教えて!カントク!FCパルピターレJrユース(神奈川県)栗田大輔監督
「中学サッカー進路」について、サカママからの疑問に監督が答えます。ただ上手さだけを追求するのではなく、サッカーを通した人間教育の大切さについて、耳を傾けてみてください。
FCパルピターレJrユース
(神奈川県)
栗田大輔監督
小学生のうちに中学サッカー進路はいつごろから考えるべきでしょう。
進路については6年生になったタイミングで考えるべきだと思います。例えばJリーグのジュニアユースのセレクションは早いところで6月から行われるところもありますので、早めにセレクション情報を調べて、体験や練習見学をして自分に合っているクラブを見つけることが大事だと思います。
クラブチームにおける中学の部活動との違い、部活動と比較したクラブチームの良さとは何でしょう。
クラブチームは各クラブの考え方、思想によるところが大きく、学校とは異なる環境下で学べる点が利点かと思います。また、さまざまな地域から選手が集まることで、交流の幅が広がりコミュニティーが創出されます。年間を通して試合も多く、リーグ戦、県外遠征等で様々なチームと試合をすることでサッカーだけでなく、子供の自立や自己解決能力を養うこともクラブチームの良さかもしれません。
中学年代の保護者のサポートについて、どういったことが大切か、また保護者はお子さんとどう向き合うことが大事だとお考えでしょうか?
まずは子供を純粋に応援してあげて下さい。過度なプレッシャーやチーム、個人の批判などは子供の成長に大きな影響を与えます。ポジティブな考え方ができる習慣をつけ、必要な時に保護者の方がサポートしてあげれば、苦しい時にも自分で考え解決する力を養うことができると思います。あとは、バランスの良い食事をきちんと用意してあげることです。体の成長、発育、疲労の回復、怪我の予防などに大きな差が出ます。
クラブチームでの活動と学業は両立できるでしょうか?
勉強が出来ないのは決してサッカーのせいではなく、本人の意思、時間の使い方によるものだと考えます。時間は皆平等にあり、その時間をどう使うかが大事ということを子供たちには伝えています。
中学年代の育成について、大切なことは何だとお考えですか?
子供の可能性は無限大ですので、自分自身を信じて毎日100%をだせる環境作りが大切だと思います。今日できないことが明日できるようになったりする年代ですので、とにかくチャレンジする事を要求しています。
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