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サカママ的 「最大の応援」について考える

秋分の日を過ぎると日に日に過ごしやすい気候になりました。秋といえばスポーツの季節。
サッカーもこれからがシーズンですね。

さて、スポーツといえばいまラグビーW杯2019が日本で開催され熱戦が繰り広げられています。

サッカーW杯もですが、
世界最高峰の試合からは、自国の応援を楽しむ以外にも、贔屓の選手の一流のプレーに感動するなど楽しみがいっぱいですよね。
そして、いつもスポーツはそれ以外にも多くの素晴らしいことを教えてくれます。

先日、ラグビーW杯のニュースで、日本ファンが、試合会場の外で他国の国歌を練習する姿が報じられ、世界各国のメディアからは「外国からの選手やサポーターへの最大のおもてなしだ」と注目されています。

日本を応援するということは
自分の応援する国とともに戦ってくれる相手国があるからこそ。

そしてその相手国への選手、
そしてその選手たちを応援する人への敬意も含めて
お互いに称え合い、感謝し合えること、

目の前のことや他者に感謝しリスペクトすることの精神が垣間見れたようで
スポーツの原点でもあり、そういった精神は私自身も大切にしていきたいことだと感じました。

私たちサカママは、普段からスポーツをする子どもたちを応援しています。
その上で、子どもたちのどんな時も応援するという想いは持っているものの

果たして日常の中で、いつも敬意を持って応援できているのか自ら振り返る機会となりました。

子どもが目標に思うようにチャレンジできなくなっている時、
子どもが試合中、ふがいないプレーをしてしまった時
勝ち負けの喜びや悔しさから、また何かを学ぶこともあるはずなのに、勝ちにこだわるあまり、そこから学ぶことより結果重視になってしまう時。

その応援の中に本当に「敬意」はあっただろうか。
どんな態度をとり、どんな言葉をかけていただろうか。
子どもが「どんな自分でも応援されている」と感じてくれる応援だっただろうか?
それは自分よがりな応援ではなかっただろうか。

日本サッカー協会では、
リスペクトの本質を、常に全力を尽くしてプレーすること、そしてそれはフェアプレーの原点であるととらえています。

仲間、対戦相手、審判、指導者、用具、施設、保護者、大会関係者、サポーター、競技規則、サッカーというゲームの精神、それらサッカーを取り巻くあらゆるいろいろな関係の中でとらえていくものとして
「大切に思うこと」とされています。

http://www.jfa.jp/respect/declaration/

親である私たちの応援は
目の前の大切な相手(子ども)をリスペクトする。
敬意を払う そこから始まるのかもしれません。

友達とサッカーが出来ること。
できなかったことができた時の喜び。
それを一緒に喜んでくれる人がいること。
目標にしてたことが達成できた時。

大切な人(子どもたち)が
心から嬉しいこと、
大切にしてることは何でしょう?

大切にしてる人が大切にしてることを大切に考える。
そのことが最大の敬意であり最大の応援なのかもしれません。

WRITER PROFILE

桐原 圭子

1972年1月25日生まれ、大阪府出身。 エステサロン経営、シングルマザー。息子2人(21歳・19歳)を見守り応援しながらサカママLIFEを満喫中。 現在はサロン経営の他、マザーズコーチング、トラストコーチングの個人向け開講や、企業向けに人材育成研修、1on1セッションなど研修講師としても活動中。