『ジュニアの経験を糧に、次のステージへ』 グローバルカップが変えた“意識”―― 全国優勝につながった、その原点|UTAMARO Global Cup U-11 2026 - グローバルカップ2026

『ジュニアの経験を糧に、次のステージへ』グローバルカップが変えた“意識”――全国優勝につながった、その原点

関西・関東の強豪、そして海外の名門クラブが一堂に会するUTAMARO Global Cup。2024年大会にサガン鳥栖 U-12(5年生チーム)として出場した網代時生選手は、その後、小学生年代日本一に輝き、今年からU-15へと昇格を果たしました。成長の原点となったと語るセレッソ大阪との一戦や、全国優勝につながった意識の変化――。ジュニア時代に得た気づきや想いについて伺いました。

『ジュニアの経験を糧に、次のステージへ』
グローバルカップが変えた“意識”――
全国優勝につながった、その原点|UTAMARO Global Cup U-11 2026 - グローバルカップ2026
今年からサガン鳥栖 U-15に昇格した網代選手(48番)。1年生ながらすでに公式戦のメンバー入りも果たしている。

世界を知ったあの日から、すべてが変わった

——サガン鳥栖 U-12(5年生チーム)の選手として参加した2024年のUTAMARO Global Cup(グローバルカップ)は、海外チームや関西、関東など対戦機会の少ない強豪クラブと対戦する経験となったと思います。当時を振り返って、どんなことが印象に残っていますか?

「全国レベル、さらに海外のトップ選手たちのすごさを肌で感じられた経験でした。特に印象に残っているのはユベントスFCの選手たち。身体の大きさや強さ、スピード、技術…全部が違いましたね。国内のチームとの対戦でも、ずっと押し込まれて、自分たちのサッカーが全然できなかった記憶があります」

——かなり大きな“差”を感じたんですね。

「はい。自分たちの力が全然足りていないなと感じました。プレー面以外でも、試合中の声かけとか、コミュニケーションの場面で、強いチームの選手は自分のやりたいことをちゃんと周りに伝えていて、チームとしてまとまっていました。でも、自分たちはそれができていなかったです」

——大会後にはチームのMVPに選ばれていますが、当時の気持ちは?

「MVPをいただいたことはうれしかったですが、チームとしていいプレーができていなかったので、うれしいというより悔しさのほうが大きかったです。もっとできたという気持ちがありました」

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各出場チームから1名選出されるMVPに輝いた網代選手。悔しさを滲ませながらも、「将来は世界で活躍できるミッドフィルダーになりたい」と宣言していた。

「差を知った」ことが、すべての始まりだった

——その経験を経て、意識やプレーに変化はありましたか?

「強いチームと対戦して、自分たちの力不足を実感してから、チーム全体の意識が変わりました。練習でも声をかけ合ったり、要求したりすることが増えましたね。僕自身の意識としては、どんどんチャレンジしようと思うようになりました。強い相手にも自分から仕掛けて、自分の武器を出すことを大切にするようになったと思います」

——“差を知ったこと”が、行動の変化につながった?

「そうですね。そこから、できなかったことをできるようにしようっていう気持ちが強くなりました」

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あの敗戦が、全国優勝につながった

——グローバルカップでの経験の中で、特に印象に残っている試合はありますか?

「セレッソ大阪との準々決勝です。拮抗した試合だったんですけど、あと一歩のところで勝ちきれず、終盤に失点して負けてしまいました。最後の最後で、みんな走れなくなってしまって…。そこが一番の反省でしたね」

——その経験は、その後にどうつながりましたか?

「最後まで走りきれる体力をつけたり、同じような状況にならないように守備を意識したり、攻撃でももっと点を取ろうと考えるようになりました」

——その積み重ねが、全日本U-12選手権(全日)の結果にもつながった?

「はい。準決勝(vs FC TRIANELLO Machida)でも先に失点したんですけど、そこから逆転できたのは、グローバルカップでの敗戦から学び、チームとして改善に取り組んだからだと思います」

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チームの課題を実感したセレッソ大阪戦での敗戦。この経験からチームとして成長を重ね、全国優勝という結果につながったという。

チームの“意識”が変わった瞬間

——チームとしての変化も大きかったのでは?

「はい。最初は全国優勝なんて全然意識していなかったし、1個上の先輩たちが全日でベスト4に入っていたこともあってプレッシャーもありました。それでも、実際にグローバルカップで強いチームとの差を知ってから、みんなの意識が変わったなと思います」

——具体的にはどんな変化が?

「練習の中でも、それまではあまり身体を張るプレーをできていなかったんですけど、どんどんスライディングしたり、ゴールを守るために身体を張るようになりました。“絶対に勝つ”っていう気持ちが、チームとして目に見えて変わったように思います」

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支えてくれた家族への想い

——全国優勝という結果の裏には、家族の支えもあったと思います。

「はい。小学生年代の集大成だったので、チームみんな気合が入っていたし、支えてくれた家族や監督、コーチに恩返しがしたいという想いを持って大会に臨んでいました。その気持ちがあったからこそ優勝という結果につながったと思いますね」

——具体的には、ご両親はどのようなサポートをしてくれていましたか?

「お母さんは、身体を大きくするために栄養のあるごはんをつくってくれたり、量も増やしてくれていました。お父さんは試合の後に、自分のプレーで良かったところとか、悪かったところを教えてくれていましたね」

——優勝したとき、どんな言葉をかけてもらいましたか?

「『おめでとう』と、『これまで頑張ってきたからだよ』って言ってくれました。自分の頑張りをちゃんと見てくれていたんだなと感じて、すごくうれしかったです」

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グローバルカップから1年半、全日本U-12選手権で日本一のチームとなったサガン鳥栖 U-12。網代選手はキャプテンを担い、チームの心臓として攻守に欠かせない存在となった。

次のステージへ。さらなる挑戦

——この春からサガン鳥栖 U-15に昇格します。これからさらに伸ばしていきたい部分や、将来の目標は?

「ドリブルとシュートをもっと磨いて、自分で試合を決められる選手になりたいです。全カテゴリーで優勝したいと思っていますし、口だけじゃなくて、ちゃんと行動で示していきたいと思っています。そして将来的には、海外で活躍できる選手になりたいですね」

——最後に、これからグローバルカップや全国大会を目指す子どもたちにメッセージをお願いします。

「小学生年代は、環境やチャンスに恵まれない場面も多いと思います。それでも、諦めなければ絶対にチャンスは来ると思うし、花開くと思っています。夢を諦めず、どんどんチャレンジしてほしいです」

全国優勝を経て、次のステージに進んだ網代選手。「試合を決められる選手になりたい」と、さらなる成長への意気込みを語ってくれた。

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