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ドロップボール【競技規則の変更】

先日、U12のゲームで、次のような場面がありました。
守っていた青チームが攻撃に移るため味方の選手にパスをしたとき、たまたま青のペナルティーエリア内で近くを走っていた主審にボールが当たり、相手の赤チームの選手の前に転がりシュートできるような場面がありました。
そのとき、主審は笛を吹いてプレーを止めて、青チームのゴールキーパーにボールをドロップして再開しました。
今までの審判員は、グラウンドにある「もの」のような扱いだったため、主審にボールが当たって、相手チームのボールになってもそのままプレーを続け、今回のケースであれば赤チームのシュートを認めていました。
しかし、今回の改正により、ボールがフィールドの中にあり、審判員に触れ、次のような場合は、ボールはアウトオブプレーとなり、ドロップボールで再開されることになりました。
① パスをした反対のチームが大きなチャンスとなる攻撃が始めるか
② 審判員に当たったボールが直接ゴールに入るか
③ ボールを保持するチームが替わる

つまり、たまたま守備側の選手がキックしたボールが主審に当たりゴールに入って、オウンゴールとなることはなくなりました。
もうひとつ大きく変わったことは、ドロップボールで再開するとき、今までは両チームの選手が何人でも参加することができましたが、必ず一人の選手にボールをドロップして、再開することです。さらに、ペナルティーエリア内でドロップボールを行う場合は、自陣のゴールキーパーにボールをドロップすることになりました。
ドロップボールで、無用な対立やトラブルを起こさないため、最後にボールをプレーしたチームにボールをドロップすることになりました。この時、他のすべての選手は4m以上ボールから離れなければなりません。
このように、サッカーがよりスピーディーに、円滑に行われるように、競技規則をシンプルにしたものと考えられます。ボールが当たった審判員も「人」としてほっとするでしょうね。

WRITER PROFILE

小幡 真一郎
小幡 真一郎

1952年7月21日生まれ、京都府出身。元国際主審。
サッカーの競技規則の側面から、サッカーの持つ魅力、またはサッカーそのもののを伝えたいと思います。著書に7月21日発売『おぼえよう サッカーのルール』(ベースボールマガジン社)、『すぐに試合で役に立つ! サッカーのルール・審判の基本』(実業之日本社)、『失敗から学ぶサッカー審判の教科書 しくじり審判』(カンゼン)がある。

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