コラム

2015年09月03日

スポーツ外傷とスポーツ障害

スポーツにおける怪我は、大きく分けて2つに分類されます。

まずはスポーツ外傷
これは、防ごうと思っても完全には防ぎきれないスポーツ活動で起こるケガのことです。例えば、骨折、捻挫、打撲、脱臼など。突発的な大きな外力が加わることが原因で、起きるときには起きてしまう、防ごうと思っても完全には防ぎきれないケガ、なのです。スポーツ外傷における現場での基本的な対応は、RICEです。サカママさん達はもうご存知ですね!

そしてもう1つがスポーツ障害
これは、主に使いすぎ(オーバーユース)が原因で、実は早期発見、早期対応で悪化を防ぐことができ、普段のケアで予防が可能と言われています。サッカーで多発するスポーツ障害で有名なのは、膝の下が痛くなったり出っ張ったりする、オスグッド病、踵が痛くなったりひびが入ったりする、シーバー病(踵骨骨端症)、そして腰痛、股関節痛などでしょうか。
ちょっとサッカーから離れると、野球肘や野球肩もオーバーユースが原因のスポーツ障害。ランナーに多いのは、すねの疲労骨折、など。

繰り返しますが、これらの主な原因は“使いすぎ”、です。他にも不適切なフォームや体の歪み(マルアライメント、と呼ぶこともあります)も原因になります。

サッカーを始めたころ、よりは、だいぶ経験もついてきて、本格的に取り組み始めたころ、に起こることが多いように感じます。
サッカーを始めた以上、上手くなりたい!と思うことは自然ですが、活動量が多すぎたり、フォームが乱れたまま、もしくは変な癖がついたままプレーを続けることで、特定の場所に負担がかかり、痛みを生じることがあります。

また、プレーがあまりうまくない子、よりは、器用でサッカーも上手く、高学年の試合にもピックで出場機会が与えられ、そして自分の学年でもチームを引っ張っていく存在の子は、ほかの子に比べて動く量が必然的に増えますから、同じ個所への負担も大きくなるので注意が必要です。

次回は「捻った、ぶつけた、わけではないのに子供が体を痛がったら?」についてお話します。

スポーツペアレンツジャパン代表 村田一恵

PROFILE● アメリカノースカロライナ州の大学にて、スポーツ医学を学び、アスレティックトレーナーの経験を積む。 卒業、帰国後、トレーナーとして働き、結婚、出産を機に現場から離れる。

自身の子どもの少年団サッカークラブ入団を機に、子どもたちの安全なスポーツ環境構築についての情報や、スポーツをする子どもとの関わり方、コーチとの関係づくりなどの情報を提供すべく、スポーツを行う子供をもつ親=スポーツペアレンツ)向けの情報提供団体として、スポーツペアレンツジャパンを設立。3男児、サッカーボーイズの母。

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