トレーニング

2017年11月14日

競技力向上に、モチベーション管理を!!

こんにちは。okラインメンタルトレーナーの清水利生です。
私がサポートするジュニアの選手と話をしていて感じるのは、好きでサッカーをしているはずなのに、いつしか嫌々やらされている感覚になってしまうことがあります。
選手たちは「怖さを払拭するように」頑張ろうとする選手と、「活躍したらこんな良いことがある」とメリットを感じながらの選手が共存していると感じます。

高校時代、私もサッカー部の監督が怖く、怒られないようにと頑張ってプレーしていました。
不安を払拭するために良いプレーをしようと必死になっていましたが、前向きな気持ちで競技に向き合えていなかったように感じます。

今回はこのように競技を前向きに捉えられなくなったときに効果的な、モチベーション維持のためにできる声掛け方法をお伝えします。

恐怖を使った動機付けは効果的か?

ジュニア年代のサッカーの試合や練習で、「負けたら罰走!」と、負けた時に嫌なことが起こるという恐怖感を味わったことはある方は多いのではないでしょうか。
このように「失敗は許されない」という精神的に追い詰められながらプレーする方法は、プレッシャーに慣れていくというメリットが考えられます。

しかし、この恐怖感を使ったモチベーション管理は、プレーへのやる気が削がれサッカーをやめてしまう人も少なくありません。
精神的に追い詰められた状況の中に居続けることはメンタル面の疲労が蓄積されていきます。
そうなると、モチベーションの維持が難しくなってしまい、サッカーを辞める原因になることも考えられます。

さらにこの方法はプレーする目的が「安心」を得ることに設定されてしまうことがあります。
「怒られたら嫌だ。罰走を受けたくない。」
「嫌なことが起こらないためには、良いプレーをしよう」
これはやりたいことをやっているというよりも、自分を守るために防衛本能が働き、プレーしている状況。決して自分にメリットがあるからやっているというわけではありません。

このように恐怖を原動力に使うことで、自分に嫌なことが起きないように守ろうとする。これが人を動かす原動力になりがちです。

この方法の落とし穴は、怒ってくれる人、罰走を与えてくれる人がいなければやる気が起きなくなってしまうということです。

怒る人がいなくなれば、常に安心していられる状況ですから、頑張らなくても目的達成です。
そのため、周りを取り巻く指導者が優しくなると、気持ちが燃えて来なくなってしまい、モチベーションが高く保てなくなってしまう選手を何人も見てきました。

メリットを見据えた声掛けでモチベーション管理!

私がモチベーション管理をするために、意識しながらサポートしていることがあります。

それは「欲求をくすぐる」ことです。

選手にとって何が「やりたい」という欲求とつながってくるか?
その視点を持ち、選手と話しながらやる気の餌を探しています!

【???】→「やりたい!」

例えば、先日サポートした選手はご褒美があると頑張れる選手でした。
試合後に【食事に出かける】という条件がプラスされると「やりたい!」という気持ちになる人。
最近サポートした野球選手は、【人気者になれること】は「やりたい!」という人。
小学生の受験生は、【達成感を味わえるもの】は「やりたい!」という生徒でした。

このように、その選手にとってどんなことが欲求とつながってくるかという部分をポイントに選手のモチベーションの維持をサポートしています。

人間は自分に得することがあるから行動を起こすと言われています。
一番のモチベーションを育てる方法は選手の欲求を見つけていく作業なのです。

そうすることで将来的に、自分の幸せと、自分の行動を繋げて考えていくことができるようになります。
怒られないために行動を起こすのではなく、自分が得たいもののために行動を起こす。
これは、自分でモチベーション管理をするための土台となります。

ぜひ、モチベーションが下がっている選手には欲求を一緒に探す作業をしてみてください。糸口が見つかるかもしれません。

清水利生

PROFILE●

元プロフットサル選手。引退後、メンタルトレーナーに転身。現在は株式 会社リコレクトに在籍し、プロアスリートや、ジュニアのメンタルトレーニングを行う。
また、丸の内朝大学「心理メソッドクラス」やリコレクトメンタルスクールでは講師を担当。
<サポートチーム>
フウガドールすみだ(Fリーグ) 2014~現在
TOYOTA自動車ヴェルブリッツ(ラグビートップリーグ) 2015~現在
TOYOTA自動車スケート部ショートトラック 2016~現在

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