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第5回『GK(ゴールキーパー)にとって最も大切なコミュニケーション』

第5回『GK(ゴールキーパー)にとって最も大切なコミュニケーションとは?』

皆様こんにちは! 元なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)でゴールキーパーコーチの秋山智美です。

花粉症の方は体調大丈夫でしょうか? 花粉が多いところはどこかご存知ですか?
3位は埼玉県
2位は静岡県
1位は山梨県だそうです!!
先日、この3つの県にお仕事で行ってきましたが、確かにきつかったです(笑)。あと数カ月耐えましょう!

さてさて、今回のテーマは『コミュニケーション』です! 人は人で磨かれると言うように、どこの場面でも大切になってくるコミュニケーション。それは私がGKとして最も意識してきたポイントでもあります。

GK(ゴールキーパー)においてのコミュニケーションのポイントとは!?

アイコンタクト

コミュニケーションは和訳すると会話。つまり会って話すということなので、2人以上で成り立つということです! 目と目の合図は意外と使っている方も多いのではないでしょうか!? 試合中や練習中など、多くの場面で必要な要素の一つです!

ボディランゲージ(ジェスチャー)

体全身を使って伝えることです! ファンサポーターの皆様がいるグラウンドや、風が強い時の試合ではなかなか声が届きません。そういった状況でのコミュニケーションで仲間に伝わりやすいのが、体全身を使ってのボディランゲージです!

ボイスコマンドとも言われています! これは必要不可欠ですね! 声について更なるポイントがあります! 大きさ・タイミング・質、連続で言うのではなく大きく1回で! インパクトある言葉をコンパクトにし、タイミングよく伝えると1回でも十分に伝わります。連呼している間に局面は変わっているので、1回で伝えられるようにしましょう!

傾聴力

コミュニケーション力を上げる際に必要な“伝える”ことのポイントをお伝えしましたが、もう1つ大事になってくるのが、“傾聴力”です。私は現役時代、伝えることを意識し過ぎていました。1番大事なのは聴くこと! と教えてもらえてから会話力が上がっているように思います! 傾聴力を知ってから、仲間の声を聴くことを意識し、そのあと自分の意見を伝えるようにしてから、伝える力も身につけることができたと思います。

指導者として意識していること

指導者になってからは聴くだけでなく、褒めてから尋ねる。そこを意識してから子どもたちからの発信が増えました!! なかなか口を開かなかった子が練習中に声を出すことができたり、GKスクールが雨でできない時のzoomミーティングでも1番質問をしてくれるようになりました!

 

“褒めてから尋ねる”、これが会話のキャッチボールができるようになる近道かもしれないですね!そのためにも相手の良いところを観ること! がポイントです。良いところ探しゲームが私の趣味です!

次回は『コミュニケーションを効果的にとるには!?』ということについてお伝えさせていただきます!

WRITER PROFILE

秋山智美
秋山智美

2001年に本庄第一高等学校から田崎ペルーレFC(現TASAKIペルーレFC)でプレー。U-19日本代表として第一回アジア大会優勝を経験し世界大会にも出場。2006年には、なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)にも招集。同年に現役を引退し、2008年から尚美学園大学女子サッカー部のGKコーチ、2021年以降は東久留米総合高等学校女子サッカー部、十文字学園女子大学サッカー部のGKコーチとしても活動中。