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子どもの成長、いくつ気づける?

サッカーママの皆さん、激動の夏休みお疲れ様でした。

いつも以上にサッカーに打ち込んだお子さんの毎日、充実したものになりましたでしょうか?
僕自身にとっても小中高と夏休みはサッカーに明け暮れ、大きく成長できた思い出深い時期です。

夏休みが始まる前と終わった後でお子さんにどのような変化が見られたでしょうか?
サッカーの技術だけでなく、出来なかったことが出来るようになったこと、お母さんの目から見て、何個あげられますか?
毎日一緒に生活しているとなかなか気づくことができない我が子の成長、変化。お子さんが学校に行き始めたこのタイミングでお時間のあるときに一度じっくり思い起こし、書き出してみてはいかがでしょうか?

普段はなかなか我が子の良い部分に目が向けられず、悪いところ、足りないところばかりが目についてしまう方もいらっしゃると思います。
できないことに目を向け、それをできるように導いてあげることも大事なことですが、今できていることを認め、その気持ちを伝えてあげることも非常に大切なことです。子どもの自信は、人に認められることによって生まれていきます。中でも一番近い存在である母親が自分のことをしっかりと見て、自分が頑張っていることを認めてくれることは何よりも心強く、安心でき、次への挑戦へ向かうエネルギーとなるものです。

子どものやる気を引き出したうえで、苦手な部分にも挑戦させる声かけができれば、子どもはそこに対してもエネルギーを注げるようになります。
苦 手な部分を指摘するだけでは、子どもは動きません。これは子どもだけではなく僕ら大人でも同じですよね。

子どもの表情、目の輝きをよく見ながら、子どもたちが前向きに挑戦できるような声かけを心がけてください。

そのための第一歩がまず、「良いところに目を向ける」ことだと思います。
夏休みというサッカー少年にとっての濃密な季節を駆けぬけたお子さんの成長に、あなたはいくつ気づくことができますか?
全力でやりきったお子さんを認め、あなたの言葉で伝えてあげてください。そして言葉だけでなく、ぜひ抱きしめてあげてください。

そして全力で支えたご自身を褒めてあげてください。

そしてまた新しい明日をともに創り上げていってください。

WRITER PROFILE

野田恭平
1981年、神奈川県生まれ。サッカー親子講師。東京V、琉球、岐阜などでゴールキーパーとして活躍。現在は、全国のサッカー少年と保護者を対象に親子向けの親子イベントを開催し、「スポーツを通した人間育成」と「子どもの可能性を最大限に引き出す親のサポートの在り方」をテーマに講演活動を展開。また、JFAこころのプロジェクトのメンバーとして、「夢を持つことの大切さ」と「夢に向かって努力することの大切さ」を子どもたちに伝える活動を行なっている。サッカー少年を育てるママの悩みに真剣に向き合い、絶大な信頼を得ている。