サッカージュニアの「インナーシャツ」の選び方
インナーシャツとは?
インナーシャツとは、ユニフォームや練習着の下に着る衣類、つまり下着のことです。
「アンダーシャツ」「アンダーウエア」などと呼ぶことも。夏と冬とでは着用する目的が異なるため、夏用/冬用で使い分けるケースが大半です。
お店では、「コンプレッションウエア」や「パワーインナー」という名前で販売されていることもあります。
インナーシャツはどんなときに着るの?
夏は汗を素早く吸収して乾かすという暑さ対策に、冬は防寒のために着ます。それゆえ、夏用と冬用では素材や形が異なります。
夏用インナーシャツ
夏用のインナーシャツは汗を吸収してすぐに乾かす速乾性や通気性が大切。インナーシャツを着ることでユニフォームが汗で肌に張り付くなどの不快感をやわらげてくれます。メッシュ素材でノースリーブや半袖のものが一般的。最近は日焼け対策のために長袖を選ぶケースもあります。
冬用インナーシャツ
冬用は、夏用とは逆で防寒を目的とします。長そで&ハイネックのものが一般的で、着ることで体の熱を逃がさず、かつ汗を効率的に蒸発させてくれる機能性が重視されます。
機能性が高いインナーシャツも
夏と冬の基本的な体温調節の目的以外にも、下記のような機能をもつインナーシャツがあり、機能性が高いハイテクなインナーを選ぶと価格も上がります。
- 防臭・抗菌機能
- 筋肉に圧をかけて血流を促しパフォーマンスを向上させる機能
- 筋肉のブレを抑えて疲労を軽減する効果があるもの
インナーシャツの必要な枚数やサイズ選びのポイントは?
サッカーを頻度が毎日か週に1回程度かにもよりますが、まずは夏と冬用を1~3枚ずつ買ってみましょう。快適にサッカーをするために、体温調節を目的とした基本的な1枚で十分です。
サイズ選びで大切なことは、下着なので体にフィットするサイズ感です。「いずれは大きくなるから」と大きめのものを購入するよりは、今ちょうどいいサイズのものを着倒すつもりで消耗品として選ぶのが正解です。
「パワーインナー」など筋肉に圧をかけるタイプのインナーであればなおさらフィット感が重要。大きいと意味がありません。できれば、販売店で試着をしてフィット感を確かめてから買うようにしてください。
春に買うとしたら夏用?冬用?
春に買うなら夏用がおすすめです。冬用のインナーシャツは着用期間が実は短く、本格的に寒くなる12月~2月がメイン。それ以外の時期は夏用を着ることになります。
スポーツ専用のものでなくてもいい?
一般のアパレルメーカーが販売している下着にもよいものがたくさんあるので、当面はそれでもよいかもしれません。
とはいえ、スポーツ用のインナーシャツはスポーツシーンを想定して開発されているので、サッカーをプレーするときにおすすめなのはサッカー用。とくに、汗の蒸発しやすさや、生地の丈夫さは一般的なインナーより優れています。今着ているインナーがサイズアウトするときにサッカー用のものも買い足してみてはいかがでしょうか。
サカママチェックポイント
長そでやハイネックの冬用インナーシャツを新調するうえで注意すべきポイントは、ユニフォームと同系色のものを選ぶこと。 公式戦ではユニフォームからはみ出すインナーシャツはユニフォームと同系色のものしか認められていないので、違う色のものを買ってしまうと練習専用になってしまいます。