トレーニング

2015年10月20日

「考える習慣」を身につけ、「考える力」を

子どもの可能性は、無限大。
子どもの可能性を最大限に引き出す環境を作ることが大人の役目。いつも心がけていることです。

子どものやる気を引き出すには、子どもが何に対して一番興味を持っているかを把握しなければなりません。
子ども自身がどんな選手になりたいのか、どんなプレーができるようになりたいのか。そこをしっかりと理解したうえで、そのために必要な練習、今できることを考え、実行させてみましょう。

トップアスリートの最も優れている部分は、自分と向き合う力、自分が今やるべきことを見つけ出す力だと思います。
自分の特長を知り、課題を見つけることで、選手としての自分の成長につなげます。

「考える力」をつけることで、一つの試合からも多くの学びや成長につなげることができます。できたことは自信になり、次へのステップにつながり、できなかったことは、何故できなかったのかを考え、どうすればできるようになるのかを考え、自分が思う課題克服の練習に挑戦します。そして、その練習法についてもまた反省し、より効果的な練習ができるようになっていきます。

つまり、伸びる選手は「考える習慣」によって「考える力」を身につけた選手だと思います。
「考える力」のある選手は、一つ一つのプレーにこだわりを持ち、突き詰めることができます。

たとえば、一つのトラップ、一つのパス。基礎練習や試合前のウォーミングアップでも、上のレベルにいけばいくほど、一つ一つのボールタッチを大切にしています。Jリーグや日本代表の試合を観に行かれる際にはぜひ、ウォーミングアップ中の選手の取り組む姿勢や集中力なども観てほしいと思います。

考える力をつけることで、今まで気にしていなかった小さなミスやその原因に気づくこともでき、どうすれば良くなるかを考えられる選手に育ちます。「Why?」を感じても、そのまま時間の経過とともに消えてしまう選手が多いですが、伸びる選手はその「Why?」を「How?」につなげます

どうすればできるようになるのか、課題が克服できるようになるのか、成長できるのか。
「どうするかを考えない人に、どうなるかは見えない」という言葉がありますが、まさに選手としての成長においてもその言葉通りで、伸びる選手は「考える力」のある選手だと思います。

子どもには、自分のプレーを振り返り、できたこと、できなかったことについて考えさせる習慣をつけましょう。まずはそれだけでもかまいません。そして次に、もっと良くなるためにはどうすればよいか、自分が今できること、やるべきことについて考える習慣をつけましょう。
自分で考え、成長する。サッカーを通して自立した人間に育ってほしいと願います。

野田恭平

PROFILE●

1981年、神奈川県生まれ。サッカー親子講師。東京V、琉球、岐阜などでゴールキーパーとして活躍。現在は、全国のサッカー少年と保護者を対象に親子向けの親子イベントを開催し、「スポーツを通した人間育成」と「子どもの可能性を最大限に引き出す親のサポートの在り方」をテーマに講演活動を展開。また、JFAこころのプロジェクトのスペシャルスタッフとして、「夢を持つことの大切さ」と「夢に向かって努力することの大切さ」を子どもたちに伝える活動を行なっている。サッカー少年を育てるママの悩みに真剣に向き合い、絶大な信頼を得ている。

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