メインコンテンツに移動
 

サカママ実録!モチベーションUP or DOWNのひと言

基礎体力をつけるためには、日々の積み重ねが大事。そのためにも、キッズをやる気にさせるママの声かけが重要です。そこで、サカママから集めたモチベーションアップの言葉とやる気を損ねてしまったひと言を紹介。キッズのやる気はママの一言できまりますよ~。

モチベーションUP!

思いっきり楽しんでおいで!

多くのサカママがモチベーションアップにつながったと話すのが「プレーを楽しんでおいで!」という声かけ。
勝ち負けや失敗を気にするあまり、のびのびプレーができないキッズに、「サッカーを楽しんでおいで」「仲間とサッカーを楽しくやっていこう!」のようなシンプルな声かけをしてあげることで、プレッシャーを感じることなくいきいきとプレーでき、良い結果にもつながるようです。
声かけの際はママの笑顔も忘れずに!

 

とにかく声を出していこう

“スポーツはとにかく精神力”と考えている、とあるサカママ。
ボールを蹴る数を数えるとき、相手にパスするときなど、常におなかから声を出すように伝えたら、前向きにいきいきと自信を持って練習できるようになったそう。

練習中でも試合でも、とにかく声を出すようママたちが声をかけてあげることで、最初は声を出すことに戸惑っていても徐々に自分から声を出すことができるようになり、積極的なプレーにつながるのです。

 

自分らしく!

他人と比べて上手くできないことを悔しがるキッズは多いはず。でも、他人を気にせず自分らしいプレーをしてほしいもの。

そこで「あなたはロナウドになれないかもしれないけど、ロナウドもあなたにはなれないんだよ。だから、自分らしく自分のいいところを伸ばしていけばいいよ」と声かけしたあるサカママ。
するとキッズは「昨日の自分より今日の自分が1ミリでも成長できるように頑張る」と前向きにプレーするようになったそう。

今日の目標は?

目標を定めることはモチベーションアップに効果的。「何かひとつ今日がんばる目標を決めよう」と約束すれば、目標を達成したときに喜びを感じるはずです。

目標を毎回キッズに尋ねているサカママのエピソード。その日の目標は“2試合で5点取る”と決めていたにも関わらず、1試合目は運悪くもキーパーに選ばれてしまい……。
けれど2試合目ではFWとして出場できたので、モチベーションを下げずにゴールを目指して頑張ったのだとか。その頑張りに拍手!

まだまだあるモチベーションUP!

  • 苦手な右足でのシュートが決まったとき、「今日のシュート、イメージ通りに決まったね!」と言ったら、それ以降、苦手な右足を意識して使うようになった。
  • 「この負けを生かせば次の勝ちにつながるね」と言ったら、落ち込まずに練習できるようになった。
  • 「普段の練習を信じて」と言ったら、普段通りやれば大丈夫なんだと緊張がほぐれた。
  • 「チャレンジしないのはチャレンジしてミスするよりももっと大きなミスだよ」と言ったら、ミスを恐れずにプレーできるようになった。
  • 「今日のドリブル良かったね」とか、その時々の良かった所を言ったら、やる気がアップした。
  • 「一生懸命練習しているところは誰かが見ているよ」と声をかけたら、試合に出してもらえなくても落ち込まないようになった。
  • 早く寝て調子の良かった試合の日に、「ちゃんと早く寝ると絶好調だね!今日はかっこよかったよ」と言ったら、自分から試合前は早めに寝るようになった。

モチベーションDOWN

○○ちゃんは出来るのに…

他人と比較されることは大人でも嫌なもの。特に親からそんな声かけをされるとキッズは傷ついてしまいます。

「○○ちゃんは出来るのに……」と声をかけてしまったら「○○ちゃんと比べないで」と怒った、「○○くんの方が上手に動いてた」とつい正直に感想を漏らしてしまったら、「僕だってちゃんと考えて動いた!」とふてくされてしまったなど、キッズを怒らせてしまったというサカママが続々。他の子との比較はしないであげて!

 

また、頑張ろう!

「次を頑張ろう」や「また、頑張ろう!」といった声かけは、ついしてしまいがち。でも頑張っているキッズからすると、“僕は頑張っているのに”と感じて、モチベーションがダウンしてしまいます。

「シュート出来たのに何でもっと頑張れなかったの?」と言ったら逆切れされたり、「頑張ってね」と言ったら緊張してしまい、いつものプレーができなかったと話すサカママも。励ましのつもりで言った言葉が逆効果になることもあるので要注意。

なんで負けたんだろう!

試合に負けたとき、負けた原因を追及するのはNG。負けた原因は、実際に試合をしていた本人が1番わかっていることです。
そんな声かけでキッズのモチベーションを下げてしまったサカママもいるようで、「なんで?どうしたの?」と帰り道に色々聞いていたら何も話さなくなってしまったり、「なんで負けたんだろうね?」と声かけしたら「負けた負けたと何度も言わないで」と言われたそう。
ときには静かに見守ってあげることも大切です。

 

○○したほうがよかったんじゃない?

キッズのサッカーに対して熱心になるからこそ、アドバイスしたくなるのが母ゴコロ。しかし、その一言に子どもたちが反発することも。

身体の入れ方が悪いと指摘すると「うるさい!ママがしてみたら」と言われてしまい、それからは何を言っても聞き入れてくれなくなってしまった、「○○したほうがよかったんじゃない?」と言ったら「お母さんはできないくせに文句ばっかり」と怒らせてしまったなど、苦い経験を持つサカママも多いようです。

まだまだあるモチベーションDOWN!

  • 試合に負けてあっけらかんとしていたので、「負けて悔しくないの!」と言ったら、「悔しいに決まってる!」と泣き出した。
  • 一緒に練習に参加していて私が勝ってしまっときに、「やったあ!私に挑もうなんて百万年早いよ」と言ったら、泣き出してしまった。
  • 「1点取りたかったね」と言ったら、「僕だって取りたいよ!」と怒られた。
  • 体育でバレーボールをやったら上手かったと先生に聞いたので、「サッカーだけじゃなくて他のスポーツもやってみたら?」と言うと「サッカーは向いてないってこと?」としょんぼりしてしまった。
  • 「負けてもいいんだよ」と言ったら、試合で一生懸命やらなかった。
  • 「泣いたって仕方ない!」と言ったら、もっと泣いた。

イラスト/アキワシンヤ
文/渡辺歌織