「サッカーと勉強の両立」どうしてる?習慣にする方法は?
学年が上がるにつれてサカママを悩ます、サッカーと勉強の両立問題。先日、KUMONとサカママのコラボレーション企画「オンライン座談会」を行い、その解決策や勉強を習慣にする秘訣を伺いました。先輩サカママの経験談も満載。ぜひ参考に!
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岡本 結さん
長男(小3)と次男(年長)がクラブチームに所属。長男のKUMON歴は1年7ヵ月。
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嶋村 みず穂さん
長男(中1)がクラブチームに所属。KUMON歴は年長の終わり~小6。
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中川 ゆう子さん
次男(高3)がサッカー部に所属。KUMON歴は幼稚園年中~小4。
サッカーと勉強、両立できてる?
―― まずは、お子さんのサッカー状況について教えてください。
- 岡本さん
- 小学3年生と幼稚園年長の兄弟で、2人ともサッカーをやっています。スポーツに特化した幼稚園にサッカークラブがあったので2歳頃からサッカーを始めました。今は週5回ほど活動があるクラブチームに所属しています。
- 嶋村さん
- 小学1年生の時に、学童に社会人リーグのサッカー選手が来て一緒にサッカーをしたり、その選手の試合を観に行くようになって、サッカーをやりたいと。最初はフットサルから始めて、小学4年生の終わりから少年団に入りました。今は中学1年生で、クラブチームでサッカーを続けています。
- 中川さん
- 高校3年生の次男は、小学1年生の時にクラブチームに入り、サッカーが大好きに。サッカーをするために中学・高校も選んで、今はサッカー部に入っています。
―― 「サッカーは大好きだから頑張っているけれど、勉強は自らしない・・・」というサカママの声をよく聞きます。お子さんたちは、どのようにサッカーと勉強を両立しているのでしょうか?
- 嶋村さん
- 息子は、朝は元気なのですが、夜に近づくにつれて元気がなくなるタイプ。夜の練習に行ったらエネルギーを使い果たして、ご飯を食べるのも時間がかかってしまうくらいです。だから、小学生の時から勉強は朝にすることが多いですね。朝、勉強をすると効率がいいというのを本人もつかんだみたいです。
- 岡本さん
- 「ママに宿題をやってと言われると、やる気をなくすんだよ」と言われたことがあったんです(苦笑)。それ以来、宿題や勉強というワードを出さずに「今何時だっけ?」「サッカー何時に出るんだっけ?」などと言うと、自分で宿題のことを思い出して、机に向かっていますね。決まった時間に勉強するのがいいとは思うのですが、クラブチームの練習時間や場所もバラバラなことが多いので、なんとなくヒントを出して勉強を促すように心がけています。
- 中川さん
- 子どもたちは食卓テーブルで勉強していたので、休みの日は家族みんなで食卓テーブルで勉強するようにしていました。
「コツコツ積み重ねていく力」が身についた方法とは?
―― お子さんたちはKUMONで学んでいたのでしょうか?
- 嶋村さん
- 文字の書き取りをしっかりさせたいと思い、年長の終わり頃から小学校を卒業するまで、KUMONで国語を学んでいました。
- 岡本さん
- 長男は幼稚園の頃から通信講座をやっていたのですが、新品未使用のまま、どんどんたまっていって(苦笑)。週1、2回は、先生から直接サポートしてもらえるほうがいいと思って、小学1年生の秋頃からKUMONへ。今、兄弟で通っています。
- 中川さん
- 長男がKUMONをやっていたこともあり、次男も幼稚園の頃から小学4年生まで通っていました。
―― KUMONに通うようになって、どんな変化がありました?
