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「大学でサッカーを続ける」ということ。vol.2

試合機会の豊富さが、秘められた才能を開花させる
大学サッカーの年間スケジュールと仕組み

全国9地域のリーグ戦、そして2つの全国大会と選抜大会

 大学サッカーでは、1年を通してどのような大会が行われているかを解説していこう。まず、シーズンの根幹となるリーグ戦は9地域(北海道、東北、関東、東海、北信越、関西、中国、四国、九州)で構成されている。試合数やチーム数、レギュレーションは各地域によって異なるが、2000年前後からリーグ戦の通年制やチーム増等の改革を実施され、各大学は年間約20試合の公式戦が確保されている。リーグ戦は2回戦総当たり方式で、主に夏を中断期間とし、春の4月~7月、秋の9月~11月の前後期通年制を採用し、Jリーグのように2部チームとの自動昇格・降格も行われる。例えば、1部12大学、2部12大学の合計24大学で構成された関東は、リーグ戦だけで年間に22試合、後述する全国大会(関東予選)、さらには天皇杯などに出場すれば、年間30試合以上もの公式戦を戦うことになる。

 これら地域別のリーグ戦に加え、全国規模で開催される2大大会が、夏に行われる総理大臣杯と、冬の全日本大学サッカー選手権(通称インカレ)。さらに翌年の2月には各地域から選出された選手が「地域選抜チーム」として戦う、「デンソーカップチャレンジサッカー」が開催される。

 また、大学サッカーには、トップチーム以下の選手のために「インディペンデンスリーグ(通称Iリーグ)」も、並行して実施されている。前述の長友も 明大1年次はこのIリーグを経験し、後にチャンスを掴んだ選手の一人だ。高校、大学と無名だった選手が、大学サッカーで頭角を現す一番の要因は、このリーグ戦を軸とした試合経験の豊富さにあるといえるだろう。

大学サッカーリーグの構成

全国9地域は主に「1部」「2部」「都道府県リーグ」の3層構造のピラミッドで形成されている。関東は1部下位2チームと2部上位チームの自動昇降格、関西は入れ替え戦と自動昇降格を行うなど、地域によってレギュレーションはさまざまで、2部と都道府県リーグも同様に、地域ごとのルールで入れ替えがある仕組みとなっている。

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