中学受験とサッカー受験を両立するために、セレクションの現実と“早期決着”という選択
こんにちは。
4月の記事では、Jrユースのセレクションの流れについてまとめました。
では実際に、「中学受験とサッカー受験をどう両立するのか?」
結論からいうと、一般セレクションが始まる前に、サッカーの進学先をある程度決めておくことが大きなポイントになります。
そのためには、実は4年生〜5年生の動き出しがとても重要になってきます。

セレクションの現実は「終わらないゲーム」
Jrユースのセレクションには、大きく分けて
・練習会(スカウト・内部選考)
・一般セレクション
の2つがあります。
練習会の場合は、そのチームの下部組織や選抜クラス、あるいは1つ上のカテゴリーになるJrユースの練習に参加しながら評価されることが多く、比較的少ない回数で判断されるケースが一般的です。
一方で、一般セレクションは異なります。
・集まった選手同士でのゲーム形式
・走力などのフィジカル測定
・チームによっては1次〜3次、4次まで
つまり、1チームあたり3〜4回は参加する可能性があるのです(もちろん1次で内定が出るケースもあります)。
当時は、
「倒しても倒しても次の相手が出てくる…ゲームみたいなシステムだな」
と感じていました。
さらに大変なのは、ここからです。
これらのセレクション日程は、基本的にチームから指定された日時=突然入る予定になります。
この“ある日突然”が、もし夏以降に入ってくると——中学受験を目指している家庭にとっては、かなり大きな負担になります。
なぜ両立が難しくなるのか
中学受験は、6年生の夏以降、一気に本番モードに入ります。
学校別対策、学校別模試など、通常の授業やテスト以外の負担がどんどん増えてきます。
そのタイミングで
・セレクションが複数回入る
・しかも日程はコントロールできない
という状況になると、「どちらが優先!?」という家族会議が、その都度必要になってきます。
だからこそ、一般セレクションに入る前に、サッカーの進路が見えている状態にもっていく。
これが、とても大きなアドバンテージになります。
では、どう動けば良いのか?
両立を目指す場合、いくつかの選択肢、ルートがあります。
① 下部組織・スクールから進路をつかむルート
・Jrユースの下部組織(ジュニアチーム)
・Jrユースを持つスクールの選抜クラス
に、早い段階から関わっておく方法です。
4年生頃からチャレンジしておくことで、
・内部進学やスカウト
・練習会経由での内定
といった流れに乗れる可能性が出てきます。
また、
・チームの育成方針
・コーチの雰囲気
・将来の仲間
を親子で体感できるのも大きなメリットです。
中学の3年間を過ごす場所だからこそ、「家族で納得できるチームかどうか」これは、とても大切なポイントだと感じています。
ただし、Jrユースのあるジュニアチームに入ると、他のチームのセレクションを受けることをある時期まで禁止されていたり、スカウトの声がかかるのが遅かったりすることもあります。
② 強豪環境でスカウトを狙うルート
いわゆる“強豪”と呼ばれるチームに所属するという選択です。
・Jrユースがある強豪との対戦機会
・スカウトが来る大会への出場
など、Jrユースのスカウトに見てもらえる機会は確実に増えます。
機会が増えれば、声をかけていただくチャンスも増えます。
一方で、
・遠征(宿泊あり)
・平日も含めた練習量の多さ
などを考えると、中学受験との両立は、家族で覚悟を決めて取り組む必要があるルートでもあります。
③ トレセンで評価を高めるルート
・地区トレセン
・上位トレセン
を目指すルートもあります。
セレクション時には「選抜歴」を問われることが多いため、トレセンに選ばれていること自体が評価につながるケースもあります。
また、
・トレセンの指導者=Jrユースのコーチ
という場合もあり、スカウトにつながる可能性もあります。
ただし、「中学受験=途中でサッカーを休む可能性あり」と見られてしまうことで、トレセンへのチーム推薦をいただくことが難しくなるケースもあることを理解しておく必要があります。
まとめ
わが家は、振り返ってみると
➀ 下部組織・スクールから進路をつかむルート
と
➁ 強豪環境でスカウトを狙うルート
の両方を選択して、②の結果でサッカーの進学先が決まりました。
中学受験とサッカー受験の両立を考えると、受験日が決まっている中学受験の時期は動かせません。だからこそ、サッカー受験に関しては、まずは
➀ 下部組織・スクールから進路をつかむルート
を念頭において、『行きたいJrユースチームと出会って、ジュニアチームやスクールの有無を確認し、4年生〜5年生のうちにチャレンジしてみる』のが良いのではないかと感じました。
この“早めの一歩”が、その後の選択肢を大きく広げてくれることもあるかと思います。
両立を目指すなら、勝負は6年生ではなく、すでに始まっているのかもしれません。
