第3回soccer MAMA FESTA レポート KUMON presentsトークショー 「文武両道と夢を叶えるチカラ」
第3回soccer MAMA FESTAのステージでは、サッカー元日本代表の福西崇史さんとJFAアカデミー福島で指導している中田康人さんによるトークショーが行われました。
文武両道を実現するためのヒントが詰まったトークショーの内容を紹介します!
サッカーは考えてプレーする必要がある
──まず、福西さんの子ども時代について教えて下さい。
福西さん
サッカーは小学校4年生から始めました。3つ上の兄が器械体操をやっていたので、器械体操は元々していましたが、サッカ ーは、友達が始めると聞いて一緒にやろうと思ったのがきっかけです。最初の頃は、失敗しては走って、蹴ってはまた走ってという感じでした。
──JFAアカデミーについて教えてください。
中田さん
JFAアカデミーは『世界のTOP10を目指した個の育成』をテーマに、サッカーエリートを養成する中高一貫教育の機関です。今年で10年目を迎え、一学年に男子が 15 名、女子が 5名在籍しています。基本的には、親元を離れて全寮制で活動しています。
福西さん
僕がジーコ監督の時の日本代表として活動していた時に、アカデミーができるということでした。サッカーのために寮に入って、勉強もしながらサッカーをして、しかもエリートの方に教えてもらえるというのは、すごい、今後が楽しみだっていう話を選手たちとしていた記憶があります。
中田さん
JFAアカデミーでは、サッカーのトレーニングをはじめ、 4本の柱というものを設けています。1つはもちろんサッカーのトレーニング、2本目は栄養です。三度のしっかりとした食事を食べさせるということを目的として、スタッフも含めて子どもたちと一緒に食育を学んでいます。
3本目は休息です。トレーニングをするだけではなくて、睡眠時間も含めて、1週間の中でどこできちんと休むのかということです。そして4本目が学習です。良いサッカー選手になるためには、日頃の勉強も含めて学ぶということがとても大切だからです。これら4本の柱をベースにして日々生活をしています。
福西さん
僕もプロになってから栄養や休養など、サッカーに関わることを学びましたが、子どもの頃はそこまで考えていませんでした。でもサッカーは考えてプレーする必要があるので、勉強をするということは、サッカーをする上でのやる気や集中力につながると思います。
「能動的な発言や行動ができるようになるために、お子さんの考える力を育ててほしい」
中田康人
1962年2月14日、北海道出身。大学卒業後は都立駒場高校で教師を務め、その後U-16日本代表コーチやJFAナショナルトレセンコーチを務める。現在はJFAアカデミー福島 サブスクールマスター。JFA公認S級ライセンス保持。
フェスタでは、JFAアカデミー福島で実際に学ぶ生徒たちの映像を見ることもできました。動画の詳細はYou TubeのKUMONいくもんチャンネルでご覧いただけます。
サッカーの技術を磨くことは自分で問題を解くことと同じ
──KUMONとJFAアカデミーの関わりについて教えて下さい。
中田さん
JFAアカデミーでは2014年2月からKUMONの学習を取り入れています。KUMONは自分のレベルに合った教材からスタ ートできるのが非常に大きかったのかなと思います。KUMONを学習時間のスタートに20分間やらせたことで、最初から集中して勉強ができるようになりました。
福西さん
サッカーだって自分のレベルがあって、そこから少しずつできるようになりますよね。自分で問題を解くというのは、サッカ ーでいうと自分の技術を磨くことと同じで、どちらもできると喜びを覚えて成長できると思います。 20分という限られた時間に集中して勉強する点も良いと思います。
──勉強がサッカーにつながる部分はあると思いますか?
