JICAボランティア(青年海外協力隊)のサッカー隊員が感じた南米ボリビア ユース事情~第10回~ | サカママ メインコンテンツに移動

JICAボランティア(青年海外協力隊)のサッカー隊員が感じた南米ボリビア ユース事情~第10回~

サカママ読者のみなさま、こんにちは!
第10回となる今回は、ボリビアの学校生活の様子や授業についてお届けしていきます。

ボリビアでは、基本的に公立の幼稚園・小学校・中学校・高校は午前や午後のみの半日で終わります。
私立だと中学校あたりから、追加のコースがある場合もありました。
例:午前の通常クラス+午後少し追加授業、午後の通常クラス+夕方以降の追加 などなど…

小学生~高校生は学校が半日なので、残りの半日は習い事や親の仕事の手伝い(店番など)をしている子がたくさんいました。
なので、平日の午前中にサッカースクールがあることも!日本ではまずありえないですよね。
午前のトレーニングは午後に学校がある選手たちを対象に、午後のトレーニングは午前に学校がある選手を対象に、といった感じです。


2017、2018年度スクレ市内唯一のプロチームUniversitario(ウニベルシタリオ)の下部組織4種年代のコーチも午前中は学校の体育の先生。

ボリビア滞在中、任地のスクレ市内で小学校教育のJICAボランティア(青年海外協力隊)の方が配属されている公立小学校の体育の授業を見学することがありました。
この日の授業では、中学年の子どもたちは年末の発表会に向け、日本で言う組体操やマスゲームの練習を、高学年の子どもたちは跳び箱運動をしていました。


発表会に向けての練習風景(体育の授業にて)

公立学校(小・中)での体育の授業風景、跳び箱運動

ボリビアに滞在した2年間でこういった見学に行くことは何度かありました。行く先は幼稚園、保育園、障がい児・障がい者施設、小学校、中学校など…。
小中学校で体育の授業を見学させてもらう時は必ずと言っていいほど、
「Hola!(やあ!)じゃあ、サッカー指導をうちのクラスにやってくれる~?」
と言われ、45~60分ある授業の半分以上を任されることがよくありました。笑
授業をしている間は先生はどこかに行ってしまいます。たぶん休憩かな…。笑
とはいえ、知らない日本人(JICAボランティア)を受け入れてくれる寛容さをボリビア人にはたくさん感じました!(適当な部分も多々あり)


体育の授業の見学に行ったら…「サッカーの指導をして~」と言われ、急遽サッカー指導を少々!

私立中学校の授業で行ったサッカー指導の様子

ボリビアには日本の教員免許で言う「保健体育」という概念はありません。体育は単純に「Educacion Ficica」=「体育」!
その体育の先生たちとたくさん出会い、いろいろとお話しさせてもらいました。

器械体操よりもボール運動が多く、特にフットサル・サッカー、次にバスケ・バレーが盛んでした。
集団行動や規律はあまりなく、お菓子を食べながら授業に参加したり、遅刻や早退もチラホラ。生徒に限らず、何か飲みながら、何か食べながら授業を行っている先生も数人いました!驚きですよね。

そして、『有料の私立学校』と『無料の公立学校』でだいぶ教育の質に差があるなという感じも。
施設はもちろん、先生の意識や態度も差がある印象を受けました。

ちなみに、日本で言う「幼児体育」はボリビアでは皆無でした…。「幼児体育」とは、幼稚園や保育園での体育遊びや指導のこと。準備体操・鬼ごっこからはじまり、マット運動・跳び箱運動、鉄棒運動、縄運動、パラバルーンや組体操、かけっこ、ボール運動 などなどを行います。


ボリビアの幼稚園で行った簡単な体操指導の様子

たまーに、教室内に犬がいることも!!笑
有名私立学校のトイレの様子。とてもキレイでした!
でも、もちろんトイレットペーパーは設置なし。常に全員持参式!

私立小学校の算数(Matemáticas)の授業風景

人気の学校だからか、教室にはいっぱい生徒が…

こちらは公立の学校の様子

田舎と都会ではまた様子が全然違いますが、私が2年間いたボリビアのスクレ市は国内でも第4の都市くらいの都会。
そのスクレ市内の学校は、ほぼフットサルゴールのあるコンクリートの運動場がありました。そこで体育の授業やサッカークラブ(学校チーム)の活動が行われていました。

最後に、いろいろな学校施設の運動広場の様子を写真でお届け…。

さて、次回はボリビアの「サッカーに対する関心度」「他のスポーツの様子」をお伝えしたいと思います。お楽しみに!