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ママができるケア:家庭において

ママができるケアはなにか?私は3つ、あると思っています。それは、環境、食事、心、この3つのケアです。

そのうちの「食事のケア」と「こころのケア」は、サカママさんには専門家がたくさんおられますので、そちらは専門家の皆様に委ねたいと思います。私は「環境のケア」についてお話ししたいと思います。

さて、環境のケア、とは何でしょうか?ママさんたちが関わる環境ケアの場所は、2つあると思います。家庭と、スポーツ現場、です。この2つの場所で環境整備をする、というのがママたちができる環境のケア、です。

やることはいたって当たり前のこと、ですが、規則正しい生活(早寝、早起き、朝ご飯)を送り、気づきのヒントを与え、そして必要であれば早期に正しい病院へ引率し、心身ともにリラックスできる家庭環境を築くことです。

きちんと睡眠を取ったり、クールダウンのストレッチをしたり、補強トレーニングをしたり…これは、本人たちが気づいて自ら行うべきもの。ですが、痛みや違和感を感じたとき、「正しい」病院に行く、ということは子どもが自分の力ではどうしてもできないところ、ですね。スポーツ障害や外傷に詳しい病院はどこにあるのか調べ、そこに引率し、復帰までのプランをきちんと立ててもらう、というケアは、サカママさん、是非お願いします。正しいスポーツドクターの選び方、については記事にもしましたので、そちらを参考にしていただければと思います。

心身ともにリラックスできる環境づくりはとても大切です。試合から帰ってきた子どもに対しサカママさん達はどんな声掛けをしますか? 「今日どうだった?勝った?負けた?試合出た?点決めた?誰が決めた?ポジションは?コーチになんか言われた?ポジションはどこだった?」
など、質問攻めにしていないでしょうか?

試合でへとへとになった子も、あまり出られなかった子も、とりあえず一旦落ち着きたい、と思うのは大人と一緒のはず、です。グランドで経験したことは、一旦グランドで消化させてあげてください。家庭に持ち込むのは、子供が望んだ時、だけ。一緒に喜び、一緒に悔しがって欲しいときは子どもから話し始めるはずです。「育児は育自」。親も子どもと共に学びながらより良い環境づくりをしていきましょう。

ママができるケア
ママたちができるケア:スポーツ現場において