールを100%理解していなくても、お子さんへ適切な声がけをしたり、効果的な質問をすることによって、自分自身が考えることが増え、成長につながるのではないでしょうか。

例えば、「次の試合で何をがんばる?」と聞いた時に、知らないサッカー用語が出てきた時、「それはどういう状態のことなのかな?詳しく教えて!」とお子さん自身に説明してもらえば、お子さんのサッカーに対する理解度が上がるかもしれません。

ここでのポイントは、分からないから無関心ではなく、一緒に同じ方向を見ながら「ママも知りたいから今度教えてね!」というスタンスを示すことです。このスタンスがお子さんに安心感を与え、さらなる応援につながるのかなと思います。

大切なのは「子どもへの関心」を持つこと

「ママと子ども」=「コーチとクライアント」の関係とおいてみることで、サッカーのルールをこと細かく知らないといけないという思い込みを手放せるのではないかな?ということをお伝えしたくて、今回は少しコーチングに絡んだテーマにしてみました。

もちろん子どもは自分を見ていてほしいもの。「相手への関心の高さが、コミュニケーションの質の高さにつながる」といわれているように、関心は持ちつつも、「〇〇しなくてはいけない」という無意識な思い込みをふわっと自分の頭の外に出すことができたら、ママの頭の中も少しラクになるのではないでしょうか? 「サッカーへの関心」というよりも、「子どもへの関心」を意識してみるといった感じでしょうか。

「今までサッカーにはそれほど興味をもっていなかったけれど、最近子どもがやり始めて…」「新年度から何かスポーツをやらせてみたいけど、サッカーはよくわからないし…」というママへ、何かのヒントになれば幸いです。

*「とはいえ基本用語は押さえておきたい!」という方は、サカママのサイトに分かりやすい記事がたくさんあるのでこちらを読んでみてくださいね!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

WRITER PROFILE

Nana
Nana

マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー
トラストコーチングスクール認定コーチ

週末コーチをする夫、自然とサッカーを始めた中学生の息子、私もやる!と年少からボールを蹴り始めた娘の4人家族。サカママLIFE7年目を迎え、子どもたちを応援したい母親の一人として、コーチングを生かしつつどんな声がけができるか日々奮闘中。東京都在住、愛知県出身。

▶︎マザーズティーチャー有志による「おやこくらぶ」運営メンバー
▶︎個人Webサイト 寄り添い型コーチング・マーケティング講座

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