トレーニング

2015年02月10日

集中できない子には…

サッカーでも勉強でもなかなか集中することができずに、練習が続かない。すぐに嫌になってしまうという悩みを良く耳にします。
そもそも集中している状態とはどのような状態なのでしょうか。それがわかれば声掛けも変わってくるはずです

集中しようという声掛け方法は効果が低い

集中しようとすると、周りの物を見ないようにしたり、気になる声も聞かないようにしたり、周りの物を遮断して自分の世界に入ろうとする人もいます。
しかし集中するとは周りの物を遮断し、気にしないようにすることではありません。

お子様がテレビに夢中になっていて、問いかけても返事をしないときはありませんか?
私の友人はスマホに気を取られると話しかけても気づきません。
実はこの状態が集中している状態です。つまり、「集中=周りを遮断すること」ではなく「集中=やることに意識が向いている」状態だと言えます。テレビに夢中なお子様は、「テレビに集中しよう」なんて意識していないと思います。
ただ、夢中になっている状態こそ集中できている状態なのです。この状態をサッカーや勉強でも作り出すことが必要で、そのための声掛けを行っていけば良いのです。
夢中になるような声かけをしていくことが集中力アップへの近道になります。

うまくいかず落ち込んでいるとき、皆さんはどのような声をかけているでしょうか。
「そんなことでクヨクヨしないで頑張りなさい」、「こんなことで負けていたらダメ」など、願いや、期待を込めて声掛けをすることはあると思います。この言葉がサッカーへのエネルギーとなれば良いですが、自分に自信がない子ほど、更に落ち込んでしまうことはあるのではないでしょうか。
落ち込んでいるのは「できない感」を味わっていることが原因です。思い通りにプレーできずに落ち込んだり、自分よりもうまい人がいて落ち込んだり、周りの人に怒られて落ち込んだりと原因は様々あると思います。
「できない感」を味わっていくと、「自分はダメな選手」と自己否定感が出てきて自分で自分を苦しめることになってしまうのです。

強い気持ちを育てるコミュニケーションとは?

落ち込みやすい子は、自信が積み重なっていない状態なので小さな指摘でも傷つくことがあります。
落ち込んでいる子への声掛けのポイントは、その子の物差しで「できたこと」を共感することで、小さなことでもできたことを褒めることです。

辛かったり、嫌な思いをしたり、楽しかったり、つまらなかったり、サッカーは色んな感情が出てきます。そんな中で「できたこと」をに目を向け共感し、褒めてあげることが大切なのです。
お子様が小さなことでも「できた感」を味わうことで自己肯定感が生まれます。この自己肯定感は自信へとつながり、困難を超える原動力となっていくのです。

清水利生

PROFILE● 元プロフットサル選手。引退後、メンタルトレーナーに転身、株式会社リコレクトに在籍し、アスリートやビジネスマン、子どものメンタルトレーニングを行う。また、丸の内朝大学「心理メソッドクラス」やスポーツチームへの講習の他、リコレクトメンタルスクールでは幅広く講座を担当。
学びカフェでも講師として活躍中!!
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