サッカーキッズの防寒アウター「ベンチコート」の選び方
ベンチコートとは?
ベンチコートとは、試合時にベンチにいる選手やスタッフが着用することからそう呼ばれるようになった防寒具のこと。ひざ下まである長いデザインが主流で、寒い時期でも体の熱を逃がさないようにさまざまな工夫が施されています。気温が低い時期にはベンチコートを着てウォーミングアップをすることもあります。
ベンチコートはどんなときに着るの?
ベンチコートを着るシーンは、前述したように、試合時に控え選手としてベンチに座るときやウォーミングアップ時のほか、練習や試合への移動時も。また、通学時にベンチコートを好んで着るサッカーキッズもたくさんいます。軽くて暖かいという機能性はもちろん、スポーツメーカーのロゴが入った「かっこいいアウター」として好まれているようです。
ベンチコートの種類
ベンチコートは大きく分けて「ダウンコート」と「ボアコート」の2種類があります。商品名も「ベンチコート」ではなくその2種類になっていることが多いので、購入時の目安にしてください。
ダウンコート
内部にダウンやフェザーを用いた、保温性や防寒性に優れたベンチコート。Jリーグなどプロの試合を例にすると、監督やコーチが着ているのはこちらになります。ボアコートより暖かく、価格は1.5~2倍以上高くなります。ダウンコートはファスナー部分から風が入りやすいため、ファスナーを覆う前立てをスナップボタンで留めるデザインが主流です。
ボアコート
内側が中綿やボア、フリースでできているベンチコート。ダウンコートに比べて保温性は劣りますが、軽量で動きやすく、雨対策にはっ水加工が施されているなど、サッカーグランドでの着用を想定してつくられています。着たままウォーミングアップをしていても交代などですぐ脱げるよう、ファスナーではなくスナップボタンのみで締めるデザインのものも。価格は安価なものでは1万円以下で購入可能です。 スポーツメーカーのロゴやマークが大きく入っているデザインが多いのもこちら。また、ボアコートは自宅で洗濯ができるのも特徴です。
ベンチコートの選び方のポイント
暖かいダウンコートと、サッカーをするうえで利便性が高いボアコート、どちらが必要かを検討しましょう。子どもはあまり寒がらないので、練習やウォーミングアップ時にベンチコートを着ることは少ないという声もあります。単純に移動着としてダウンコートを選ぶのもアリです。サイズは下にいろいろ着込んでもいいように、やや大きめを選ぶと長く使えます。
普通のアウターでは代用できない?
低学年ではサッカーをするのは週末だけというお子さんも多いはず。ベンチコートはシューズやすね当てのようなサッカーをするためのマストアイテムではないので、普段着ているアウターで代用することも可能です。成長するにつれて、「チームのみんなと同じものが着たい」「サッカー選手らしいベンチコートが欲しい」と言い出す子が多いので、その頃購入を検討してもいいでしょう。
とはいえ、ベンチコートは「サッカー選手がグランドや移動で着ること」を想定してつくられています。サッカーキッズなら、持っていたほうがなにかと役に立つはず。サッカーをするときだけでなく、通学時に着ている子もよく見かけます。無理に用意する必要はありませんが、今持っているアウターがサイズアウトする際は、ベンチコートという選択肢も視野に入れてみては?
サカママチェックポイント
ベンチコートを選ぶ上で大切なポイントは、雨や雪で濡れるシーンも多いので、表面に「はっ水加工」が施されているものを選ぶことです。 また、店頭で選ぶ際は内側もそれとなくチェックを。ボアの品質が悪く、着ているうちにどんどん毛が抜けてしまうものもあるそうです。ボアが腰から下や腕の部分にはないのもあるので(その分、価格が抑えられています)、どこまで保温性を求めるかと予算から、納得いくものを選びましょう。
なお、試合に付き添うサカママには暖かい「ダウンコート」がおすすめ!タウンユースのダウンコートに比べて格段に暖かいので、1着持っていると冬場のグランドで重宝します。