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「大切なコミュニケーションツール!サッカーノートのすすめ」イギリスサッカー便り

みなさんこんにちは!

ここイギリスでは、まだまだ寒い日が続きますが、色とりどりの花が咲くとても美しい季節となりました。いまだロックダウン中のイングランドですが、ロックダウンの段階的な緩和政策パート2として先週からようやく!お店が再開。クリスマス前からずーっと閉まっていたお店が、約4ヶ月半ぶりにオープンしました。これでようやく息子たちのスパイクを買いに行けます!!サッカーの活動も先月末にようやく始まり、我が家にも待ちに待ったサッカー三昧の日々が戻ってきました。

さて、今月は息子たちが小学校低学年の頃から始めた「サッカーノート」についてお話しさせていただこうと思います。

サッカーノート、どんなことを書いてる?

 

我が家でサッカーノートを書き始めたのは、長男が小学2年生の時。お恥ずかしながら私はサッカーノートという存在すら知らなかったのですが、長男がクラブチームに入団したときに、担当コーチから「サッカーノートを書いてみよう」と言われたのが始まりです。

とはいえ、最初は一体何を書いていいのかも分からず、「今日はサッカーでした。楽しかったです」くらしか書けなかった息子…。コーチが「どんなことでもいいんだよ、サッカーのことじゃなくてもいいんだよ」と言ってくれ、肩の力が抜けたのか? 好きなキャラクターの絵を描いたりなんて日もありました。こんな風に、サッカーノートはコーチとのコミュニケーションをとるツール、いわば交換日記のようなかたちでスタートしました。

慣れてくると自分の目標を書いてみたり、その日の練習内容を書いたり、試合でゴール決めた日は「今日は○ゴール決めました!嬉しかったです!」と書いてあったり。逆にメンバーに選ばれなくて悔しい気持ちを書くことや、コーチにアドバイスを求めたりなんてこともあったようです。そんな息子の言葉にコーチはお忙しい中コメントを書いて返してくださっていました。

学年が上がるにつれてサッカー理解も深まっていくので、サッカーノートに書く内容も具体的になったりと成長が見られました。練習で気づいたこと試合に向けての目標試合で良かったプレーや悪かったプレーなど、内容も様々です。

また、コーチから教わった戦術的な内容や、ポジショニングのことなどを記録として書いていることもありました。怪我などで見学している時はサッカーノートを持参し、ベンチでメモをとったりもしていたようです。

サッカーノート、続けないとダメ?

サッカーノートを書いているという子は多いと思いますが、中にはなかなか続かなくて困っている…という子もいるかもしれません。でも、それはそれでいいと思います。私は書きたくなったら書いたらいい、そう思っていました。毎日書かないといけない…と思うとそれがプレッシャーになって、逆に続かないということにもなると思います。

サッカーノートは、何を書かないといけないといったことが決まっているものでもありません。サッカーキッズがサッカーの活動でインプットしてきたことを、自分の言葉でアウトプットするツール。だから、書く内容も全て本人に任せていましたし、子どもが感じたことをそのまま素直に書けばいいと思っていました。息子たちはサッカーノートを自分のサッカー記録も兼ねたコーチとのコミュニケーションツールとして使っていましたので、自然とノートに思いのまま書いていたように思います。

サッカーノートの種類、何がベスト?

 

ところで、みなさんはどんなサッカーノートを使っていますか? 最近は子ども達ができるだけ書きやすいように考えられた専用のサッカーノートもありますよね。息子たちもサッカー専用ノートを使ったこともあったのですが、色々細かく記入欄が分かれていたりすることで、逆に使いづらく感じたこともあったようで、結果的に罫線だけのノートを使うことで落ち着きました。あくまで我が家の場合は、ですが、普通のノートの方が自由に思ったことを書きたいように書けたようで、使いやすく感じたようです。

お子さんのサッカーノートが続かなくて困っている…という方は、お子さんのタイプに合わせて使うノートを変えてみる、なんていう手もありかもしれませんね。

書き始めてから7年…サッカーノートは今!

イギリスに移住してからは、コーチとサッカーノートのかわりにWhatsApp(LINEのようなツール)で日々やりとりしています。特にロックダウン中のサッカー休止期間は、毎日コミュニケーションをとっていました。

その日にやったトレーニングを毎日動画で送り、コーチからはフィードバックを。そして息子におすすめのトレーニングYouTubeリンクを送ってくださったりしていたようです。どんなやりとりをしていたのかは私も詳しく知りませんが、約3ヶ月半の休止期間も、しっかりコーチとはコミュニケーションが取れていたようです。

それじゃあもうサッカーノートは書いていないの…? というと、そんなことはなく。息子が感じたことなどを書き留めたり、トレーニングを考えたりする日記のような「何でもノート」に変わりましたが、今でもサッカーノートは続いています。本人が書きたいことを気がついたら書いているようです。

 
こちらが現在のサッカーノート

過去のサッカーノートは全部大切にとってあります。まだ字を書くのも怪しかった時代のものからありますが、サッカーが上手くなりたい、サッカーが楽しい、それはどのノートを見返しても感じることです。

継続は力なり…! 今後も増えていくであろうサッカーノートコレクション、時折見せてもらうのが楽しみです。

WRITER PROFILE

クリストファーズ佳世
クリストファーズ佳世

イギリス在住、3兄弟(16歳、14歳、11歳)を育てる現役サカママ。 神戸市在住時は、地元の強豪クラブチームで6年間サカママ生活を満喫。2019年3月にイギリス移住後は、サッカーの本場・イングランドでシーズン1年目の新米サカママとして生活をスタート。 日本とイギリスのサッカー事情の違いなどを、サカママならではの目線で伝えていきます。