トレーニング

2016年05月10日

PKに強くなるための3つの方法 その2

こんにちは。OKラインメンタルトレーナーの清水です。
前回に続き今回はPKに強くなる方法の2回目です。
「緊張しても自信を持つには?」というテーマで書いていきたいと思います。

緊張の扱い方のポイントを書きましたが、今回は実際にどのように行動を起こし、自信をつけていくかを書いていきます。
自信の作り方については以前も書いたことがありますが、自信を作るために必要なのは「できた」という感情をたくさん味わうことです。
自分に自信のあるものは過去に「よかった!できた!」という自己肯定感を何度も味わっているものだと思います。この自己肯定感こそ自信を作る栄養になります。
PKに自信がない人の多くが陥りやすいのが、プレッシャーを感じ緊張して練習のようにうまく蹴れず、蹴ること自体が嫌になってしまうということ。

PKで自分がける番になり、ボールをセットしに行く途中にコーチチームメイト、周りで見ている人が気になりはじめ、うまく蹴ることができないという話はよく聞きます。
私がサポートする選手は、本番で練習通り蹴ることができずキーパーに止められてしまい蹴ることが嫌になってしまったようです。
彼は自分が思ったように蹴ることができなかったという気持ちを味わい自信を失っていました。

自信を失っているときのPKは何を意識すればよいのか?

このように、本番で思うように蹴ることができない原因の一つに「周囲にどう思われるか?」という評価に意識が向いていることがあります。
例えば就職活動や、受験などの面接で、「どんな質問が来るのか?」「どう見られているか?」ということを気にし始めると、練習のときのようにうまく受け答えができなくなるという経験をしている人は多いです。
そういう時は、周囲からの見え方に意識が向き自分が今何をするべきかに意識が向かなくなることがあり自分の力を発揮しづらい状態になります。
苦手としているPKを蹴るときは同じような状況に陥ることがあるのです。

人間にはコントロールできないものと、コントロールできるものがあります。

本番の試合で自分がコントロールできないもの

  • 相手や味方、審判など自分以外の人の行動
  • 自分以外の人の考えていること
  • コーチや見ている人の評価
  • 結果
  • 感情
  • 試合会場や、天気などの環境

自分がコントロールできるもの

  • 自分の行動
  • 自分の考え方

このように、自分が試合の中でコントロールできるものは意外と少ないのです。
他人の評価に意識が向いているときはなかなか力を発揮することができないのは、コントロールできないものをどうにかしようとがんばってしまうから。感情と同じでコントロールできないものをコントロールしようとするとストレスを抱えたままPKを蹴ることにもなり、行動を起こしづらい状況になってしまします。
さらに今何をするべきかに意識が向かず行動が明確になっていないため、本来の持っている実力が発揮できなくなるのです。

緊張の中で自信を積み重ねる

ではどんなことを意識していけばよいかを書いていきます。
1回目では緊張はコントロールできるものではないので、受け入れていくことが大切だという話をしました。
受け入れたら、次は自分が今やるべきことに目を向けましょう
具体的に言うと「どこに蹴るか決めて、そこに向けて蹴りこむ。」PKを蹴る本人がコントロールできるのはここまでです。
キーパーがどう動くかはキーパーにしかわかりませんし、どう見られているかは見ている人が決めます。
ですので、自分にはどうすることもできない領域というわけです。
PKの待ち時間を使い、自分の蹴る場所を明確にしてもらうことがよいでしょう。
結果はうまくいくかはわかりません。ですので、一気に自信をつけることは難しいでしょう。
自信をつけていくには、自分のできる行動を起こして結果を出していき「よし、できた!」という自己肯定感を味わっていくしかありません。

自信を積み重ねるポイントは、狙いや蹴り方など、自分の行動に意識を向けること。そうすることでストレスはなくなり力は発揮しやすくなります。
自信を失っているときはPKを蹴りたくなくなることもあるかもしれませんが、意識することを明確にしてチャレンジを続け「できた」という自己肯定感を味わい自信は作っていってほしいと思います。

次回は、自信を失っている選手がPKを蹴るためにできる事前準備について書いていきます。

清水利生

PROFILE●

元プロフットサル選手。引退後、メンタルトレーナーに転身、株式会社リコレクトに在籍し、アスリートやビジネスマン、子どものメンタルトレーニングを行う。また、丸の内朝大学「心理メソッドクラス」やスポーツチームへの講習の他、リコレクトメンタルスクールでは幅広く講座を担当。

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