トレーニング

2016年01月19日

チームが苦しい時こそ力を発揮できる選手になる!

お正月に行われる高校サッカー選手権。例年にも増して注目度も高く、その期待に応えるようにたくさんの好ゲームがありました。そして、劇的な展開の試合も多かったですね。
チームの危機を救う同点劇や逆転劇、終了間際の決勝ゴールなど、改めてサッカーの面白さ、素晴らしさを教えてくれました。
最後まで勝負を諦めない姿勢や、それを結果に結びつける精神力と重要な局面で発揮できる確かな技術。どういった選手たちが劇的なドラマを生み出すのでしょうか?

僕自身が長年サッカー選手としてプレーしてきた中で、重要だと感じる要素の一つが「狙っている選手」です。
自分の特長を把握したうえで、得意な形やゴールの匂いがする局面を、常に狙っています。
これは攻撃の選手だけに限ったことではありません。ディフェンスの選手のインターセプトやロングボールに対する競り合いの前のポジショニングもそうでしょう。ゴールキーパーで言えば、ディフェンスラインの裏のスペースのカバーやクロスボールやセンタリングに対するポジショニングと準備も「狙い」でしょう。ノイアー選手のプレーなどがわかりやすく、まさに「狙っている選手」ですね。

先日、日本代表のある選手と話をする機会がありましたが、今まで対峙したフォワードの選手の中で誰が一番嫌だったかを尋ねたところ、間髪入れずに、スアレス選手の名前があがりました。
その理由は「90分間、つねにゴールを狙っている。すべてのプレーがゴールを決めるために行なわれている。」からです。
試合の中で、チームにおいての自分の役割は何か。それを自分が十分理解したうえで、すべてのプレーを90分間貫く。何度失敗しようが、諦めず、しつこく、90分間自分のやるべきことをやり続ける。僕はゴールキーパーとしてプレーをしていましたが、諦めず、ゴールに向かい続けてくる相手フォワードの選手は本当に脅威でした。
こういう選手が最後に結果を出すのだと僕は思います。

そして、もう一つ。流れを変える力を持った選手。チームの調子が悪い時、試合の流れが悪い時に、流れを変えられる選手は本当に貴重で頼もしい存在です。
これについては経験上、日常生活の性格とかなり共通すると思います。あくまでもこれは経験に基づく話ですが、普段の生活のなかでもみんなが暗い空気の時に笑いをとってみせたり、少し全体の気が緩んでいる時に叱咤激励することができたり、周りに流されず自分をしっかりと持ち、行動に移せる選手こそが試合の流れを変えることができる選手ではないかと思います。

そういう選手になっていくためには、ピッチの上でも、普段の生活でも、常に自分の考えをしっかりと持ち、自分が正しいと思う意見を、恐れることなく主張することが大事だと思います。
奇跡的なゴールの裏側にこそ強い気持ちと日々の準備があるのだと僕は思います。
皆さんのお子さんにもぜひそんなゴールを決めてほしいです。

野田恭平

PROFILE● 1981年、神奈川県生まれ。サッカー親子講師。東京V、琉球、岐阜などでゴールキーパーとして活躍。現在は、全国のサッカー少年と保護者を対象に親子向けの親子イベントを開催し、「スポーツを通した人間育成」と「子どもの可能性を最大限に引き出す親のサポートの在り方」をテーマに講演活動を展開。また、JFAこころのプロジェクトのメンバーとして、「夢を持つことの大切さ」と「夢に向かって努力することの大切さ」を子どもたちに伝える活動を行なっている。サッカー少年を育てるママの悩みに真剣に向き合い、絶大な信頼を得ている。

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