コラム

2015年06月18日

熱中症の対応方法

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まずは意識の確認です。

重篤な熱射病以外は、通常、意識ははっきりし、自覚症状を訴えると思います。
「頭が痛い、気持ちが悪い、足が痛い・・・」など。

ただし、意識が混濁しているような場合や、反応が鈍いときは緊急時です。救急車を呼び、体温を下げる対応をすぐに始めます。

理想を言えば、氷水に全身を浸してしまう方法ですが、なかなか現実には難しいでしょう。
であれば、水にぬらしたタオルや氷を使い、うちわや扇子であおぎ、体温を下げます。タオルはぬるくなる前にどんどん冷たいものと交換しましょう。
そのためにも、練習や試合時には、タオルを浸すバケツや、氷は常備しておかなければいけません。

とにかく、Cool First!!(=冷却第一)です!

意識がある場合は、涼しいところへ移動させ、水分をとらせます。

できれば冷房の効いた室内への移動が理想的ですが、河川敷や学校の校庭で活動している場合は、まず難しいでしょう。ですので、日陰を見つけてそこに移動させましょう。周りに全く日陰のない場所の場合を考え、夏の試合時には可能であればタープ(テント)を持参しましょう。ママの日傘を何本が使ってもいいでしょう。

そして水分補給です。冷たいスポーツドリンクや経口補水液が良いでしょう。

次に脱衣をさせて体温を下げます。靴、靴下、帽子、ユニフォームなどを脱がせ、なるべく薄着にさせます。特に、キーパーの子は他の子よりも注意が必要です。汗を蒸発させる部分を多く隠しているので体温がこもりやすくなります、夏の暑い時期はビブスで対応する、帽子をかぶせる、休憩時間には一度脱がせる、などの工夫をしましょう。そして、濡れたタオルやうちわを使い、体温を下げ、その後は1人にはさせず急な変化にも注意します。その後の運動参加は、無理せず控えさせましょう。
気合と根性では、熱中症は治らないのです。ジュニア世代では無理は絶対しないようにしましょう。

スポーツペアレンツジャパン代表 村田一恵

PROFILE● アメリカノースカロライナ州の大学にて、スポーツ医学を学び、アスレティックトレーナーの経験を積む。 卒業、帰国後、トレーナーとして働き、結婚、出産を機に現場から離れる。

自身の子どもの少年団サッカークラブ入団を機に、子どもたちの安全なスポーツ環境構築についての情報や、スポーツをする子どもとの関わり方、コーチとの関係づくりなどの情報を提供すべく、スポーツを行う子供をもつ親=スポーツペアレンツ)向けの情報提供団体として、スポーツペアレンツジャパンを設立。3男児、サッカーボーイズの母。

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