試合の動画で自己分析を始めて見えてきたこととは？

2024-05-02

みなさん、こんにちは！サカママ歴5年のeriです。4月は県リーグや大きな大会が始まり、毎週試合をする機会に恵まれています。今年は、なるべく家族全員で応援しに行くという目標を立てていて、それに加えて全試合をビデオ撮影する！と決めているため、私も慌ただしいサカママライフを送っています。

ところで、みなさんの中には試合を撮影している方も多いと思いますが、撮った動画を見て振り返ったりしていますか？ 第5回目のコラムでは、試合の動画を見て自己分析するようになって良かったことについてお話ししていきたいと思います。

試合の動画はただの思い出？

小学1年生のときからサッカーをしている息子ですが、少年団に所属しているときは役員の方がビデオ撮影をしてみんなに共有してくれていました。クラブチームに移籍してからは個々での撮影ですが、ほとんどの保護者がビデオ撮影をしています。

ここでみなさんに質問です！その撮影した動画、見ていますか？
もちろん、お子さんと見て試合を振り返ったりしている方もいると思います。恥ずかしながら我が家では、長年撮影してきたのにも関わらずほとんど見ていませんでした！

正確に言うと、子どもと一緒に見ることはほとんどありませんでした。主に見るのは夫と私で「今日のここ良かったよね～、このシュートすごかった！」「ここはもう少しこうしたほうが良い！」など、本人抜きで振り返りをしていました(笑)。

自分のイメージと実際の動きにギャップ

ある試合で、ポジショニングの準備が遅くすぐに次の動きができていなかったため、ボールを奪われてしまうという場面が多く見受けられました。強いチームが相手の場合だとDFへのプレッシャーが速く、トラップした後の動きを決めていないとすぐにボールを奪われてしまいます。息子はセンターバックなので、ボールを取られてしまうと失点に直結してしまうことから、準備がとても大事になってきます。

試合の後「今日はどうだった？」と聞くと「全力でやったよ！」と予想外の反応が返ってきました。「えー！そうなの？」と心の中で驚きつつ、試合を見て思ったことを伝えても「絶対にそんなことない！」とかたくなに言い張るので「じゃあ、動画で確認してごらん？」と言ったのが、試合を振り返るようになったきっかけです。

実際の動画を見ながらだと言いたいことも伝わりやすいし、言葉だけよりも本人の理解度が全然違うと思います。そこからは、勝った試合も負けた試合も動画を見て「良かったところ」と「改善するところ」を見つける、自己分析に使うようになりました。

動画で振り返るようになって良かったこと

動画を見て試合を振り返ることの良かった点をお伝えしていきます。

①イメージとのギャップに気付ける

「自分ではスピード感を持って動いているつもりだったけど、実際に見てみたらそうでもなかった」など、動画で振り返ると、イメージしていたプレーと実際のプレーにギャップを見つけることができます。自分のプレーを客観的に見られるので、何かしらの気付きがありますよ！

②プレーの確認

動画だとあらためてそのときのシチュエーションを思い出しながら確認できます。「このときはどうしてこの動きをしたの？」など意図を聞きながら振り返れるので、良かったプレーや改善するプレーを見つけやすくなります。

③自信がつく

良いプレーができた試合は、褒めながら見るようにしています。動画を見ながらだと「今の○○が良かったよ！」と具体的に言えるので、伝わりやすいと思います。それに、良かったプレーを褒められたら単純に嬉しいですよね。子どもの自信につながるはず！と思いながら、多少過剰に褒めています(笑)。

負けた試合こそ大事！

何事もそうですが、うまくいかなかったときこそ「なぜ、うまくいかないのか？」を考えることが大切ですよね。負けた試合を見るのは子どもにとっては嫌かもしれないけど、そんな試合にこそ次に活かせるヒントが隠れている気がします。

実際に動画で振り返るようになってから、毎回気付きを得ている息子です。そこから得た反省点や改善点を試合や練習に活かす意識ができるようになっています。初めは面倒くさそうでしたが、今では「自分がイメージしていたプレーと実際のプレーはどうだったかな？」と答え合わせをするように、楽しみながら自分のプレーを振り返ることができています。

試合動画をうまく活用できていないという方は参考にしていただけたら嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。