メインコンテンツに移動
【レポート】ZAMST presents スポーツドクター 大瀧尭也先生が解説!ジュニア世代に起こりやすい3つのけがと対処法

【レポート】ZAMST presents スポーツドクター 大瀧尭也先生が解説!ジュニア世代に起こりやすい3つのけがと対処法

スポーツドクターの大瀧尭也先生を迎えて行ったケガ予防講座。ここでは、サカママとして知っておきたい成長期の子どもに起こりやすい3つのケガについて解説します。

1.膝の下側が痛くなる オスグッド・シュラッター病

膝の下側に痛みが生じるのが「オスグッド・シュラッター病」です。成長途中の子どもは筋肉や腱の発達が未熟のため、膝にくっついている大腿四頭筋(もも前の筋肉)が硬いと、ジャンプやダッシュなどを繰り返すことで、脛骨(すねの骨)が引っ張られ、付着している部分がはがれたり、炎症を起こして痛くなってしまいます。

軟骨がはがれて痛みに

[対処法]痛みがなくなるまで休み、太もも前の筋肉の柔軟性を高めよう

痛みがなくなるまで練習や試合を休み、その間、太もも前の筋肉を柔らかくするストレッチを行うようにしましょう。痛みがなくなったからとすぐに復帰をしても、筋肉の力が出せていないと再発してしまう可能性も。日々、可動域や圧通点(指で圧迫したときに痛みが出る箇所)をセルフチェックして、大事な試合のときなどは膝用サポーターを上手く活用するといいでしょう。

●太もも前のストレッチ

太もも前のストレッチ
横向きに寝て右手で右足をつかみ20~30秒キープ。反対側も同様に行う。

●サポーターでのアプローチ

サポーターでのアプローチ(JKバンド)
膝下に巻くだけ。膝のお皿の下を適度に抑えることで負担を軽減。JKバンド1,430 円
サポーターでのアプローチ(JK-1)
成長期に多い膝のトラブルに。膝全体をホールドすることで、膝下にかかる負担を軽減し、太もも前もサポート。JK-14,180 円

2.かかとの痛み シーバー病

シーバー病は、サッカーの練習のしすぎ、ふくらはぎや足裏の筋肉の硬さ、偏平足(土踏まずがない状態)などよって起こるかかとの痛み。子どものかかとの骨はまだ完全にくっついてなく、骨よりも筋肉の牽引が強いため、地面から衝撃を受けるとアキレス腱と足底筋膜が強く引っ張り合い、かかとの骨に痛みが生じてしまいます。

偏平足だとシーバー病になることも

[対処法]アキレス腱のストレッチでふくらはぎを柔軟に

痛みがある間は練習を休み、アキレス腱のストレッチなどを行ってふくらはぎ周りの筋肉をやわらかくすることが大事。足裏の筋肉の硬さや偏平足が要因になっているなら、タオルギャザーやカーフレイズも取り入れるように。再発しないためにも、かかとにクッションパッドがあるサポーターを活用、偏平足の場合はインソールを使うといいでしょう。

●タオルギャザー

タオルギャザー
床にタオルを敷き、かかとは固定したまま、足指を使って自分のほうにタオルをたぐりよせる。

●カーフレイズ

カーフレイズ
つま先だけをあげて20秒ほどキープしてから降ろす。10回ほど繰り返す。

●サポーター・インソールでのアプローチ

サポーター・インソールでのアプローチ(サポーター)
パフォーマンス向上、疲労やケガへの対策に。フットクラフトフットボールスタイル 6,270円
サポーター・インソールでのアプローチ(インソール)
クッション性のあるパッドでかかとの衝撃を緩和。ヒール&アーチサポーター 2,970円

3.再発してしまうことも多い! 足関節捻挫

捻挫には足首を内側にひねる内反捻挫と、外側にひねる外反捻挫があります。足関節には多くの靭帯があるので、損傷により治療法も異なります。そのため捻挫をしたら、チームのトレーナーや病院で診てもらうようにしましょう。