中田さん
彼らが自分自身で感じることはないと思うんですが、我々コーチが見ていると、この子は集中するようになってきたなとか、コーチングのところで彼らに質問した時に、それまでは“はい”という返事しか返ってこなかったのが、“こういうプレーをしようとしました”など、きちんとした返答が返ってくるようになったり、勉強することで考える力が身に付き具体的に自分を表現できるようになったと思います。
福西さん
僕も息子には勉強をしろと言いますが、学習することがサッカーにいきるんだということを伝えるようにしています。ただし、自分からやるということが一番大事。サッカーも同じですが、自分からやるのと嫌々やらされているのでは全く違うと思うので。
中田さん
片方だけが伸びるっていうことは絶対ないと思うんですね。
サッカーの調子が良い子は、学習での取り組みも良くなりますし、サッカーの調子が悪い時は成績も落ち込んだり。そういう意味で、勉強はサッカーには欠かせないと思っています。
「勉強をすることは、サッカーをやる上でのやる気につながる」
福西崇史
1976年9月1日、愛媛県新居浜市出身。新居浜工業高校卒業後、Jリーグのジュビロ磐田に入団。ポジションはMFで、チームの主軸選手として活躍。日本代表にもたびたび選出され、2002年日韓、2006年ドイツワールドカップに出場。2009年に現役引退。現在は、サッカー解説のほか、テレビや雑誌など多方面で活躍中。
自分のプレーの特徴を出していくことが大事
──サカママへメッセージを。
福西さん
小さい頃からボールを触ってなきゃいけないですか?という質問をよく受けますが、そんなことはないんです。僕はエリートではないので、小さい頃からボールに触っている人に技術はかなわない。それでも、追いつきたいという思いでやってきましたけど、それよりも、自分が持っているものをどれだけ出せるかということが大事だと思ったんです。だから、僕の場合、体操をしていて体を使うことができたから、そこを伸ばしてやろうと思って。体の当て方やぶつかり方とか、そういうところを伸ばしていくようにしていました。もちろん技術を持っている人を真似ることもやりましたが、それ以上に自分の強みや特徴をいかすために何をするかを意識してプレーしていました。だから、スタートが遅くても、基本的なことができるようになったら、自分のプレーの特徴を出していけば良いと思います。親御さんは、お子さんを長い目で見て助けてもらえるとありがたいですね。
中田さん
もしかしたらサッカーの中で考える力が1番大切かもしれません。受け身ではなくて能動的な言葉や行動は、頭で考えていないと出てこないので、お子さんの考える力を育ててもらえればと思います。
サカママからの質問!
リフティングが上手になるにはどうしたらいいですか?
福西さん
最初は小さな目標でも成功すると喜びを覚えて、リフティングすることが楽しくなっていくと思います。リフティングが上手くできるようになると、試合でもボールが上手く飛ぶようになったり、色々つながっていくので、まずは楽しさを覚えさせることが大切です。
中田さん
例えば今日は10回リフティングができたら、明日は11回みたいに、大きな目標ではなくて少しずつ目標を上げていくことが大事だと思います。
KUMONのように、“できたから続けよう”という感覚と一緒なので、できたら褒めて次の目標を目指しましょう。
お子さんがKUMONを学んでいる(学んでいた)ママの声
A1算数の計算につまずくことがあると感じたので、KUMONを学ばせようと思いました。
A2実際に計算が早くなりましたし、最初は自分の学年より下の学年の内容からスタートするので、今までの復習にもなりました。
A1私の周りでKUMONに通っているお友達が多かったので、お友達と一緒に始めました。
A2たくさん○をもらえるのが楽しくて通い続けることができましたし、以前より集中力がついたので、様々な面で役に立ったと思います。
A1鉛筆が苦手だったので、文字を正しく書けるようにしたいと思い学ばせています。
A2平仮名とカタカナはしっかりと書けるようになりましたし、小学校入学前に毎日少しでも勉強するという習慣が身に付いたと思います。
A1姉がやっていたこともあり、自分からやりたいと言ったので1年生から始めました。
A2元々算数は苦手意識を持っていたのですが、KUMONで学ぶことで、算数に対する苦手意識が実際なくなり、計算も早くなりました。
A1本人が自分からやりたいと言ってきたのと自宅から近かったので始めました。
A2通い始めて4年になります。自然に英語と算数ができるようになりましたし、明確な量を毎日勉強する習慣が身に付いたので、とても助かっています。
A1体験にいったらとても気にいったみたいで、英語を習いはじめたところです。
A2宿題は大変だとはいっていますが、とにかくKUMONが楽しいみたいです。算数もやろうか迷うくらいやる気になっています。
A1自宅から教室が近かったこともあり、2年前から習っています。
A2KUMONをはじめたおかげで、かなり英語力がついたと思います。とてもためになっているので、もっと早くから習わせておけばよかったと思っています。