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【サッカーの続け方】島田篤希 (ファジアーノ岡山マネージャー)

サッカーに関わる仕事を紹介するこのコーナー。今回は今季よりファジアーノ岡山でマネージャー職に就くこととなったルーキーを紹介する。

CASE マネージャー(ファジアーノ岡山)

夢を諦めきれず大学卒業後にJAPANサッカーカレッジへ

「一条高校(奈良)サッカー部で、高3の夏のインターハイ予選で敗退してしまい、部活動を引退しました。大学入試に備えるために辞めたと周囲は思っていたようですが、実はサッカーが嫌になって辞めてしまったんです。高校の途中からサッカー選手としての限界を感じ、3年次の新チーム発足時こそAチームでプレーしていたのですが、精神的に追い詰められていて...。立命館大学に進学後も、サッカーサークルにも入らずサッカーからは距離を置いていました。

でも、スパイクや用具が大好きで、サッカークラブでのマネージャーに興味はずっとありました。あまり目的も持たずに大学4年間を過ごしてしまったのですが、ある日JAPANサッカーカレッジ(以下・JSC)に『マネージャー・トレーナー科』ができたことを知りました。スポーツ業界で働く夢があったので、また大学のように“なんとなく”就職するのではなく、卒業後に新潟に行くことを決めました。

JSCには僕みたいに大学から来ている人もいて、社会人から入学した人も思っていた以上に多かったです。主務・副務としてのスキル全般を学び、1年次の終わりからは北信越1部リーグ所属のトップチームに内部実習という形で帯同しました。かなりの時間を現場で実習できたことは大きかったですね。そして2年次の昨年9月に初めてファジアーノ岡山でインターンを経験し、10月に再びお声がけをいただき、内定となりました。

現在の業務内容は練習の準備・サポート、トレーニングウェアの洗濯、管理のほかに、試合のアウェーゲームの備品の準備を担当しています。同期で入ったJSC出身の新関はホームゲームの備品準備を担当し、互いにサポートしながら日々の業務に当っています。

JSCでの経験が今に活かされていることは、実習はもちろんなのですが、僕は選手との距離の取り方だと思っています。これまでテレビで見てきたような選手が近くにいたら、誰だってファン目線で『仲良くなりたい』となるでしょう。でも、それをやってはダメ。スタッフと選手は明確なラインがあり、そこを学べたのは良かったです。僕は一時期、サッカーから離れていましたが、今はクラブの一員として、チームの勝利に貢献できることに日々、喜びを感じています」

島田さんから高校生へのアドバイス

“心の火”が消えないかぎり、終わりじゃないってことです。例え別の道を選んでも、後から戻ることもできる。サッカー業界で働きたいのであれば、その火を消さずに頑張ってほしいです

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