大学サッカー PERFECT GUIDE vol.9 「駒澤大学体育会サッカー部」
高校サッカー応援メディア『footies!』にて大好評連載中の『大学サッカー PERFECT GUIDE』。現役学生プレーヤー(掲載時)が、大学サッカーの魅力についてナビゲートしてくれる同人気シリーズをサカママWEBでも配信!大学選びの参考として、ぜひご活用ください!
伝統の縦に速いサッカーを貫く - 駒澤大学体育会サッカー部
2018年度は8年ぶりの出場となったインカレで旋風を巻き起こし、準優勝と躍進した駒澤大学サッカー部。秋田浩一監督の指導の元、最後まで走り粘り強く戦う赤き戦士たちに迫る。
I'LL GUIDE YOU.
~私が案内します!~
星 キョーワァン(DF) 法学部法律学科3年/矢板中央高校出身
矢板中央高校では主将を務め、2度の選手権を経験。駒大では1年次から試合に出場し、昨年はCB伊勢渉と鉄壁の守備を形成した。今年は主将としてチームを引っ張る存在となる。 ※上記プロフィールは2019年1月時点の情報になります。
「秋田浩一監督は練習や試合中は厳しいですが、選手個人のコミュニケーションに多く時間を割いて相談に乗ってくれます」
「人工芝のグラウンドは玉川キャンパスに併設されているので、練習後にすぐに食事も摂れて便利です!」
「玉川キャンパス内にあるトレーニングルーム。練習場の近くにあるため、練習前後の時間を使っていつでもトレーニングできます」
「通常のサポート業務に加え、関東リーグやIリーグの登録関係の管理もマネージャーが行ってくれています」
「グラウンドから徒歩10分の位置にあり、各学年11名が生活する駒澤大学四誓寮です。寮内には歴代のトロフィーが飾られ、駒大サッカー部の歴史に触れながら日々生活しています」
自分の長所を伸ばしたかった
矢板中央高校2年次の選手権が終わった後、プロを強く意識しました。ただ、実際に練習参加してみるとJクラブのレベルの高さ、高卒プロの厳しさを知り、3年次のインターハイ後に、お声掛けをいただいた駒澤大学への進学を決めました。『短所を補うことも大事だが、ここでは自分のストロングで勝負しろ』という言葉に惹かれました。
最高の環境でプレーできている
入学前の3月に練習参加し、寮生活で親元を離れるのも初めてだったので、ホームシックというか最初は苦労しました。でも先輩から可愛いがってもらってすぐに克服できましたね。各学年11人の寮は2人部屋で、同部屋で先輩の(安藤)翼君とはすごく仲がよくて、サッカー、私生活を含めて色々教えてもらいました。練習場がある玉川キャンパスから自転車で数分の場所にあり、最高の環境でプレーできていると思います。
身体能力でカバーできない世界
大学はスピード感、フィジカル、相手のサッカーのレベル、そのすべてが経験したことのないものでした。これまで身体能力でカバーできていたことが通じなくなり「これはヤバいな」と。動き出し、カバーリング、ポジショニング、ボールの受け方から見直し、自分で考えてプレーすることが高校時代にくらべて圧倒的に多くなりました。
積極的に縦に速い駒大サッカー
アグレッシブにボールも人も動き、縦に速いサッカーが駒大スタイルです。秋田(浩一)監督はものすごく熱い方で、個々の選手とコミュニケーションの時間を多くとってくださいます。これまで多くの教えをいただき感謝しています。今年は僕が主将を務めることになるので、恩を結果で返し、笑って最後のシーズンを終えられたら最高ですね。
秋田監督を胴上げする
昨年は総理大臣杯に4年ぶりに出場し、8年ぶりに出場したインカレは準優勝。それらは4年生が引っ張ってくれて、勝者のメンタリティを僕らに与えてくれたので、主将を務める今年は絶対にタイトルを獲りたいです。「秋田監督を胴上げする」を合言葉にインカレを戦ってきましたが、今年も継続してその目標を掲げ、成し遂げたいです。大学では法学部で学んでいますが、まだ卒業までにけっこう単位を取らないといけないので、勉強も大変ですね(笑)。
高校生活への提言
高校時代、僕はケガが多くて1年を通してサッカーができませんでした。大学に入ってからはストレッチやケアに細心の注意を払い、ケガをしないカラダづくりをしています。継続的にサッカーすることの重要性を高校生には感じてほしいですね。