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第6回『コミュニケーションを効果的にとるには!?』

第6回『コミュニケーションを効果的にとるには!?』

皆様こんにちは! 元なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)でゴールキーパーコーチの秋山智美です。

花粉も落ち着きやっと楽になるー! と思ったら寒暖差がなかなかですね…皆様体調は崩されていないでしょうか? 喉の痛みなどを訴えている方が増えてきていますので、皆様もご注意くださいね!

コミュニケーションを効果的にとるポイント

さて、前回の内容からの続きになりますが、今回のテーマは『コミュニケーションを効果的にとるには!?』ということをお伝えさせていただきたいと思います。コミュニケーションは2人以上の会話のことですよね! サッカーでも仲間との意思疎通を図るうえで必要になりますが、試合中は屋外ということもあり、なかなか声が届きづらいこともあります。

そういった場面で、より効果的に自分の考えを伝える方法は? というと、私は3つポイントがあると思います!

1.ボリューム(大きさ)

大きく! 風が強いときなど消えてしまうこともあるので、お腹の底から出すくらいの大きさ。

2.クオリティ(質)

分かりやすく、短く、的確に!

3.タイミング

一番耳に入るタイミングで!

がポイントだと思います! 大きい声で、インパクトある言葉を、コンパクトにタイミング良く発すると、伝わりやすくなると思います!!

『伝える力より伝わる力を身につける』

これは私の現役時代の課題でした。自分の中で伝えているつもりでも、相手が分かっていなかったら伝わっていないのと同じです。「なんで分からないんだよ!」とか「何度も言っているじゃん!」と愚痴が多かったときに、何も伝わっていないということに気づき、どうやったら伝わるんだ? と試行錯誤しました。

そのときにアドバイスいただいた言葉がこの3つ。大きさ・質・タイミングでした。これを意識して伝えるようになってから味方のプレーが変わってきて、シュートを打たれるのではなく、打たせるコーチングができました。打たせることで私が取りやすいボールが来ることが増え、失点が減っていき楽しくなっていったことを今でも思い出します!!

サッカーは常に局面が変わるスポーツ。「寄せろ! 寄せろ!! 寄せろ!!!」と連呼している間に局面は変わっています。そのため大事なのは、大きい声で、インパクトある言葉を、コンパクトにタイミング良く伝えること!! 現在、コーチをしていますが、コーチでも同じことが求められます!

子育ても一緒ですね♪ 子どもへの伝え方、毎日勉強中の私です(笑)!
次回はポジティブシンキングの内容をお伝えさせていただきます♪


WRITER PROFILE

秋山智美
秋山智美

2001年に本庄第一高等学校から田崎ペルーレFC(現TASAKIペルーレFC)でプレー。U-19日本代表として第一回アジア大会優勝を経験し世界大会にも出場。2006年には、なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)にも招集。同年に現役を引退し、2008年から尚美学園大学女子サッカー部のGKコーチ、2021年以降は東久留米総合高等学校女子サッカー部、十文字学園女子大学サッカー部のGKコーチとしても活動中。