メインコンテンツに移動

宮本恒靖&INAC神戸選手 スペシャルトークショー「夢を叶えるためにジュニア時代に学んだこと」

9月に行われたsoccer MAMA FESTA in 神戸。ステージでは、ヴィッセル神戸でも活躍された宮本恒靖さん、地元・INAC 神戸の選手(澤穂希選手(MF)、京川舞選手(FW)、南山千明選手(MF)、甲斐潤子選手(DF)、仲田歩夢選手(MF))によるトークショーが行われました。ジュニア時代に取り組んだことや文武両道を実現するための話は、サカママ&サッカージュニア必読です! 

苦手なプレーに目を向ければ努力する余地が残っている

──ジュニア時代について教えてください。

宮本さん
わんぱくで、よく喧嘩もしていました。小学3年生の頃、担任の先生に「そのエネルギーを、いじめられているお友達を守るために使いなさい」と言われて、それから少しずつ落ち着くようになりました。サッカーを始めたのは5年生で、それまではソフトボールに熱中していましたね。

澤選手
私は6歳からサッカーを始めました。3歳から12歳までは水泳もやっていたのですが、みんなで何かをするのが好きでサッカーだけに絞りました。ネットにボールを入れて蹴りながら登下校したり、一つ年上の兄とは1対1の練習を毎日していました。

南山選手
兄の影響で小学1年生からです。男子ばかりのチームで女子は私だけでした。私自身は感じなかったのですが、学年が上になるにつれて、周りの男子はやりにくかったのかもしれませんね。

京川選手
男子と一緒のチームで小学2年生から始めました。コーチから基本練習が大事だと教えられていたので毎日リフティングの練習は欠かさず行っていました。

仲田選手
小学1年から、父が指導していた地元・山梨県のフォルトゥナSCレディースに所属していました。学校とは違うサッカーでしか会えない仲間がいたので、友達と会えるのも練習の励みになっていました。

宮本さん
大阪や関西の選抜チームに選ばれるようになると、必ず自分より上手い選手がいていつも「なんでこんなに上手いんだろう」「負けてられない」と衝撃を受けました。とくにナショナルトレセンに選ばれたときは、読売クラブの選手もいたし、すごく違いを感じましたね。ただ、そのおかげで、この選手にあって自分にないものは何か、こういう人たちに追いつくには何をすべきなのかを考えるように。すると自分の長所と短所が見えてきて、苦手なプレーに目を向けるともっと頑張れる余地が残っていることや新しいアプローチがあることに気づくこともできました。だから子どもたちにも、得意なプレーを伸ばしつつ、もっと苦手だと思うプレーにも目を向けてもらいたいですね。

宮本恒靖
KUMONで培った集中力がサッカー人生にもプラスになった

宮本恒靖
1977年2月7日、大阪府出身、同志社大学経済学部卒。ガンバ大阪ユースから1995年にトップデビュー。2000年に日本代表に初選出され、02年W杯ではベスト16進出、06年W杯ではキャプテンを務めた。07年にはオーストリアのレッドブル・ザルツブルクへ移籍し、09年ヴィッセル神戸に加入。11年12月に引退後、日本人元プロ選手初のFIFAマスター修了生となった。

遊びたい気持ちがKUMONのモチベーションに

──文武両道には、どのように取り組んでこられましたか?

宮本さん
小学校1年生から5年生くらいまでKUMONに通っていました。大好きなサッカーを認めてもらうためにも、勉強もしっかりしなければいけないと思ってましたね。でも、早くKUMONを終わらせて友達と遊びたくていつも「20分で終わらせよう!」と思って取り組んでました。そのおかげで集中力が養われたんだと思います。サッカーも集中力を持って練習すると、出てくる結果がちがいますからね。
だから、ガンバの頃、当時入りたてだった橋本英郎選手が練習中に悩んでいたときに、KUMONに行ってこいってアドバイスしたり(笑)。KUMONで培った集中力は僕のサッカー人生のいろいろな面で大きく影響していると思います。

甲斐選手
私も塾に通っていて、母に言われながら勉強とサッカーをなんとか両立していました。今振り返ると、もっと勉強しておけばよかったなと。今のサッカージュニアには、勉強もきちんとしておいてほしいなと思いますね。

澤選手
両親は小さい頃から、やりたいことを常に応援してくれたし、チャレンジさせてくれていたので、勉強を強制的にさせられたことはないですね。ただ、将来子どもを持ったら、子どもの意識が勉強に向くように、親として気づかせてあげたいとは思いますね。

宮本さん
僕は子どもが2人いて、上の子はKUMON経験者だし、今は下の子が通っていて送迎することもあります。KUMONから帰ると、楽しかったってすごくいい顔をしてますね。

諦めずにやり続ければ必ずヒントがみつかる

──これまで困難や壁にぶつかることはありましたか?

