コラム

2014年11月19日

指導者の言霊。「池上正 京都サンガ ホームタウンアカデミーダイレクター」

取材・構成/原田大輔(SCエディトリアル)

「サッカーは楽しい」指導する上で最も伝えたいこと

私が指導する上で、最も伝えたいことは、「サッカーは楽しい」という一言に尽きます。
先日、少年サッカーの指導者に向けた講習会で、私はウォーミングアップもさせずに「試合をしますよ」と言いました。おもしろいことに全員が「えっ!?」と驚きました。でも、しばらくすると指導者たちは、まるで子どものように楽しんでいる。そこで皆さんに「サッカーはこんなに楽しいものなんですよ。でもなぜ、皆さんは練習から入るのですか?
まずは走ったり、体操させたりしていませんか?」と語りかけました。子どもはサッカーをしたいのだから、最初から試合をすればいいのです。60分間の練習なら、最初に20分間試合をして、そこで出た問題を20分で解決し、最後の20分でまた試合をすればいい。サッカーは楽しくなければダメなんです。
子どもたちが楽しむ、子どもたちを楽しませるという考えの指導者は、おそらくゼロに近いでしょう。強くさせようという人が99%くらいだと思います。子どもはうまくなりたいと思っていないかもしれないのに、指導者が余計なお世話をしている可能性もありますよね。サッカーを楽しむことこそが大事で、それを伝えるには、指導者が自らサッカーは楽しいものだと、実際にやってみせることが大切です。こんな例があります。千葉県で中学生を指導している方がいるのですが、最初は恐い指導者だったので子どもたちは萎縮していました。でも、その方自身が楽しませることを意識してからは、一切、怒らなくなりました。はじめは選手たちも疑心暗鬼でしたが、やりたいことを言える雰囲気に変わっていくと、その学校は県大会に出られるようになったのです。厳しい指導を受けてきた選手に話を聞くと、彼らは練習から逃げることばかりを考えている。指導が厳しいと、練習が辛いではなく、指導者が恐いと思うようになる。でも、それではあらゆる面でマイナスです。私が指導した子どもたちの中に練習が嫌いだと言った子どもは一人もいません。

池上正

PROFILE● 1956年10月31日、大阪府出身。ジェフ千葉のアカデミー育成コーチを務め、延べ40万人の子どもたちを指導。2011年にNPO法人I.K.O.市原アカデミーを設立し、代表を務める傍ら、講演、講習を行い、2012年に就任した京都サンガホームタウンアカデミーダイレクターとして活躍する。

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