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4つの性格タイプから、子どもそれぞれの「サッカーの楽しみ方」や適切なコミュニケーションを実現しよう

皆さまこんにちは! サカママコラム第1回目の「子どものサッカーと成長を支える“メンタル&環境づくり”について」に続いて、2回目の今回は、「子どものタイプ」の話です。

サッカー応援の帰りなどで子どもと話をしているとき、プレーの眼の付けどころや“悔しさ”“嬉しさ”のスイッチの場所について「えっ! そこ? 自分とは違うなぁ」と思われることはありませんか? また「これを言ったら喜ぶだろう」と、良かれと思って褒めてあげても反応がとても薄かったりしたご経験はありませんか?

これはタイプが異なることによるコミュニケーションのズレから起きていることが多いのです。人のタイプの分け方については様々な考え方がありますが、今回はそのうちの一つの、世界中の企業や教育現場でも活用されている行動心理学上のモデルをヒントに、4つのタイプをご紹介していきます。

1.タイプを知っていると何がいいの?

親が子どものタイプの傾向をわかったうえで接していると、子ども目線でも『わかってくれている』という共感が生まれ、心の距離が近くなります。

例えば、親が「結果」を大切にするタイプで、子が「和」を大切にするタイプだった場合、親は応援する気持ちから「もっと点を取りにいってみたら?」と声をかけます。それは決して間違いではありません。ただ、子どもにとっては『みんなで力を合わせたい』という思いの方が強かったかもしれません。

そんなとき、声かけの意図がうまく伝わらず、ちょっとした“気持ちのズレ”が生まれることもあります。タイプを知ることは、こうした「可愛い我が子がゆえのすれ違い」を防ぐための地図を手に入れることなのです。

2.4つのタイプ別「サッカーの楽しみ方」

1 “一番”が大好きチャレンジャー (D)

〜勝利と達成に向かって真っ直ぐ進みたい!〜
特徴:意志が強く、結果にこだわります。「自分がチームを勝たせた」という手応えを求め、困難な状況ほど燃えるリーダー候補です。
本音:「俺が試合を決める」「いつか絶対にビッグになってやる!」
あるあるシーン:試合に負けると誰よりも悔しがり、時にはチームメイトに厳しい言葉を投げかけることもあります。練習では、リフティングの回数競争といった「勝負」が絡むメニューになるとギラギラと熱中します。

2 目立ちたがり屋の明るいスター (i)

〜楽しさと称賛がエネルギー源〜
特徴:楽天的で自由で社交的。周囲を明るくします。スキルそのものよりも「自分のプレーに周囲がどう反応するか」に敏感です。
本音:「みんなを驚かせたい!」「すごいって言われると、もっともっと楽しくなる!」
あるあるシーン:試合中にトリッキーなフェイントを披露したり、ゴール後の派手なパフォーマンスを考案したりします。

3 静かな貢献者 (S)

〜調和と貢献が大事〜
特徴:思いやりがあり、チームの和を大切にします。コツコツと役割を果たす縁の下の力持ちです。
本音:「みんなが仲良しならそれでいい」「チームの役に立ててよかった」
あるあるシーン:シュートを打てる場面でもあえてパスを選択して、ゴールした仲間と喜ぶ姿が見られます。ディフェンスなど、目立たなくてもチームを支えるポジションにやりがいを感じます。

4 こだわりの職人 (C)

〜完璧と緻密さを求める〜
特徴:分析好きで、完璧主義。常に冷静で、物事の「理由」や「論理的な納得感」を重視します。
本音:「どうすれば完璧にプレーできるのか」「ミスや失敗をしないためにもう一度全てを確認しよう」
あるあるシーン:試合に勝っても自分の小さなミスが許せず、一人で黙々とトラップの練習を繰り返したりします。コーチの指示も、納得できて初めて自分のものにしようと努力します。

3.タイプ毎に有効なコミュニケーション術

タイプ 響く接し方 逆効果な接し方
チャレンジャー (D) 結果やリーダーシップを称える 「負けても大丈夫」という慰め
明るいスター (i) プレーの華やかさを称える 「目立とうとするな」という抑制
貢献者 (S) サポートや優しさを称える 「もっとチャレンジしろ」という無理強い
職人 (C) 技術の正確さや緻密さを称える 「根性だ!」という精神論

4.まとめ

大切なことは、タイプの「違い」はただの「違い」であって、「正しい・間違い」や「優劣」ではないということです。11人全員が「自分が点を取りたいDタイプ」ではチームは成り立ちません。また、4つのタイプは、単なる性格診断ではありません。親である私たちの「こうあるべき」という眼鏡を一度外し、わが子の視点で世界を一緒に眺めてみるきっかけとお考えください。

「この子は今、こういう事を大切にしているんだな」という理解が一つ増えるたび、親子をつなぐ心のパイプは太く、強くなっていきます。次回の練習の帰り道は、少しだけ会話のピントを子どもの目線に合わせて、わが子の心が一番輝く瞬間を心から共感して、一緒に喜んでみませんか?

※引用元:HRD株式会社
「DiSC®およびEverything DiSC®はJohn Wiley & Sons社が著作権を所有し、日本語版開発および総販売代理権をHRD株式会社が有しています。」

 

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