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中学生年代の新たなスタート

前回は今年中学2年生になる長男の小学年代~セレクションのお話を書かせていただきました。今回はその続きということで、中学、ジュニアユースチームでのこの1年について書いてみようと思います。

始まったジュニアユースサッカー生活

ジュニアユースでの練習が始まったのは、小学6年生の2月頃。中学が始まるより少し前にチームに合流しました。普段、チームでの練習は味の素スタジアム横の練習場で行っているのですが、時には木更津、八王子、茅ヶ崎、茨城など電車で片道1時間半から2時間ほどかかる距離の場所で練習、試合となることも。電車での移動は子どもから大人料金になったことで、交通費がグンと上がったことに驚きました(笑)。一方で保護者の方と協力しながらの車での送迎は、渋滞にハラハラしながらも初めて行く河川敷やグラウンドが毎回冒険のようで楽しいものです。

GWや夏休みも休み返上で練習、試合。しかもその予定がその週の半ばに届くのですから、予測もできないスケジュール…。送迎のサポートなどをする身としては大変な面もありますが、選手たちの個性の輝きや、逞しさ、見守る保護者の眼差しなど、練習毎、試合毎に感じられるのは嬉しいことです。

大変なのはサッカーだけではありません。学業両立、長男のチームでは成績の提出はもちろん、遅刻、忘れ物は厳禁。チームの約束事は多いですし、違反すると試合は1か月欠場で審判をしないといけません。厳しいようでもありますが、自主性が養われて逞しくなっていく姿を見ると、それも必要なことなのかなと思います。

ポジション争いを経て…

さて、ジュニアサッカー年代の可能性は無限大ですが、中学年代ではスタメンを握るのはほんの一握り。もちろん、少年団時代からA・Bチームとレベル分けされる経験はありましたが、楽しもう!という趣旨のもとあらゆるチャンスをもらえていたと思います。ですが、ジュニアユースのチームでは熾烈なポジション争いが…。

長男のポジションはFWなのですが、最初の頃はガッツ溢れるメンバーの巧みさや結果を残していく姿に圧倒されていました。試合に出られるならば…とCBへのコンバートを受け入れたものの、初めての守備には頭を悩ませることが多かったようです。必死に食らいついて、1年生のうちはBチームで公式戦に2試合ほど出場。手応えはなく、不完全燃焼だったはず。時々、「自分が公式戦に出ても、結果を残せないかもしれない」という言葉を漏らすこともありましたが、チャンスが与えられたときは献身的に守備をしていたと思います。

とはいえ、1年生から出場できないのであれば、中学のサッカー部で先輩・後輩という上下関係を学ぶ経験も成長の過程では大事だったのでは?と母心として思う瞬間も。さらに、平日の練習では帰宅時間が23時。勉強する時間もうまく取れず、成績も低空飛行のまま…。「部活に変更しようか?」と発破をかけたこともありました。

慣れないポジションや試合に出れない悔しさ、勉強との両立…と難しい状況だったかと思いますが、それでもジュニアユースのチームで奮闘するうちに、チームメイトとも次第に打ち解けプライベートな連絡もし合うようになりました。そして、コーチとも本音で話せるように。そうなってくると、練習も徐々に楽しくなっていくもの。「結果残さないとFWじゃなくてCBになっちゃうぞ!」とコーチからも背中を押してもらい、FWとしてゴールという結果を残せる試合も増えると、自然とコーチやチームメイトへの感謝ができるようになっていきました。

そんな変化が見られてきた中で迎えた「amigocup」。茨城県での開催ということで、泊まりがけの大会になりましたが、息子からのLINEはなく…。まあ便りがないのは元気の証拠!と思っていたころ、応援に行っていたお母さんたちから送られてきた写真が…。

 

「最優秀選手賞」。CBとして出場し、コーナーキックからヘディングシュートを決めたとのこと。まさかの出来事に、家族みんな「間違いじゃないの?」と総ツッコミを入れてしまいました。

爆発的な強さもスター性もないけれど、悔しさをバネに地道に努力し、仲間に感謝する。そして、棚ぼた的なラッキーだったのかもしれないけれど、しっかりと結果を掴むことができた。心身ともに逞しくなっていく、長男の緩やかな成長を感じることができた1年だったなあと思います。

とはいえ、まだBチーム。少しでも目標を高く、2年生は新しいコーチの元でリスタート。気持ちを新たにFWとして挑戦できるように、さらに強靭な身体、そして心を鍛えられるように、自分自身に課題を科していくのだと思います。1日、1試合、一瞬を無駄にしないように。

WRITER PROFILE

細田 阿也
細田 阿也
フリーアナウンサー。サッカー王国・静岡で生まれ育った兄弟(13歳、6歳)のサカママ。 小学生の時に体験したJ開幕からサッカーに魅了され、大学時代には夢だったTBSサッカーJリーグ中継ピッチリポーターとして日本代表、Jクラブを取材。 現在はフリーアナウンサーとしてイベントMCなど幅広く活躍。「サカママフェスタ」でもMCを務めており、選手とサカママ、サポーターとの仲介役として寄り添う姿が魅力。 中学年代、サッカーキッズの葛藤や挑戦、見守るサカママの想いなどを記していきます。
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