宮本さん
もちろん、壁だらけでしたし、凹んだこともたくさんあります。でも、それは仕方ないと、ときにはある程度の割り切りも必要だと思います。大事なのは、うまくいかなくても、やり続けること。そうすれば「これかな?」というヒントが出てきたりするんです。例えば、蹴ったボールが曲がってしまっても諦めないで練習していれば、ある時、他の人の蹴り方を見たことがヒントになったり。

甲斐選手
私も先輩に「諦めずにやり続けることが大切」と教わりました。壁にぶつかることは、まだまだ成長できる証だと思うんです。

澤選手
海外に一人で行ったときは大変でしたが、その分、精神的にもしっかりしたと思います。今まで両親にしてもらっていたことを、すべて一人、しかも英語でしないといけなかったので、自立心も芽生えました。それと昔から母に言われていた「チャンスの波に乗りなさい」と言う言葉に元気づけられていました。誰にでもチャンスが訪れるから、その波を逃さずに乗らないといけないという意味なのですが、いつも波に乗るための準備はしていました。

仲田選手
父がチームのコーチだったので厳しい言葉をよく言われました。でも、そのくやしさが原動力になって頑張れたので父には感謝しています。

京川選手
一昨年大きなケガをしたときは、家族やサポーターの声も支えになりましたし、何よりINACの選手たちが練習している姿や楽しくプレーしているのを見ることが励みになりました。

南山選手
私もケガをしたのですが、そのときは同じケガをした人からアドバイスをもらったり、復帰してサッカーをしている自分の姿を思い浮かべていました。

──サカママへメッセージを。

澤選手
子どもたちには夢をもつ大切さや努力し続けることを学んでほしいですね。ご両親には、子どもがやりたいということをサポートしてあげてほしいと思います。

宮本さん
僕自身、親として試行錯誤しながらも、子どもには成長できる場やヒントを与えることは必要だと感じています。ただ、最後は自分で考えたり行動できる強さも大事になるので、親御さんはサポートしすぎず、そのバランスを考えながら、子どもたちを支えてあげてほしいですね。ときに親の背中をみせることも大切だと思います。

サカママsVOICE

お子さんがKUMONを学んでいる(学んでいた)ママの声


張ヶ谷悠子さん・奏人くん(小1)

毎日机に向かい、本人も楽しんでいるようです!
A1小学校に入る前に、計算と読み書きができるようになってもらいたいと思い、KUMONを始めさせることにしました。
A2自分で勉強をするようになり、計算もできるようになりました。今のところ、毎日机に向かい、本人も楽しんで取り組んでいるようでよかったです。


宮本悦子さん・晴生くん(小5・センアーノ神戸)

少しの時間でも毎日勉強する習慣がついてよかったと思います
A1自分から進んで机に向かってほしく、また勉強を楽しんでほしいと思い、KUMONを選びました。
A2KUMONからの課題が毎日あるので、自分から自然と机に向かうようになりました。少しの時間でも毎日勉強するようになってよかったと思っています。


西田絹代さん・慎平くん(小3・ACアスロン)

今後、ますます変わることを期待しています
A1息子に短時間で集中力・考える力をつけてほしいという想いと、KUMONは息子にはあっているような気がして勧めました。
A2KUMONとサッカーの練習の両立は、毎日時間との戦いです。まだ始めたばかりですが、少しずつ時間のやりくりなどもできるようになったと感じています。今後、ますます変わってくれることを期待してます。


永吉由里子さん・佑清くん・快成くん(小5・小3・センアーノ神戸)

KUMONに通うようになってから計算が早くなりました
A1計算などを繰り返すことで力が付きそうだと思いKUMONを選びました。
A2KUMONのおかげで、計算が早くなりましたし、ミスもほとんどなくなりました。


増田真理さん(七菜ちゃん/小5)

体験レッスンで娘が気に入ったのではじめました!
A1年長ときに体験レッスンを受けて、本人もとても気にいったようで始めることにしました。
A2もともと算数が苦手で、計算が早くなりたいと子ども自身が言っていたのですが、親が驚くほど、計算するスピードが早くなりました。KUMONを習って、計算力ついたことは、とてもプラスになったと思っています。


堀川美香子さん(滉太くん/年長・ヴィッセル神戸)

