トレーニング

2017年09月23日

試合中イライラしやすい選手必見!パフォーマンスを落とさないためにできること

こんにちは。okラインメンタルトレーナーの清水利生です。

これまで何度か感情の扱い方に関してこのコラムでも書かせていただきました。
緊張やプレッシャーという感情はコントロールできるものではありません。
その気持ちを抑え込んだり、なくそうとしたりする事がパフォーマンス低下の原因となります。

先日、あるお母様からこのようなご質問をいただきました。
「家の子はイライラしたときに態度に出てしまったりサッカーのプレイを止めてしまったりします。どうしたらよいでしょうか?」

私にもよくありました。
イライラしてサッカーの試合中イライラして父親に怒られるということが。
試合中イライラしてくると、その先の試合のことなど考えられなくなってしまい、試合を辞めてしまっていました。

イライラしている時も試合は続きますし、外から応援している皆様からすると最後まで勝利を目指し頑張って欲しいという気持ちはあるのではないでしょうか。

今日はそんなイライラした時にできる声かけ方法をお伝えします。

イライラしないことをゴールにしない

サッカーの試合中では、相手や味方、自分のプレーへなど、様々なことでイライラすることがあります。
サッカーではたくさんの人が関わりながら試合が行われるので、当たり前に起こることです。
そんな中で、練習の時のように常にいつもの自分の感覚でプレーすることは難しい。
しかし、イライラしていても練習のようにパフォーマンスを発揮することはできます。
そのためには試合前にイライラしたときの対策を立てておくことをお勧めします。

私はイライラしたときに「平常心で!」、「落ち着いてイライラせずに」とよく声をかけられていました。
自分でも落ち着いてプレイしたいと思いますが、なかなか普段のようにプレイすることができなかったなぁと思います。

イライラを抑えようとするとさらにイライラしてくる。
皆さんもそんな経験ありませんか?

感情の扱い方で、お話ししたようにイライラという感情を平常心にしようと思考で抑えようとしても影響する割合は3%から10%。
この行為は脳の中でストレスの原因となりパフォーマンスの低下につながります。
そのためイライラを良くないことと認識するような声かけはおすすめできません。

まずはイライラした時は、心の中で10回「イライラしている」と呟いてもらいます。
心の声でつぶやくことでイライラしている感情を受け入れやすくなり無理矢理平常心にしようとしなくなります。この状態はストレスを軽減することになりパフォーマンスを発揮しやすくなるのです。

感情ではなく行動へ意識を向ける

感情をつぶやきイライラしているんだということを受け入れた後は、行動に意識を向けてください。
イライラ時にパフォーマンスを低下させないためには、自分自身の行動を明確にしておく事が必要です。

点を取る、試合に勝つなどと言う結果ではなく、目の前の自分自身の行動にフォーカスします。

例)フォワードの場合

点をとって試合に勝つ(結果)

シュートを打つ

ボールを受ける動きをたくさんする(自分がとるべき行動)

このように目標に向け自分が今どうするべきかとを噛み砕いて明確にして見てください。
人は自分の行動はコントロールできます。この行動が明確化されているとストレスなく、パフォーマンスを発揮しやすくなるのです。

イライラしたときになかなか冷静に自分のことを分析できる人は少ないと思いますので、この対策を試合前にしておくことをお勧めします。

お母様と選手の2人の中での約束事として、作戦を立てておき、イライラしたときにこの作戦を発動させようと対策しておきます。

こうすることで、イライラしたことがサインとなりどう行動するか?という部分にフォーカスしやすくなります。

この積み重ねでイライラしていても自分のパフォーマンスは発揮できるんだという自信が付いてきます。
そうすると選手はイライラしたことに対して動じないメンタリティになってくるのです。
この時にはメンタル的にさらにステップアップした状態になっているということが言えます。
イライラした時の作戦をうまく活用し、メンタル面のステップアップをして見てください。

清水利生

PROFILE●

元プロフットサル選手。引退後、メンタルトレーナーに転身。現在は株式 会社リコレクトに在籍し、プロアスリートや、ジュニアのメンタルトレーニングを行う。
また、丸の内朝大学「心理メソッドクラス」やリコレクトメンタルスクールでは講師を担当。
<サポートチーム>
フウガドールすみだ(Fリーグ) 2014~現在
TOYOTA自動車ヴェルブリッツ(ラグビートップリーグ) 2015~現在
TOYOTA自動車スケート部ショートトラック 2016~現在

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