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サカママがサッカー新米コーチとして学んだこと。子どもたちとの関わりから見えたもの

サカママがサッカー新米コーチとして学んだこと。子どもたちとの関わりから見えたもの

こんにちは。サカママの皆様お元気でしょうか? ある時はサッカー審判員。またある時はサッカーママチームの選手として、サッカーライフにどっぷり浸かっているみさっきーです。

そして、サカママとして息子の成長やチームの子どもたちを見守り続けてきた私が、この度サッカーD級ライセンスを取得し、指導者としての新たな挑戦を始めました

コーチサポートとして、キッズ(未就学児)や小学一年生の子どもたちと関わるなかで、予想以上の学びと発見に満ちた日々を送っています。今回は新米コーチとして体験したことと、そこから得られた気づきをレポートとしてお伝えします。

コーチとしての第一歩

コーチとして現場に立つ前は、“どうやって教えたらいいんだろう?”と、「教える」ことに意識が向いていました。
しかし実際に子どもたちと接してみると、まず必要なのは「集中してもらう」「楽しんでもらう」という基本的な部分でした。

毎回のように「みんな集まれ~」の声かけでは、なかなか集まらない子どもたち。「お話聞いてね!」と言っても、なかなか集中できない現実がありました。しかし、この「うまくいかない」状況こそが、私の成長の源泉となりました。

チームの理念と現場での実践

私が所属しているチームでは、以下の理念を大切にしています:

「サッカーを通じて子どもたちを夢中にさせる」
「夢中起点で、つながりをつくり多様性で子どもを育てる」
「関わるすべての人の毎日をワクワク、ドキドキ、イキイキさせる」

この理念を現場で実践するために、まず重要なことは「楽しさ」を最優先に考えることでした。子どもたちが夢中になれる環境づくりこそが、すべての成長の入り口だと実感しています。

実践で学んだ指導のポイント。楽しさ重視のメニューづくり

技術的な指導以前に、子どもたちが自然と体を動かしたくなるような工夫が必要でした。

具体的には:
- 鬼ごっこやゲーム要素を取り入れる
- 「できるかな?」と問いかけながら、挑戦心を刺激する
- ボールに慣れ親しめるよう、自由に触る時間を確保する
- 基本的な「止める、蹴る、運ぶ」動作を遊びの中で自然に身につける

成功体験の積み重ね

子どもたちの「できた瞬間」を絶対に見逃さない。これが私の最重要ミッションです。小さな成功でも、それを見つけて「すごいね!」「上手だね!」と声をかけることで、子どもたちの表情が一気に明るくなります。

私は意識的に「たくさん褒める、めちゃめちゃ褒める」を実践しています。褒められることで自信を持った子どもたちは、さらに挑戦しようとする姿勢を見せてくれます。

個別対応の重要性

子どもたち一人ひとりの性格や発達段階は異なります。活発な子もいれば、恥ずかしがり屋の子もいます。運動能力の差もあります。そのため、毎回異なるアプローチを試行錯誤しながら見つけていく必要があります。

- 集団行動が苦手な子には、個別に声をかけて安心感を与える
- 運動が得意な子には、少し高いハードルを設定して挑戦させる
- 消極的な子には、できたことをより大きく褒めて自信をつける

自主性を育む声かけ

最終的に大切なのは、子どもたち自身が「考えて、行動できる」ようになることです。直接的な指示よりも、「どうしたらいいと思う?」「君はどう思う?」といった問いかけを通じて、子どもたちの自主性を育むことを心がけています。

指導者として得られた学び

子どもたちと向き合っていると、常々自分が成長させてもらっていると思います。
まずは観察力がついてきていると思いますし、小さな変化を見逃さないように心がけています。

毎回、同じような練習方法は通用しないので、飽きさせずにいろんなアプローチも考えます。そうすることで自分自身の想像力も鍛えられています。
そして、子どもたちの純粋な笑顔や「できた!」という瞬間の喜びに触れることで、日々の生活が豊かになっている、豊かにしてくれている感じがとてもします。

まだまだ新米コーチとして、学ぶべきことは山積みです。しかし、子どもたちがサッカーを楽しみながら成長できるようにサポートしていきたいという気持ちは、日々強くなっています。

技術的な向上はもちろん重要ですが、まずは子どもたちにとって「サッカーが楽しい」「また来週も来たい」と思ってもらえる環境づくりを最優先に続けていきます。

おわりに

サッカー指導者としての経験は、単に子どもたちを教えるという一方的な関係ではありません。子どもたちから学ぶことのほうが多いほどです。彼らの純粋さ、挑戦する勇気、仲間を思いやる心に触れることで、私自身も成長させてもらっています。

サカママとして、そして指導者として、これからも子どもたちと一緒に成長していきたいと思います。同じような想いを持つ保護者の皆様にも、ぜひ指導者としての挑戦をお勧めしたいと思います。人生が楽しくなることは間違いないですよ!!!

WRITER PROFILE

みさっきー
みさっきー

美容師/カメラマン/サッカー3級審判員/ キッズコーチ/D級コーチ
息子のサッカー練習を見ながら、ルールをしっかり学びたいと思い、4級審判員や3級審判員も取得。息子のサッカーチームに貢献したいと思い、キッズコーチ(〜U10)や2023年10月にD級コーチも取得しました。サッカーがある生活を自分の成長と息子と自チームのキッズ達と共に楽しんでいます。

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