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親子で一緒に学べる!プチトレ「インフロントキック後編」

日本代表として活躍した福西崇史がサッカーの基本をわかりやすく解説。大人になっても大切な基礎だから、しっかり覚えておきたい。親子でも、友だち同士でも、一緒にできる「プチトレ」。

Lesson4 地面の上にボールを置いてインフロントキック

立ち足を考えながら蹴る

前編では、インフロントキックの正しい蹴り方を身につけるために、基本的な足の運び方やイメージの持ち方、ボールを蹴る位置や足を当てる場所などを紹介しました。
後編は、そのトレーニングで覚えたことを意識しながらトライしよう。

Lesson4 は、地面の上にボールを置いてインフロントキックで蹴ってみます。マーカーの上にボールを置いてインフロントキックを行った時と同じよう に(前編、Lesson 3で紹介)、インパクトするボールの位置と足の場所を把握し、さらに立ち足も考えながら蹴り上げるのがポイント。

ただし、ボールに足を当てることばかりを意識しすぎてしまうと、ボールが高く飛ばなくなってしまいます。そうならないためには、手でボールを放るイメージで足をしっかり運び、身体全体を使うことが重要です。うまくできない場合は、Lesson 3に戻り、もう一度マーカーを置いて練習してから、再び行なってみよう。

Lesson5 障害物をプラスして、マーカーを置いて蹴る

これまでよりもボールを擦り上げるイメージを強めよう!

次からのレッスンは、インフロントキックの応用編です。
両親や友達と向かい合い、5m以上の距離をとり、ボールを蹴る場所から1mほど離した位置にコーンなどの障害物を用意します。

Lesson 4でうまくできても、 いきなり地面にボールを置いてインサイドキックを行うと障害物を越せない場合も多いので、まずはマーカーを使って蹴ってみよう。
障害物があると、どうしてもボールを浮かすことだけに意識が集中してしまいがちですが、ボールのやや下の位置を、甲の親指の付け根あたりでミートするなど、正しい位置で蹴ることを忘れないようにすること。 また、障害物を越すときに重要になるのが、ボールを蹴る際のイメージ。壁を越すような、ボールを擦り上げるイメージを強く持ちながら蹴れば、これまでよりも、 よりボールが浮くはずです。

インフロントキックの精度を高める練習でもあるので、今までステップアップしてきた内容を思い出しながら、諦めずにトライしよう。

Lesson6 障害物を置き、マーカーなしでインフロントキック。よりボールを浮かせるイメージを強く持とう

Lesson5 が確実にできるようになったら、障害物として使用したコーンは置いたままで、マーカ ーをはずし、ボールを地面に置いてインフロントキックで蹴ってみます。

この練習ではマーカーがない分、 ボールを浮かせるイメージを今まで以上に強く意識して蹴ることが大切です。ただ、それだけに気を取られてしまうと、遠くまで距離が飛ばないので、軸となる立ち足はしっかりと地面に踏み入れて、足を振り上げ、身体を使って蹴ってみよう。
うまくできなくなったときは、再びマーカーを使って、ボールの位置や足の場所を確認したり、ボールを浮かすイメージをしっかり 持って練習を繰り返そう。

また、うまくできた時も、そうでなかった時も、その状況を常に思い出しながら練習することで、イメージ通りに蹴ることができるようになっていきます。慣れてきたら、相手との間隔や、ボールと障害物の距離を広げて、インフロントキックを自分のものにしていこう。

親子で一緒に学べる!プチトレ「インフロントキック前編」