コラム

2016年01月14日

捻挫から復帰までの流れ

捻挫で大事なのは、復帰までのリハビリとトレーニングです。腫れも痛みもだいぶ減ったからすぐに練習に復帰。すると、また捻挫。。。 という場合が多く見られます。

基本的に、腱や靭帯は筋肉と違ってそれ自体を強化させることはできませんが、その周りにある筋肉を強化すると腱や靭帯にも刺激が加わり、安定性が増します。
それを正しい動きのリハビリや適切なトレーニングを行うことにより、正しい状態で靭帯が固定され、捻挫もくせになりにくい、という効果が期待できます。

では、病院で捻挫と診断されたらいつ復帰できるでしょうか?
まずは、医師にだいたいの復帰目安時期を聞いておきましょう。そして、次回の診察までにお家やグランドで行えることをなるべく細かく聞いておきます。捻挫の部位が上半身であれば、下半身は動かせますし、下半身を捻挫したのであれば上半身のトレーニングはそれほど問題なく行えます。ケガをしてから復帰するまでになるべく体力を落とさないよう、できることはしておくようにします。

病院であまり情報をもらえなかった・・・ということもあるかと思います。そういう場合は自分でちょっと調べてみる、というのも1つの方法です。今では様々な情報をインターネットで得ることができますので、例えば足首捻挫に対してのトレーニング方法などを検索すると、色々なメニューが出てきますし、動画で動きを見ることができるものもあります。
大切なのは段階的にレベルを上げていく、ということです。まずは痛みや腫れをコントロールしながら、動かせる範囲を徐々に広げていきます。ここではストレッチなどがメインとなります。動かせる範囲が広がってきたら、少しずつトレーニングを開始し、左右同じくらい体重がかけられるようになり、痛みもほぼ感じなくなったら軽いジョギングなどを始めます。痛みが引いたから、といっていきなり回数を増やしたり強度を上げたりしないように注意します。

完全に復帰する前には医師の許可を得てからが確実ですが、ケガをした部位がケガをしていない部位と同じくらい回復していれば(左右差がなくなる)、復帰してもよいレベルになった、という判断ができます。

たかが捻挫、ではありません キッズ&ジュニア期に捻挫がくせになってしまうと、その後のスポーツ活動に大きな影響が残ります。きちんと治してから復帰させましょう!

スポーツペアレンツジャパン代表 村田一恵

PROFILE● アメリカノースカロライナ州の大学にて、スポーツ医学を学び、アスレティックトレーナーの経験を積む。 卒業、帰国後、トレーナーとして働き、結婚、出産を機に現場から離れる。

自身の子どもの少年団サッカークラブ入団を機に、子どもたちの安全なスポーツ環境構築についての情報や、スポーツをする子どもとの関わり方、コーチとの関係づくりなどの情報を提供すべく、スポーツを行う子供をもつ親=スポーツペアレンツ)向けの情報提供団体として、スポーツペアレンツジャパンを設立。3男児、サッカーボーイズの母。

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