教えて!カントク!ESPORTE CLUBE JOGADOR(埼玉県)杵渕伸治監督
「中学サッカー進路」について、サカママからの疑問に監督が答えます。ただ上手さだけを追求するのではなく、サッカーを通した人間教育の大切さについて、耳を傾けてみてください。
ESPORTE CLUBE JOGADOR
(埼玉県)
杵渕伸治監督
小学生のうちに中学サッカー進路はいつごろから考えるべきでしょうか?
明確な目標が決まっている選手は早くても問題ないと思います。
ただし、周りの子に合わせて何となく早く決めてしまうのは良くないです。自分が将来的にどのような選手になりたいか、どこでサッカーをすることで自分のプラスになるかしっかりと考えた上で進路を決めて欲しいと思います。
中学年代の保護者のサポートについて、どういったことが大切か、また保護者はお子さんとどう向き合うことが大事だとお考えでしょうか?
思春期を迎える選手たちは、自立をしようと、反抗をしたり口数が減ったり親離れが始まります。それでも親として日常的な会話を今まで通り続けることで選手に安心が生まれると思います。
またサッカーに限らず自分の判断で行動を起こして失敗することは、必ず成長に繋がります。保護者さんは、転ばぬ先の杖を出さず、そっと見守り応援することが大切ではないでしょうか。
中学年代の育成について、大切なことは何だとお考えですか?
目先の勝敗に左右されずに普段のトレーニングを設定し、それを行うこと。各選手の試合数と強度をちゃんと確保すること。幾多の挑戦、失敗から成功を導き出すこと。選手自身が明確な目標を持ち、3年間日々を積み重ねること。これらが大切だと考えているので、このことを念頭に指導を行っています。
クラブチームでの活動と学業は両立できるでしょうか?
できます。当クラブは13年目を迎えますが、毎年のように偏差値70前後の進学校に進む選手がいます。その選手たちこそ、練習を休みませんし、受験期もトレーニングを積めている選手が多かったです。
クラブチームにおける中学の部活動との違い、部活動と比較したクラブチームの良さとは何でしょうか?
部活動との違いはたくさんあります。高いレベルでの選手同士の競争があったり学年担当スタッフ(プロのコーチ)いたり、様々な特色を持つ相手と対戦が可能ですので試合の強度があったりなど、選手として成長できる土壌があります。
また、各学年での練習及び試合が行え、強豪高校やユースクラブへの進路がしっかりしていますし、各クラブ独自の育成コンセプトもあるので、育成面でも部活動に負けず劣らず恩恵がありますね。
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