東京学芸大学蹴球部 柿本音王選手【大学サッカーのすゝめ 2022】
高校卒業後、それぞれの目標を持って大学サッカーへとチャレンジし続ける大学生プレーヤーを紹介する「大学サッカーのすゝめ」。関東一部・二部の計24校から、48名の選手を紹介していきます。
今回紹介するのは、東京学芸大学蹴球部の柿本音王選手。進学先を選ぶ際の参考にしてみてください!
東京学芸大学蹴球部 柿本音王選手
MF 柿本 音王(カキモト ネオ)
- 2001年7月13日生まれ
- 東京学芸大学 教育学部 教育支援課程教育支援専攻 生涯スポーツコース 3年
- 出身チーム
- 小学生年代
新潟FFC - 中学生年代
ボンジボーラ新潟 - 高校生年代
静岡学園高校
- サッカーを始めたのは?
- 7歳。小1の運動会の徒競走でビリになり、両親が「これはまずい」と思っていたところに、仲の良かった友だちからのお誘いがあったのがきっかけです。
進路選択では、国公立でサッカーが強い大学を探した
―東京学芸大学を選んだ理由を教えてください。
大学選びを始めた時、大学でサッカー以外にやりたいことがまだ見つかっていませんでした。また、3兄妹の長男であり私立の高校に通わせてもらっていたことから、できれば国公立に進みたいという思いがありました。そこで、「サッカー部が強い国公立」をネットで調べたところ、複数出てきた中から自身の学力を鑑みて東京学芸大学蹴球部を選びました。学芸のほかに、筑波大学、高知大学、鹿屋体育大学なども魅力的でしたが、関東リーグに所属していることや大学の立地、教員養成大学であることが決め手になりました。
―大学選びの基準にしていたポイントはありますか?
小学校から高校まで足元の技術を大切にするチームでサッカーを続けてきたので、その培ってきたものを活かすことができるチームに行きたいと考えており、進学先の候補として挙げた大学もそういった基準で選びました。学芸の練習会には参加しませんでしたが、組織的なサッカーをすると聞いていましたし、今現在、自分の足元の技術を発揮するサッカーができているので、学芸を選んで良かったと思います。
大学を決めるのに何校調べた? | 7校 |
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大学選びはいつ頃から準備した? | 高校3年生の春 |
大学サッカーで向上したのは、サッカーの理解度、オフザボールの動き
―大学サッカーに進んで良かったことを教えてください。
大学サッカーに進み、サッカーの理解度、特にオフザボールの動きが向上しました。理論的に考えながらプレーする習慣が身につくので、高校までとはまた違ったレベルの高いサッカーを経験できていると思います。また、大学までサッカーを続ける高い志を持った仲間と出会えたことも、大学サッカーに進んで良かったと思う点です。
―大学進学後、高校生の時にイメージしていたこととギャップはありましたか?
大学では授業期間も自由な時間が多いと思っていましたが、1・2年生の間は授業とレポート課題で思いの外忙しかったです。オンライン授業か対面授業かで違いはあるかもしれませんが、難しいレポート課題が幾つも出される日々は大変で、時間をうまく使うことの大切さを感じました。
多様な人がいる「層の厚さ」が学芸大の強み
―東京学芸大学・サッカー部のPRポイントを教えてください。
優しくて頼りがいのある真面目な人が多い点や、“Stones.”をはじめとした広報活動など、PRポイントはたくさんありますが、今回は「層の厚さ」を挙げたいと思います。これは選手層が厚いという意味ではなく、部全体としての層の厚さを表しています。高校時代に年代を代表していたような選手から無名高校出身の選手まで所属しており、所属している学科もさまざまです。また、選手に限らず、マネージャー・トレーナー・学連・指導部・審判部など、スタッフ陣もさまざまな特徴を持った人がおり、その特徴を存分に発揮しています。多様な立場の人がいるからこそ意見もさまざまで、それらの意見がしっかりと反映される環境が整っているというのが学芸の素晴らしい点です。サッカー推薦が存在せず、他大学に比べると部の強化が難しい中でも関東リーグの舞台で戦えているのは、この「層の厚さ」によるものだと思います。
―最後に、現役高校生に向けてメッセージをお願いします!
得意不得意に関係なく、すべてのことにチャレンジしてほしいと思います。不得意だと思っていたけどやってみたらそうでもなかったり、苦手だと思っていたけど少し考え方を変えたらうまくいったりと、案外なんとかなります。自分に自信を持っているならそれは素晴らしいし、反対に自信がないからこそできることもたくさんあります。周りと同じになろうとせず、自分が楽しいと思えることを突き詰めてください。あと、周りの人から自分が形づくられることを忘れず、仲良くしてくれる人を大切に!これが一番大事です!
高校時代の自分にアドバイスを送るとしたら?
大学に進学してサッカーを続ける柿本選手に、高校時代の自分へのアドバイスやメッセージを聞いてみました。
現役高校生は、今の自分と照らし合わせて参考にしてみてください。
サッカー面
CBでもプレーできたことで最後の一年間はトップチームでプレーできるけど、レギュラーに定着できず、最後に選手権のピッチでプレーできなかった悔しさが残ります。もっとサッカーについて勉強し、控えめにならず強い気持ちを持って取り組んでください。
勉強面
3年になって英単語を勉強したことで、秋頃にやっと英語に対する苦手意識を克服することになります。授業をしっかりと受けることは継続しながら、英単語もコツコツと取り組んでください。
生活面
狭い部屋に3人で暮らす寮生活では、どうしてもストレスが溜まると思います。大学生になって一人暮らしを始めてから色々な知恵を得ましたが、それを高校の時から知っていればよかったと思うことがあるので、快適に暮らすためにいろいろ工夫してみてください。
大学サッカープレーヤーの生活に迫る!
大学でサッカーを続けている選手たちは、どんな生活を送っているの?
気になるあれこれを聞いてみました。
生活スタイル
住まいは? | 一人暮らし |
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通学は? | 自転車で5分程度 |
起床時間は? | 7時30分 |
就寝時間は? | 24時 |
大学周辺のおすすめスポットを教えて! | |
最寄りの国分寺駅のすぐ近くにあるシシカリというカレー屋さん。学生にも人気で、自分はいつも焼きチーズやさいキーマカレーを食べます。リピート間違いなしです! |
サッカー部について
練習時間は? | 朝練・授業後(放課後) |
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※「大学サッカーのすゝめ」は関東大学サッカー連盟のご協力のもと作成しています。記事内で使用している写真は各チームの了承を得た上で、連盟を経由してご提供いただいたものです。