- 岡本さん
- 通信講座をやっていた時は、新品の本がたまっても、誰からのプレッシャーもないので気にしていなかったようですが、毎週同じ先生に会って、未使用の宿題をたくさん持っていくのは気まずいって思ったみたいで、以前より勉強するようになりました。それに、KUMONの教室では、隣で勉強している子がいると、ダラダラはしてられないと思ったようで、周りの生徒さんたちから刺激を受けていると思います。学習習慣がなかったので、KUMONのおかげで身についてきたと感じます。
- 中川さん
- 次男は勉強が苦手なこともあって、やる気はあるのですがKUMONの10枚の宿題が全部できないことが多々あったんです。だから、「サッカーは、ゴールを決めるだけじゃなく、チーム内で話し合ったり、コーチに自分の思いを伝えることもあるよね。KUMONの宿題が無理なら『10枚は難しいけど、5枚だったらできる』と先生に伝えてみたら?大変なのは自分なんだから、お母さんが言うことじゃないでしょ」と、よくサッカーに紐づけて「自分の思いを伝えることを大切にしなさい」という話をしていました。
先生に自分でできると言った枚数の宿題はやっていたので、発言して解決する力というのが、KUMONをきっかけに身についたのかもしれないですね。
- 嶋村さん
- 本当に文章を読む力がつきましたし、読書も驚くくらい集中してできています。読解力で困ったことは一度もなかったですね。KUMONで小さい頃からしっかり読み書きを習慣にしていたというのがつながっているのかなと思っています。
漢字はもちろん、書き順もしっかり覚えられているんです。繰り返し何回も書き順通りに書いていたので身についていたんだなと思いました。
- 中川さん
- 次男はサッカーを続けるために、サッカーができる環境が整っている中学を受験すると決めたんです。でも、クラブチームに所属していたので、学年が上がるにつれて試合や遠征も多くなり、サッカーと勉強とのバランスが大変だったはずなのですが、一度も「勉強しなきゃ駄目だよ」と言ったことはなかったですね。小さい頃から自分のペースで、コツコツ勉強を積み重ねていくというのがKUMONで身についていたので、受験に合格できてずっとサッカーライフが充実できているんだと思います。
サッカーと勉強には共通点がある!
―― 中川さんから「コツコツ積み重ねていく」というお話がありましたが、サッカーも日々の積み重ねが大事ですよね。サッカーと勉強がつながっていると思うことはありますか?
- 中川さん
- 次男はKUMONのプリントをするのに人の倍かかっていたので、同じ箇所を何度か学習するというのを繰り返していたんです。「嫌にならないの?」って聞きたかったぐらい(笑)。でも、「ヨシ!もう1回やってやる!」と、何度も繰り返してやっていましたし、諦めなかったんですよね。
高校の部活では、トレーニングの一つとしてランニングがあって、例えば、400mの1周を何分以内に入らないと連体責任でもう1周走らないといけないというのがあるんです。チームメイトたちがへこたれている中、次男は「走ることはベースだから、みんな行くよ」って(笑)。この "諦めないメンタル" は、振り返るとKUMONのおかげかもしれないですよね。
- 岡本さん
- 長男は小学3年生ですが、KUMONでは4年生レベルの教材を学習しているんですね。KUMONは自分のペースでどんどん先に進めていけるので、自信が持てたり、先に進める喜びもあったりするみたいです。それは、サッカーも一緒だと思うんですよね。去年U-8の時に、1個上のU-9のトレーニングマッチに呼ばれて、すごく喜んでいたんです。実際試合に出たら、体格差があって飛ばされたりしたんですけど、その経験をしてから、自分の学年のカテゴリーの試合に出ると、すごくやりやすく感じるみたいです。難しいレベルを経験したからこそ、自分の居場所に戻ってきた時に感じ方が変わるんだなって。子どものリアクションを見ていると、サッカーと勉強は同じだなと思いますね。
KUMONで学ぶことで時間管理ができるように!
