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サカママをもっと楽しむための5つの秘訣②「今が一番楽しい」という気持ちで見守る!

練習のサポートや送り迎え、試合観戦…、日々、やることが盛りだくさんのサカママ。でも、サカママライフを楽しんで、イキイキしてる人っていますよね。
そこで、新しくサカママリーダー&サポーターになってくれた5人の方にフォーカスし、サカママとしての楽しみ方やサポートするコツなどを取材しました。

 

福岡県大牟田市在住
山本絵里加さん・光惺くん・颯真くん
(小5・小1/MYT大牟田)

  • サカママ歴:2年
  • チームのお手伝い:あり
  • サポートしていること:
    週4日の練習の送迎と週末には試合の応援
  • サカママになってよかったと思うこと:
    息子が主人とサッカーをしたり、試合を観て対等に話しているのを見て成長を感じたとき
  • サカママとしてのモットー:
    口出しをせず、見守るようにしています

サッカーを知らないから、口出しするのはやめました

週4日は練習の送迎をして、週末に試合があれば応援は欠かさないという山本さん。

「子どもたちが所属してるクラブチームは当番もあり、役もあります。それがこなせるのは、主人も送迎など協力してくれるからこそ。サポートをしながら、家族みんなでサッカーを楽しんでる、連帯感がいいですね。以前、中学生、高校生を持つお母さんたちから『子どもと一緒にサッカーが楽しめるのは今だけ。中高になれば練習も試合も子どもたちだけで行ってしまうから』と言われたことがあるんです。だから今は大変ですが、反面『今が一番楽しい時期』だと思ってサポートしています」

以前は練習や試合を観ては口出しをしていたものの、あるとき、子どもに言われたひと言で変わったそう。

「『じゃあお母さんはサッカーできるの?できないでしょ』と言われて…。私はサッカーもできないし、ルールも素人に近い知識。だから、口出しされると嫌な気持ちになるのは当然ですよね。それからは見守るようになりました」

最近、3歳の三男もボールを蹴り始めていることから、山本さんのサカママ歴は長く続く予定だとか。でも、決してプロ選手に育てたいという思いはないそうです。

「子どもたちにはとにかくサッカーを続けてほしいんです。そうすればいずれ人生の財産になると思うから。我慢強くなったり、仲間と長い付き合いができたりとか、サッカーを経験している主人を見てるとそうですからね。結果は後からついてくる――この気持ちをぶらさずにサポートし続けていきたいです」

 
長男と次男は同じクラブチームMYT大牟田に所属。「男の子3人を授かったからには、家族でサッカーを盛り上げていきたいですね」

息子たちの試合を観ることでサッカーのルールを知る

以前はサッカーの知識といえば11人でプレーするという程度だったそう。
「息子たちの試合を観ることが勉強になると思って、毎試合観に行くようにしています。最近は“オフサイドがね~”という会話ができるようになりました(笑)」

試合の話は24時間後に!

「本当はすぐに試合の話をしたいのですが、少し頭を冷やしてからのほうがお互いにとっていいのかなと思って、できるだけ24時間後に話すようにしています」
子どもたちの試合中はご主人はじっと見守り、山本さんがビデオ係に。

朝食は明太子とごはん

食事は和食が中心で、試合がある朝も長男が大好きな明太子とごはんが基本。
「夏場はお腹のことを考えて焼きたらこにしています。シンプルですけど『早寝、早起き、朝ごはん』を守っていると病気も少ないですね。早く寝かせれば私もゆっくりできますから(笑)」

家族みんなでストレッチ

チームメイトがオスグッド(膝の関節痛)になってしまったことをきかっけに、山本さんも本を購入したり勉強するように。
「長男は体が硬く、股間節が硬いので、お風呂あがりに時間があればみんなでストレッチをして、私が本を片手に解説したりもしています」

練習を観ることで一緒に成長できる

練習を観ていると怒られる瞬間も目にしがち。けれど、それが山本さん自身の成長にもつながったそう。
「以前は長男が怒られて帰りの車中ですねていると、一緒になってすねていたんです。でも今はコーチが怒ってくれるのは期待してくれてる証だと思えるようになり『もっと上手になって見返してやろう』と息子を励ませるようになりました」

試合の前日にすべて用意して玄関前に準備する

試合の当日にバタバタしないためにも、前日にすべて準備し玄関へ。
「宿題も終わらせて月曜日の学校の準備をしてから週末を迎えるようにしています。試合後は絶対に疲れるのがわかってますからね」

道具を大事にさせる

自分のことは自分でするのが山本家のルール。
「前は汚いソックスがそのままになっていたのですが、サッカー選手にとって道具を大事にすることも重要だと言い続けました。最近は、ソックスを洗ったり、道具の手入れも自分でするようになりましたね」

サカママリーダーとして一言!

地方でサッカーをやっていると、サカママフェスタのようなイベントを知らなかったり、チームの指導者からの情報だけの子どもたちが多いんです。サカママリ ーダーになって、そんな子どもたちにもいろいろな指導に触れられる機会を与えてあげたいと思います。

※この記事は2016年8月17日に掲載したものです。