トレーニング

2016年08月09日

自分たちよりも弱い相手に合わせてしまう時の対処法

こんにちは。OKラインメンタルトレーナーの清水です。
皆さんのお子さまは、どんな相手に対しても自分の実力を発揮することができますか?

私がサポートしている小学生のサッカー選手は、「強い相手が得意」で「格下の相手は苦手」だと話してくれました。
私も選手時代、強い相手のほうが実力を発揮しやすかった経験があります。
母親からはよく、「なぜ格下相手なのに相手に力を合わせてしまうの?」と言われたのを思い出します。
外から見ていると強くない相手のほうが自由に力を発揮できるように見えたのでしょう。
しかし実際は実力を示すことがすごく難しかったように思います。

今日は自分たちよりも弱い相手に実力を発揮できない原因と、解決方法を書いていきます。

プレッシャーのかかり具合がパフォーマンスに影響を

サポートしている小学校5年生のサッカー選手はこう答えてくれました。
「強い相手は、だめでもともとだから、勝てるように頑張ればいい。」
「弱い相手と試合をするのは苦手なんだよね。」

私は、その選手になんで苦手なのかを聞いてみるとこんな答えが返ってきました。

「当たり前に良いプレーができるでしょってコーチに思われていて、それがプレッシャーだから苦手。」

彼は、強い相手とする試合ほどプレッシャーを感じず、弱い相手ほどプレッシャーが高くなる。当たり前にできることをやるときのほうが緊張するしプレッシャーも感じると教えてくれました。

強い相手と試合をするときよりも、弱い相手と試合をするときのほうがプレッシャー度が高かったのです。

その高いプレッシャーのなかで、「コーチに言われたように」さらには「友達よりも良いプレーをしたい」と考えていると、なかなかうまくいかなくなっていったそうです。
彼は「こんなはずではないのに…」と思い描いている自分のプレーと、現実のギャップを何度も感じ、苦手意識がついてしまっていました。

「ダメだ感」はパフォーマンスの低下につながる

弱い相手が苦手な人が陥りやすいのが自分にかかっているプレッシャーを考えず、高いノルマを自分に課してしまうこと。

プレッシャーが高いときは、できることも限られてきます。
そんな時に、高すぎるノルマを設定することで、「自分はこんなこともできないのか」と自己否定感を感じやすくなります。

この自己否定感こそパフォーマンスの低下の原因。
自分で自分を「ダメだな」と評価しているときは自信を失っていきます。
ミスを恐れたり、積極性が失われ思い切ったプレーもできなくなることがあります。

さらに、良いプレーをしても、ノルマが高いために「弱い相手だからこれくらいはあたりまえ」と、良いプレーを認めることがなくなり、自信にしてよいプレーも自信につながりません。
いつまでも苦手意識をぬぐえなくなってしまうのです。

プレッシャーに強くなる、試合前の準備!

私たちメンタルトレーナーが選手の試合をサポートしているときにまず行うのが、その選手にとってプレッシャーがどれくらいかかっている試合なのかを、事前に確認することです。
外から見ているのと、実際に選手が感じていることは全く違うことがあるので、注意しなければいけません。

まずは、高いプレッシャーに慣れていってもらい、その中でできることを少しずつ増やしていくことがプレッシャーに強くなっていくには必要なことです。


ママがサポートできる、弱い相手に強くなるための対策

ステップ❶プレッシャー度をチェック

プレッシャーがあるかないかではなく、100%中、どれくらいのプレッシャーを感じているかを聞いてみましょう。


ステップ❷プレッシャーに慣れていく

プレッシャーは、なくそうと思ってもなくすことはできません。
なくそうとするのではなく、少しずつ慣れていくことをお勧めします。
プレッシャーに慣れていくには、プレッシャーをしっかりと認識し、プレッシャーを感じ続ける時間が必要です。
試合前であれば、プレッシャーを避けようとするのではなく、受け入れていくことが早くなれるポイントです。


ステップ❸確実にできるプレーから設定して調子を作る!

プレッシャーの中でも、できることを少しずつ増やしていくことをお勧めします。
常に理想のプレーではなく、プレッシャーがあってもできるプレーからクリアしていき、調子を上げていくことでできることも広がってきます。
前半、後半の目標を分けて決めておくことも効果的でしょう!


ステップ❹他人の期待やプレーは話半分で聞いてみよう

苦手なことを行う時に注意しなければいけないのが、「これくらいはできないと」という周囲の声に影響され、自分のノルマが高くなってしまうこと。
そうなると自己否定感を感じやすくなるほか、コーチなどの評価が気になり、プレーに集中できなくなってしまいます。
弱い相手と試合をすることに自信がつくまでは、他人が期待する声は話半分で聞いておくことがおすすめです。


ステップ❺反省をして次につなげよう

試合が終わったら、プレッシャーの中でできたことを確認しておきましょう。
弱い相手とでも、前回よりもできることが増えている実感があると自信になります。
ノートなどを使って、積み重ねがわかるようにするとより効果的でしょう。


今回は弱い相手に対して自分の力を発揮するための対処法を書いていきました。
弱い相手のほか、プレッシャーのかかる場面の対処法としても効果的なステップです。
少しずつレベルアップして、プレッシャーがあっても力が発揮できるようにサポートしてみてください。

清水利生

PROFILE●

元プロフットサル選手。引退後、メンタルトレーナーに転身、株式会社リコレクトに在籍し、アスリートやビジネスマン、子どものメンタルトレーニングを行う。また、丸の内朝大学「心理メソッドクラス」やスポーツチームへの講習の他、リコレクトメンタルスクールでは幅広く講座を担当。

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