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成長痛対策できていますか? 足周りの点検とインソールのススメ!【Monocular #26】

成長痛対策できていますか? 足周りの点検とインソールのススメ!【Monocular #26】

サカママの皆さん、いかがお過ごしでしょうか?サカママライターのマツユミです。
気が付けば、2023年度も終わろうとしています。進学やチーム移籍、引越しなど新しい道に進むための準備を始めているご家族も多いのではないでしょうか。また、新年度に向けてサッカー用具の点検から新調まで、スポーツ用品店に足を運ぶ数が増える時期かと思います。特にこの時期、進級と共にトレシューやスパイクを新調する選手も少なくないですよね。

実は、ジュニア時代に成長痛に悩んだ息子ですが、インソールを変えたことで足の痛みが軽減されました。その経験から、スパイクを新調する際は、愛用のインソールとの相性を必ず確認しています。そこで今回のコラムでは、サッカー靴選びの際に忘れがちなインソールに関する情報や、選ぶポイントを皆さんと共有したいと思います。

サッカーキッズが直面する「成長痛」とは?

さて、サッカーキッズにとって、足の痛みは大敵です。痛みの原因はさまざまですが、よく耳にするいわゆる「成長痛」といっても、膝周辺に痛みを感じるオスグッド病や踵が痛いシーバー病、足指の骨折やアキレス腱の損傷など、それぞれ痛みの箇所や原因は異なります。

いずれにしても、痛みを感じている子ども自身はもちろんのこと、その姿を見守るママたちにとっても「成長痛」は、とっても辛いですね。特に、少しでも痛みを感じたら、「無理をせず練習を休むべし!」ということは、頭では十分理解していても、それでもボールを蹴りたいのがサッカーキッズ(笑)。親の想いとは裏腹に、なかなか練習や試合を休もうとしませんね…。

実は、息子も小学校高学年頃に成長痛に悩んだ時期がありました。その時は、痛みがあるため十分に走ることができない、痛い方の足をかばってしまいボールを蹴る際に力が十分に入らないなど、明らかに動きが鈍かったのを覚えています。さらに、足の痛みは集中力にも影響を及ぼし、試合中の判断が遅くなることもしばしばありました。そこで、我が家では対策をいくつか講じたのを覚えています。

 
所属チームで実施された足の点検会

成長痛を長引かせないための対策

まず、第一に休むこと。セカンドスクールをお休みして、サッカーは週2日、チーム練習と試合だけにしました。親としては、チーム練習も休んでほしいとの願いはありましたが、そこは息子と話し合い、彼の想いを優先しました。

第二に足回りを見直しました。具体的には、使用中のトレシューやスパイクが、息子の足に合っているか、またそれらを正しく使用できているかです。そこで気が付いたのは、息子が好きで愛用していたスパイクメーカーは、実は息子の足に合っていなかったということです。そしてその問題は、息子の足に合わせたインソールを使用することで解決することを知りました。

実際に、足に合ったインソールをお気に入りのスパイクに入れてみたところ、スパイクの中で不安定だった足裏や踵はしっかりと収まるようになりました。さらに、足が安定したことで体のバランスが良くなり、痛みを抱えていた箇所にかかる負担が軽減され、成長痛も改善に向かいました。

インソールは、市販のものからオリジナルのものまでさまざまな種類が販売されています。購入する際に気を付けたいことは、普段愛用しているソックスとスパイク・トレシューを必ず持参することです。インソールは、素足の特徴を踏まえたうえで、愛用しているソックスやスパイクなどとセットにし、サッカーをする際の状態において一番安定するものを選ぶ必要があるそうです。いろいろなものを試してみて、足に合うものを見つけてみてください。

 
お気に入りのスパイクとインソール

できれば避けたい「成長痛」ですが、なってしまったら深刻になる前にしっかりと足を休めること、そして、足の周りを点検することをおすすめします。それでは、2024年度も全てのサッカーキッズとサカママの皆さんがハッピーなサッカーライフを送ることができますように!

WRITER PROFILE

マツユミ
マツユミ

「みんなちがって、みんないい社会とは?」を日々考える社会科学系研究者。2人のボーイズ(12歳・9歳)を育てるサカママ。兄は、サッカー8年目。一方、弟は兄の影響でサッカーを始めるも、現在はアイスホッケーに夢中。スポーツ医の夫と愛犬の5人家族。