足首捻挫の約90%が内反捻挫とも!img

[対処法]可動域が改善してから復帰し足首サポーターを活用

休んでいる間に可動域が狭くなったり、靭帯が硬くなってしまいがちなので、痛みがなくなったら足首の周囲の筋肉バランスを戻すトレーニングを行い、可動域が改善してから復帰することが大切。無理をして続けたり、痛みが引いたからとすぐに復帰してしまうと捻挫を繰り返し、腱が再生しなくなってしまう場合も。復帰する際は普段の生活の中で足首サポーターを取り入れるといいでしょう。

●バランストレーニング

バランストレーニング(070)
タオルやボールなど不安定なものの上に片足で立ち20~30秒キープ。反対の足も同様に行う。
バランストレーニング(056)
片足で立ち、浮かせた方の足を斜めに引いて20~30秒キープ。反対の足も同様に行う。

●サポーターでのアプローチ

サポーターでのアプローチ
足首の内反の抑制に。A1ショート 4,180円
サポーターでのアプローチ
薄さと強さの両方を実現し、サッカーシューズの中でもかさばらない。FILMISTA ANKLE 3,300円

親子でストレッチを習慣に!

高学年になるにつれて、身長が1年間で5㎝ほど伸びるタイミングがあると思います。その時期はケガをしやすいので、日頃からストレッチを習慣にして柔軟性を獲得しておくことが大切。お風呂上りに親子で雑談しながら行うといいでしょう。

楽しく学べるイベントを今年も開催。参加者全員にプレゼントも!

11月15日(金)、昨年大好評だったZAMST presentsのイベントを開催。大瀧先生によるケガ予防講座の後、日本シグマックス株式会社の森さんが、成長期のジュニアアスリートに役立つザムストのアイテムも紹介してくれました。さらに、ランチを食べながらの交流会や、全員に当たるプレゼント抽選会も実施。参加者からは「必死にメモを取りました!」「情報交換ができて楽しかったです」などの声も多数あり、大いに盛りあがりました。

★ザムストのサポーター・インソールについてさらに知りたい方はこちらをチェック!

※商品の価格はすべて消費税込みの総額表示です。

写真/奥西淳二(イベント)

Pick Up

第10回サカママオンラインフェスタ

家族みんなで楽しめる大型オンラインイベント、サカママオンラインフェスタを開催します!
第10回となる今回は、サッカー日本代表の谷口彰悟選手、中村敬斗選手、ガンバ大阪トップチームコーチの遠藤保仁さんなどがサカママLIVEのゲストに登場します!
ゲストと直接お話しできる質問コーナーも実施します。

新たなスターは誰だ!?「選手権」注目プレーヤーFILE

世界で活躍する数多の名選手を輩出してきた選手権。今大会で輝きを放ち、次の一歩を歩み出すのはどの選手か!?8人の注目プレーヤーをピックアップする!

「JFA 第48回全日本U-12サッカー選手権大会」編集部が選ぶベストメンバー発表!

毎年恒例のサカママ編集部が選ぶ「JFA 第48回全日本U-12サッカー選手権大会」ベストメンバー!
ジュニアサッカーの集大成となる大会で、眩い輝きを放った選手たちの中から厳選し、ここに発表します!

真冬のサッカーを親子で乗り越えるための寒さ対策~我が家で愛用する便利グッズ~

いよいよ迎える本格的な冬。12月なのに異例の暖かさを記録する日もありますが、今後ますます寒くなる時間をどう切り抜けるか、冬のサッカー活動中に親子でお世話になっている様々な便利グッズを紹介したいと思います。

卒団式、何やってる?気になるあれこれをサカママに聞いてみた!

サカママ&サッカージュニアにとって3月は「卒団」のシーズン。そこで卒団式特集を全2回でお届けします。第1回は、卒団式はどんなことをしているか、記念品は何を贈るかなど、気になるあれこれを調査しました。