KUMONが楽しいので、勉強も抵抗なく取り組めています!
A1最初は友達に誘われて気軽な気持ちでいったのですが、先生の雰囲気もすごくよく、息子も楽しんでいたので入会することに決めました。
A2初めは、歌をうたったり、線を書いたりするところから遊び感覚で楽しんでいました。今は丸をつけてもらったり100点をもらえるのが嬉しいようで、勉強を楽しんでできるようになりました。続けやすさも重要だと思います。


三浦美和子さん(孝太郎くん/小5・ヴィッセル神戸)

子ども自身に「勉強をしなければいけない」という自覚が芽生えました
A1通っていた友達から誘われて、最初は気軽に3~4人で体験に行きました。学校の近くにあり通いやすくて安心ですし、先生の指導も良かったのでKUMONを選びました。
A2KUMONに通うようになり、子ども自身に「勉強をきちんとしなければいけない」という自覚が芽生えました。計算力も上がり、さらに通っている塾の先生に褒められ、より自信がついたようです。

KUMON経験のあるママの声


水落智美さん・亮治くん(年中)

下の息子はそろそろ始めさせたいと思っています
A1母の勧めでKUMONを始め、5年間習っていました。
A2KUMONに行っていたおかげで集中力がつきました。お兄ちゃんはKUMONに通ってないこともあり少し計算力が弱いように感じるので、下の息子はそろそろ始めさせたいと思っています。


池澤ゆみさん・崇斗くん(年中)

KUMONが楽しかったことを、今でも覚えています!
A1母親に勧められて小学校に入るまで習っていたのを覚えています。
A2短い間でしたが、今でも楽しかったのを覚えていますし、KUMONに通ったおかげで、小学校でも勉強が好きでいられたんだと思います。


溝口香名子さん・陸くん(小3・兵庫FC)

KUMONのおかげで中学校に行っても苦労しませんでした
A14年間、塾に通うまでの学習習慣をつけるために習っていました。
A2算数を習っていたのですが、計算力、とくに暗算する力がとてもついたと思います。あの時KUMONで頑張ったので、その後塾に行ったり、中学校にあがっても苦労はしなかったです。


伊奈聡子さん・かなでちゃん(小4・センアーノ神戸)

6年間通い、毎日勉強する習慣がつきました
A1近所にKUMONができたので姉が通い始め、おもしろそうなので私も通いたくなりました。
A2小1~小6の間通っていました。そのおかげで、毎日積み重ねることの習慣がつきましたし、その大切さを知ることができました。


新井典子さん(純正くん/年長)

先生に丸をつけてもらうのが嬉しかった!
A1近所のお友達に誘われたのがきっかけでKUMONを始め、塾に通うまでの4年間通いました。
A2計算が早くなり、集中力・読解力も身につきました。当時は、その場で先生に丸をつけてもらうことがすごく嬉しくて、何枚も何枚もプリントをやっていた記憶があります!


三宅晴美さん・叶真くん

息子にも習わせたいと思っています!
A1KUMONが家の近くにあったので、始めました。
A2算数が嫌いだったのですが、KUMONではたくさんの量をこなさなければいけないので、自然と計算が苦手ではなくなりました。子どもにも習わせたいと思っています。

Pick Up

ニチバン presents ママが知っておくべきケガの知識について(全3回)

サカママの皆さま、ケガには種類があることをご存知ですか?
現在もケガに多くの子どもたちが悩んでいます。ケガが悪化してしまうと、今後のプレーに大きな影響が出てしまうことも…
サカママに大好評のオンラインイベント『ケガ予防講座』の内容を更にアップデートしたイベントを開催します。この機会にぜひご参加ください!

2025年度サカママライター募集【一緒にサカママWEBを盛り上げませんか?】

2025年度から新たにサカママライターとしてご活動いただける方を募集します。サッカーキッズをサポートするママたちに役立つ情報を発信して、一緒にサカママWEBを盛り上げてみませんか?
読者にとって身近な存在として、自分が持っている情報を発信してみたい!という方はぜひこの機会にご応募ください。

実録!ジュニアユースセレクション~合格から入団以降の流れと注意点

小学6年生世代にとってはジュニアユースのセレクションもいよいよ佳境に入っていると思います。そこで今回はセレクションに受かった後のスケジュールや注意点、クラブチームから合格いただいた後の動きなどを経験を踏まえてお伝えしていきます。

卒団式、何やってる?気になるあれこれをサカママに聞いてみた!

サカママ&サッカージュニアにとって3月は「卒団」のシーズン。そこで卒団式特集を全2回でお届けします。第1回は、卒団式はどんなことをしているか、記念品は何を贈るかなど、気になるあれこれを調査しました。