はじめてのちょっぴり挫折を息子はどう乗り越えるのか? 〜 W杯が息子に教えてくれたこと 〜
サカママ視点

はじめてのちょっぴり挫折を息子はどう乗り越えるのか? 〜 W杯が息子に教えてくれたこと 〜

こんにちは。サカママライターのHIROです。8大会連続の挑戦となった今回のワールドカップ、日本代表は熱い戦いを見せてくれましたね。息子がサッカーを始めていなければ、私はきっとサッカーにここまで夢中になることはなかったと、常々思っておりまして…「息子よ、私に新しい世界を教えてくれてありがとう」と感謝しながら観戦しています(笑)。もう結果が気になって気になって仕方ないというくらい、しっかりW杯の虜です。

さて、肝心の息子といえば、じつは絶賛“挫折中”です。今回は、息子のちょっぴり挫折とW杯がタイミングよく重なりましたので、息子の心境の経過観察をW杯特別版として記事にさせていただきたいと思います!

負けず嫌いの自分を隠したい…

以前の記事でも、何度か息子の究極の負けず嫌いを紹介してきましたが、小学3年生になった息子は心も成長しており、自分の負けず嫌いに恥ずかしさを抱くようになったようです。

というのも、息子はこれまで悔しいと大号泣しており…それは試合でも練習試合でも練習でも関係なく、とにかく“悔しい”という感情を、サッカーを始めた年長さんの頃から大爆発させていました。親はじめ、周りの大人が引くほどでした(汗)。しかし、学年が上がるにつれて、チームメイトから冷やかしを受けることがあったようで、それがとても傷ついたそうです。

そこで、息子は「負けず嫌いの自分を隠す」という作戦に出ました。そうすれば、一生懸命やっていないのだから悔しい思いをすることもない、という息子なりの考えでした。しかしそれは、練習を本気でやらないということにつながってしまいました。

「サボっているように見える」その一言で気づいたこと

そんな作戦が息子の中で実行されているとは知らず、私は普段通り練習の送迎をし、痛めている太もものケアをしていました。しかし、あるときコーチに呼ばれ…「最近〇〇(息子の名前)は、練習の手を抜いているように見える。それは太ももが痛いからなのか、本当に手を抜いているのか判断できない」と言われました。「言葉を選ばないとすると、サボっているように見える」と。

衝撃。まさか、息子がそんな状態で練習をしているとは。太ももはもう回復しているはず。私には何も言ってこなかった息子に、何が起きているのかと。息子に、コーチからの言葉を伝えると、大粒の涙を流しながら「自信がなくなってきちゃった…」と言いました。もうこの時点で私も共鳴してしまって泣きそうでしたが、足が痛いのか(また痛くなるのかと不安なのか)それとも練習がいやなのか、などいろいろ紐解いてみました。

すると、自分の負けず嫌いを隠すためにしてきたこと、でもそれが裏目に出てコーチの自分への評価が低くなったと気づいたこと、その一方で、これから自分がどうなっていきたいのか、などを話してくれました。「強いチームのゴールキーパーをやっていきたい」。それが今の息子が抱くシンプルな目標でした。

鈴木彩艶選手が教えてくれた“挑戦する勇気”

ちょっぴり挫折を経験した息子ですが、ちょうどよく…本当にタイミングよくW杯が開催されたおかげもあり、大好きな鈴木彩艶選手のプレーに釘付けです。ゴール前の混戦にも躊躇なく飛び込んでいく姿には、命をかけているといっても過言ではないのでは!? と素人ながらに私は思ってしまいます。そこまでしても、ゴールを守りたい…国防したいということなのですね。

息子は自分の中でいろいろな葛藤がありながらも、自分なりに作戦を考えて実行して、そしてそれが違うと気づいて…とても良い成長過程だと私は思っています。鈴木選手の動画をさらに見まくっており、息子はプレーの内容はもちろんですが、ちがった角度の内容のほうが心に響いているようです。

鈴木選手が幼少期からどんな経験をしてきて、どんなチームでプレーしてきたのか。そのときにどういう気持ちで苦難を乗り越えてきたのか。息子は鈴木選手の人間力についても感銘を受けており、小学3年生なりに自分のサッカー人生の礎にしているようです。鈴木選手という目標のおかげで、息子の中でちょっぴり挫折を突破するための光が見えているのかもしれません。

ワールドカップは、子どもたちの心も育ててくれる

世界最高峰のプレーだけではなく、選手たちが歩んできた努力や生き方も、子どもたちに勇気を与えてくれる。そんなことをあらためて感じたW杯でした。息子がこの小さな挫折を乗り越えた先で、どんなゴールキーパーへ成長していくのか。これからも親として、一番近くで見守っていきたいと思います!

我が家はテレビがないので、PCデスクトップとタブレットを駆使して観戦しています。大画面ではありませんが、息子は特等席で満足気です。
#我が家のW杯 #成長のヒント