コラム

2016年03月03日

腰や股関節のスポーツ障害について学んでみよう①

今月は、腰から股関節にかけてのスポーツ障害についていくつかご紹介します。骨格の形成がまだ成長段階の子供達、特に体を支える土台となる腰や股関節を痛めると、完治までちょっと時間がかかり、また腕や足首といった四肢の部分ではないので、運動制限もかなりでます。ですが、これまでお話ししてきたように、明日や今週末の試合までに何とか!と周りの大人が焦らないことが大切です。しかし、「放っておけばそのうち痛みもなくなるでしょ?」というものでは『ない』場合もありますから、まずはきちんと診察を受けさせるようにしましょう。

【腰椎分離症・すべり症】

症状:腰のスポーツ障害の約25%を占めるともいわれています。そのうち、90%近くが第5腰椎に発生し、腰痛はあるものの(腰を反らすと痛みが出たり、運動後に軽く痛むもの、歩行が困難になるものまで様々)、持続的ではありません。レントゲンを見ると、腰椎の一部が分離しているのが確認でき、症状が進むと、腰椎が前へずれて、「すべり症」という診断がつきます。

原因:繰り返しの腰を捻る動作(キック、シュートなど)による、疲労骨折です。特に、成長期の子どもは、”下半身を使って腰を捻る”という動作が上手くできず、上半身だけの力で捻るため、ある特定の部位にストレスをかけてしまうことも原因のようです。

治療:早期発見、早期治療(コルセット装着)で完治が可能です。「腰が痛い」と子どもが訴えたら、まずは整形外科を受診させましょう。そして、下半身の柔軟性を高めるストレッチを行ったり、下半身の正しい使い方、捻り方、力に入れ方を習得させることは予防につながります。

【骨盤裂離骨折】

症状:骨盤に付着している筋肉がはがれてしまう骨折です。スポーツ活動中に、突然「バチッ」という痛みが股関節周辺に走って歩けなくなったり、突発的な痛みはなくても股関節に圧痛(押すと痛い)があったり、股関節を伸ばすと痛い、などの症状があります。

原因:成長期の子どもは筋肉の付着部が弱く、急な筋肉の動きによってその部分が剥がれてしまうことが原因のようです。

治療:股関節に痛みがあれば、まずは医療機関へ。 その後安静にし、痛みと付着部の経過をみながら、慎重に復帰プランをたてていく必要があります。

スポーツペアレンツジャパン代表 村田一恵

PROFILE● アメリカノースカロライナ州の大学にて、スポーツ医学を学び、アスレティックトレーナーの経験を積む。 卒業、帰国後、トレーナーとして働き、結婚、出産を機に現場から離れる。

自身の子どもの少年団サッカークラブ入団を機に、子どもたちの安全なスポーツ環境構築についての情報や、スポーツをする子どもとの関わり方、コーチとの関係づくりなどの情報を提供すべく、スポーツを行う子供をもつ親=スポーツペアレンツ)向けの情報提供団体として、スポーツペアレンツジャパンを設立。3男児、サッカーボーイズの母。

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