―― サッカーと勉強を両立するには、時間管理も大変になってきますよね。
- 嶋村さん
- 小学生の時は所属していたチームとは別にスクールにも通っていたので、勉強の時間を多くはつくれていなかったんですけど、KUMONの宿題をするのが毎日の学習時間になっていました。土日に試合があるとKUMONの宿題ができる時と、疲れてできない時があるので、「試合前の金曜日に先に宿題をやっておく」「月曜日には宿題をする」と自分でスケジュールを決めてできるようになりましたね。
- 岡本さん
- まだ小学校3年生ながらも、KUMONに通うようになってから、自分でスケジュールを組み立てるようになったというのを実感しています。最初は「KUMONの宿題やるよ」と声かけをしていたんですけど、1年ほど経ち、サッカーの活動が週5回ある中で、いつKUMONの宿題をやればいいのかがわかるようになってきたんですよね。以前と比べて時計を見る習慣が身についてきたと感じています。「サッカーに出発するのが4時半だから、3時半からKUMONの宿題やろうかな。30分あればできるかな」というように、自分で時計を見ながらスケジュールを組み立てるようになったというのは、親から見ても大きな変化だと思っています。 もちろん宿題をやりきれなくて、KUMONの教室に持っていってしまうことはあるのですが、完璧さや問題の正答率よりも、自分で考えて行動するようになったというのは、KUMONに通ったから身についた1番の成果だと思っています。
- 中川さん
- スポーツ専門のクラスなので、テスト前も夜10時頃まで部活動があるんです。そんな中でも、隙間時間をみつけて上手くスケジュールの中に「勉強する時間」を作れているのは、KUMONを通して時間の使い方が身についていたおかげかなと思いますね。
―― サッカーではコーチの指導が大事になってきますが、KUMONの先生の教え方の印象は?
- 岡本さん
- 息子たちが通っている教室のKUMONの先生は、褒めながら伸ばしてくれるので、すごくありがたいなと思っています。誰に対しても、我が子のような感じで温かく迎え入れてくれているのが毎回伝わるので、いい環境で学ばせてもらっていると思いますね。
- 中川さん
- 引っ越しをしたこともあり、息子たちは2つの教室に通ったんです。2つの教室とも、先生が一人ひとりの進み具合を見て、子どもに応じて励ましの言葉をくれたり、やる気を起こすように促してくれましたね。
- 嶋村さん
- お兄ちゃんがKUMONをやめる時に、妹が一人で通うのに自信がなくて先生に相談に行ったんです。その時に「あと少しでオブジェがもらえるところまできているし、すごく頑張ってるから、少し休んでもう1度チャレンジしたらいいよ」と、子どもの頑張りを尊重しながら、いろいろ提案してくれました。
―― 最後に「KUMONはこんな方におすすめ!」というのがあれば、教えてください。
- 中川さん
- 中学受験をするお子さんを持つお母さんたちから「今まで自由だった子をどんなふうに勉強に促せばいい?」「勉強の時間はどうやって確保すればいい?」と相談を受けることがよくあるんです。小学4年生でいきなり塾に入ると、子どもも親も大変だと思います。うちの息子たちは、幼い時からKUMONに通うことで、椅子に座って鉛筆を持つ習慣が身についていたんですよね。また、KUMONでは、自分の学年より少し下の段階から始めるので「できた」という達成感が味わえるんです。小さい頃から、少しずつでも学習習慣や達成感があれば、それがベースになるので塾に入っても大丈夫だと思います。中学受験を考えているなら、小さい頃からKUMONに通っておくといいのかなと思いますね。
- 嶋村さん
- 幼稚園や保育園で、読み書きする時間があっても楽しい時間ですよね。それが小学校に入って、いきなり勉強になると大変だと思うんです。幼稚園や保育園のお子さんがいて、習い事を何にすればいいか迷っているなら、KUMONに通うことで、事前に練習になり、後々役に立つと思います。
- 岡本さん
- 息子は「本に興味がない・絵本の読み聞かせは希望しない・漫画も読むレベルじゃない」というタイプだったので、KUMONで文章を読むことになる環境が本当にありがたいですし、大きく変わったと実感しています。小学校低学年では、漢字のミニテストのようなものはあっても、100点満点になるようなテストがあまりないので、授業の出来具合がわからないところがあると思うんです。それに今は置き勉なので、教科書やノートもチェックできなかったり。KUMONに行くと「ここができている・間違えている」などに親が気づくことができるので、苦手なところを促したりできるんです。低学年ならではだとは思うんですけど、テストや成績がいまいちわからないタイミングでは、KUMONがあることで、自分の子どものことをわかってあげられるなと思います。
小学校低学年の段階は、地頭よりも「知ってるかどうか、見たことあるかどうか」という経験値が大事だと思っています。KUMONで学んでいると、知っているから手を挙げてみようということにつながったり、自分に対するセルフイメージが「僕って結構勉強ができる」というところからスタートできますよね。KUMONでどんどん先に進めていけば、その感覚が続いていくんだと思います。