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全少出場チームの監督に聞く!サッカージュニアを伸ばす親のかかわり方

試合中、時々、親の目を気にしている子を見かけませんか? 子どもたちが伸び伸びとプレーするためにも、日頃の親の接し方が重要です。そこで、昨年12月26日から29日に開催された「JFA 第45回全日本U-12サッカー選手権大会」出場チームの監督に、子どもとどんなふうにかかわり、サポートすべきかをお聞きしました。

極力サッカーの話をしないこと

試合を見に行っても子どもからサッカーの話が出るまでは、一切試合の話をしないことです。小学生年代では、昔サッカーを経験していたお父さんが大会中に自分の子どもを捕まえて外野からコーチングしたり、試合後の車内が説教の嵐で帰り道が地獄になった…という話をよく耳にします。親の主観で子どもに指示を出すと、チームとの指示が食い違ったときに子どもが混乱してしまうことに。口を出したい気持ちをじっと堪え、良いときも悪いときも温かく見守ってあげて欲しいと思います。
(佐藤 峻監督/リベロ津軽SC U-12)

できたことを見つけて褒めてあげる

できないことを指摘するのではなく、できたことを見つけて褒めてあげることが大事です。また、一緒に楽しみながら過ごすことも大切だと感じています。高学年になると強豪チームとの公式戦に向けてのメンバー分け、スタメン、ベンチなどシビアな部分も出てきます。でもサッカー人生は小学生年代がゴールではないので、保護者の方も現状に一喜一憂するのではなく、どんな状況であっても頑張っているお子さんの一番の理解者でいて欲しいと思います。
(山添啓太監督/アミティエスポーツクラブ草津)

手助けし過ぎず、与え過ぎずのスタンスで

子どものために良かれと思ってすることも、結果的に自立を妨げることになってしまう場合があります。子どもたちはトライ&エラーを繰り返す中で学び、成長していくのです。手助けし過ぎず、与え過ぎずのスタンスで接しながら、温かい気持ちで長い目で成長を見守ることが大切なのではないでしょうか。
(福田丞太郎監督/ヴェルフェ矢板U-12)

子ども自身の判断を尊重して励ましを

子どもが判断する前や判断したことに対して、一方的に親の意思を押し付けてしまったり、かかわりすぎてしまうと、子どもがサッカーをやらされているような感覚になってしまう可能性があります。大事なのは、子どもがサッカーに対して意欲的に取り組めるようなサポートです。子ども自身の判断を尊重し、プラスに捉えられるような励ましやアドバイスをしてあげて欲しいと思います。
(神田敦史監督/横河武蔵野フットボールクラブU-12)

結果がでなくても見守り続けること

選手たちは子どもなりに考えて一生懸命努力をしています。その成果がすぐ結果として出ることもあれば、時間がかかったり、結果に反映されないこともあります。どんな状況でも、見守り続けていくことが大事です。保護者が目先の結果に捉われて、勝ちたい熱量を子どもにぶつけてしまったら、パワーバランスが崩れ、子どもはやらされていると感じてしまうことも。いい距離感で見守り続けて欲しいと思います。
(山内圭介監督/盛岡太田東サッカー少年団)

指導はチームに任せ、応援に徹する

選手の気持ちを第一に、あくまでも指導はチームに任せ、保護者の方は応援に徹して欲しいと思います。また、失敗して覚えることもたくさんあるので、 とても難しいことではあると思いますが「手はかけずに目はかける」ようにできれば一番いいのではないでしょうか。先回りせず、選手には自分で自分のことをさせて見守ることも大切です。
(幸田英史監督/DOHTO Jr U-12)

1番の理解者になってあげる

6年生でも12歳。まだまだ子どもなので、何か不安に思ったり、監督やコーチに言い出しにくい悩みもあると思います。そんな時、保護者の方が子どもに寄り添ってあげて1番の理解者になってあげることで、安心してまた頑張ろうと前向きな気持ちになるものです。
(堤 祐太朗監督/バンディッツいわきジュニア)

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